快速「エアポート」史上初の50号台を新規設定!!快速「エアポート50号」
快速列車 - 2020年11月30日 (月)
今年3月のダイヤ改正では、札幌~新千歳空港間の快速「エアポート」の大増発が実施されました。
主にデータイム毎時4本運転から5本運転になったわけですが、それだけではなく、札幌駅発や新千歳空港駅発で運行時間帯の拡大も合わせて実施されました。


その中で今回紹介するのは、快速「エアポート50号」。新千歳空港行きの始発列車です。
従来、札幌駅から一番最初に出る快速「エアポート60号」は、6時16分でした。現在はそれよりも26分早く、新千歳空港へ向かう始発列車(普通列車)よりも12分早い列車が新たに設定されました。
札幌駅を午前5時台に出発するので、快速「エアポート」史上初となる50号台の列車がダイヤ改正から誕生しています。
従来の1番列車、快速「エアポート60号」だと、確かに、新千歳空港から各方面へ出発する始発便には間に合います。但し、混雑した際は移動時間に余裕がなく、たとえ閑散期でも新千歳空港駅に到着したら、早歩きで航空各社のカウンターへ向かい、搭乗手続き及び、荷物検査を実施しなければなりません。
快速「エアポート50号」が新たに設けられたことで、たとえ繁忙期であっても空港ターミナルでは、余裕をもって行動することができるようになるでしょう。
また、快速「エアポート50号」には、後続列車への乗継の役割もあります。
それは1枚目の写真のとおり、後続に特急「北斗2号」が控えています。今年3月ダイヤ改正まで、4年にわたって千歳方面の1番列車でした。
1番列車が特急だったのです。札幌圏では、停車駅は新札幌駅、南千歳駅、苫小牧駅のため、利用チャンスが極端に絞られていました。
特に南千歳駅では、主要駅でありながら、あくまで各方面との乗継のために特急列車も停車している駅ですから、周辺に民家はありません。千歳市内の駅ですが、利用する場合は市内中心部からのバスで南千歳駅へ移動するしかなく、新千歳空港からの始発列車も特急「北斗2号」が南千歳駅を発車した後に到着となるので、新千歳空港からの利用も厳しい状況でした。
管理者は特急「北斗23号」同様、南千歳駅を通過とし、千歳駅に停車させた方が利便性が向上することは、過去にブログ記事で掲載しましたね。同列車同様、南千歳駅の機能が果たされない時間帯に設定されていました。
そこで、快速「エアポート50号」を先行させることで、北広島駅、恵庭駅、千歳駅から南千歳駅で特急「北斗2号」に乗り継ぐことが可能になり、利用チャンスが増えるとともに、ようやく南千歳駅停車が「意味のあるもの」になりました。新千歳空港駅からについては、引き続き利用できません。
これにより、新函館北斗駅や函館駅には従来よりも1時間早く到着できるようになり、新幹線も1本早い「はやぶさ18号」に乗車することができ、奥津軽いまべつ駅には3時間早く、七戸十和田駅は2時間早く、新青森駅以降も概ね1時間早く到着できるようになりました。
たとえ、新幹線利用が多いとは思えませんが、少なくとも函館駅までの途中の各駅で1時間到着時刻が早ければ、それは利便性向上を果たしているでしょう。
4年を経過してようやく改善されました。
5時台の列車なので利用が少ないのでは?と思うかもしれませんが、実際にコロナ禍でも平日・休日問わず利用が確認されています。
早朝と深夜に増発され、運行時間帯が拡大したことでさらに利便性が向上している快速「エアポート」ですが、残念ながら、コロナ禍では、あまりその利点が生かされていないというのが現状です。

最後に、快速「エアポート」の号数の仕組みを再度掲載しておきます。日本全国の旅客列車の中で、一番よく考えられた号数表示だと思います。この号数表示を生み出した人間は天才だと思いますよ。
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主にデータイム毎時4本運転から5本運転になったわけですが、それだけではなく、札幌駅発や新千歳空港駅発で運行時間帯の拡大も合わせて実施されました。


その中で今回紹介するのは、快速「エアポート50号」。新千歳空港行きの始発列車です。
従来、札幌駅から一番最初に出る快速「エアポート60号」は、6時16分でした。現在はそれよりも26分早く、新千歳空港へ向かう始発列車(普通列車)よりも12分早い列車が新たに設定されました。
札幌駅を午前5時台に出発するので、快速「エアポート」史上初となる50号台の列車がダイヤ改正から誕生しています。
従来の1番列車、快速「エアポート60号」だと、確かに、新千歳空港から各方面へ出発する始発便には間に合います。但し、混雑した際は移動時間に余裕がなく、たとえ閑散期でも新千歳空港駅に到着したら、早歩きで航空各社のカウンターへ向かい、搭乗手続き及び、荷物検査を実施しなければなりません。
快速「エアポート50号」が新たに設けられたことで、たとえ繁忙期であっても空港ターミナルでは、余裕をもって行動することができるようになるでしょう。
また、快速「エアポート50号」には、後続列車への乗継の役割もあります。
それは1枚目の写真のとおり、後続に特急「北斗2号」が控えています。今年3月ダイヤ改正まで、4年にわたって千歳方面の1番列車でした。
1番列車が特急だったのです。札幌圏では、停車駅は新札幌駅、南千歳駅、苫小牧駅のため、利用チャンスが極端に絞られていました。
特に南千歳駅では、主要駅でありながら、あくまで各方面との乗継のために特急列車も停車している駅ですから、周辺に民家はありません。千歳市内の駅ですが、利用する場合は市内中心部からのバスで南千歳駅へ移動するしかなく、新千歳空港からの始発列車も特急「北斗2号」が南千歳駅を発車した後に到着となるので、新千歳空港からの利用も厳しい状況でした。
管理者は特急「北斗23号」同様、南千歳駅を通過とし、千歳駅に停車させた方が利便性が向上することは、過去にブログ記事で掲載しましたね。同列車同様、南千歳駅の機能が果たされない時間帯に設定されていました。
そこで、快速「エアポート50号」を先行させることで、北広島駅、恵庭駅、千歳駅から南千歳駅で特急「北斗2号」に乗り継ぐことが可能になり、利用チャンスが増えるとともに、ようやく南千歳駅停車が「意味のあるもの」になりました。新千歳空港駅からについては、引き続き利用できません。
これにより、新函館北斗駅や函館駅には従来よりも1時間早く到着できるようになり、新幹線も1本早い「はやぶさ18号」に乗車することができ、奥津軽いまべつ駅には3時間早く、七戸十和田駅は2時間早く、新青森駅以降も概ね1時間早く到着できるようになりました。
たとえ、新幹線利用が多いとは思えませんが、少なくとも函館駅までの途中の各駅で1時間到着時刻が早ければ、それは利便性向上を果たしているでしょう。
4年を経過してようやく改善されました。
5時台の列車なので利用が少ないのでは?と思うかもしれませんが、実際にコロナ禍でも平日・休日問わず利用が確認されています。
早朝と深夜に増発され、運行時間帯が拡大したことでさらに利便性が向上している快速「エアポート」ですが、残念ながら、コロナ禍では、あまりその利点が生かされていないというのが現状です。

最後に、快速「エアポート」の号数の仕組みを再度掲載しておきます。日本全国の旅客列車の中で、一番よく考えられた号数表示だと思います。この号数表示を生み出した人間は天才だと思いますよ。
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