「キハ40‐1747」(キハ400 宗谷線急行気動車風)
気動車 - 2020年12月02日 (水)
本日2回目の更新です。
道内の主要駅で今もなお発売されている「北の40記念入場券」。

いわゆる、以前発売されていた「わがまちご当地入場券」の後継のようなきっぷです。過去にキャンペーンを実施しており、そのキャンペーン第1弾の「北の復刻 40(ヨンマル)リクエスト」の期限が3月31日で終了しました。

そのキャンペーン内容は、キハ40形気動車1両の外装を塗り替えて運行するというものです。過去に全てのデザインがキハ40形気動車で採用されていたわけではありませんが、北海道で活躍した気動車の外装ふうにアレンジしたデザインが6種類用意されました。

その中から選ばれたのが『キハ400 宗谷線急行気動車風』です。
釧路運輸車両所(釧クシ)で塗装変更が実施され、既に営業運転に入っています。管理者もなかなか確認することができませんでしたが、キハ261系5000番台はまなす編成運行に合わせて一部列車で使用されるということで、道北まで足を運んでみました。



タイフォンカバー撤去等、細かい点までは再現されていませんが、ベースとなるキハ400形気動車は、元々キハ40形気動車からの改造車であり、単に塗装変更しただけですが、違和感はほとんどありません。
11月14日と15日は特定の列車で使用されました。
所属先となる旭川運転所(旭アサ)に日帰りする運用が組まれ、まずは以前紹介した早朝に旭川から稚内へ向かう普通列車の後ろ側に連結して名寄駅まで。名寄駅で切り離されます。
名寄の車庫で一旦休憩し、特急「サロベツ4号」の後に走る普通列車へ一旦旭川へ戻ります。
そして、次は石北本線の運用に入り、そのまま折り返して上川へ。
そして、上川から旭川方面へ向かう最終の普通列車にも充当し、さらに再び折り返して上川方面への最終の普通列車に充当して終わりです。
但し、上川駅では夜間滞泊を行わないため、車両は旭川運転所(旭アサ)まで回送してきます。
旭川地区のローカル気動車の運用は無知のため、こうして知ると面白いです。今回の『キハ400 宗谷線急行気動車風』塗装車の運用は、夕方以降メインで使用されるようですね。


旭川駅で停車中の様子も撮影してきました。
ちなみに、北海道では道東や道北で使用するキハ40形気動車について、タイフォンカバーが撤去され、スッキリした状態になっています。これは、旭川運転所(旭アサ)所属車については理由が2つあり、1つ目が旭川運転所(旭アサ)の出入りに伴い、電子ホーンの設置によってタイフォンが不要になったことです。
おそらく近隣住民への配慮が主な目的だと思われますが、旭川運転所(旭アサ)に出入りする車両については、電子ホーンが設置されています。キハ261系0番台も現在は旭川運転所(旭アサ)に出入りする運用が組まれ、出入りするようになったのが2017年3月ダイヤ改正からです。そのダイヤ改正よりも前に電子ホーンが装着されるようになりましたね。
そしてもう1つが、タイフォンの開閉部分から雨水や雪などが侵入し、車体が腐食・劣化するのを防止するためです。夏期は雨の中を、冬期は吹雪の中や雪煙を巻き上げながら走行すると、タイフォンカバーから水が侵入し、そこから錆や腐食の原因になります。そのため、タイフォンカバーを撤去し、その部分を溶接することで錆や車体の腐食を抑制することができます。
厳しい環境下で使用されている北海道では、そうした車両を長く使うための延命策も必要なのです。本当に日々大変だと思います。
ということで、今年から新たに登場した『キハ400 宗谷線急行気動車風』の車両を紹介しました。所属先は旭川運転所(旭アサ)です。しかし、同所所属のキハ40形気動車は運用エリアが広く、特定の車両を見つけるには、数日前からネット上で行方を探り、運用を把握していないと非常に困難です。なので、「流氷の恵み号」なども含め、出会えた際は本当にラッキーだと思います。
本格的な冬が到来すると、車体が劣化していくと思われ、綺麗な状態を撮影するには今がチャンスですね。
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道内の主要駅で今もなお発売されている「北の40記念入場券」。

いわゆる、以前発売されていた「わがまちご当地入場券」の後継のようなきっぷです。過去にキャンペーンを実施しており、そのキャンペーン第1弾の「北の復刻 40(ヨンマル)リクエスト」の期限が3月31日で終了しました。

そのキャンペーン内容は、キハ40形気動車1両の外装を塗り替えて運行するというものです。過去に全てのデザインがキハ40形気動車で採用されていたわけではありませんが、北海道で活躍した気動車の外装ふうにアレンジしたデザインが6種類用意されました。

その中から選ばれたのが『キハ400 宗谷線急行気動車風』です。
釧路運輸車両所(釧クシ)で塗装変更が実施され、既に営業運転に入っています。管理者もなかなか確認することができませんでしたが、キハ261系5000番台はまなす編成運行に合わせて一部列車で使用されるということで、道北まで足を運んでみました。



タイフォンカバー撤去等、細かい点までは再現されていませんが、ベースとなるキハ400形気動車は、元々キハ40形気動車からの改造車であり、単に塗装変更しただけですが、違和感はほとんどありません。
11月14日と15日は特定の列車で使用されました。
所属先となる旭川運転所(旭アサ)に日帰りする運用が組まれ、まずは以前紹介した早朝に旭川から稚内へ向かう普通列車の後ろ側に連結して名寄駅まで。名寄駅で切り離されます。
名寄の車庫で一旦休憩し、特急「サロベツ4号」の後に走る普通列車へ一旦旭川へ戻ります。
そして、次は石北本線の運用に入り、そのまま折り返して上川へ。
そして、上川から旭川方面へ向かう最終の普通列車にも充当し、さらに再び折り返して上川方面への最終の普通列車に充当して終わりです。
但し、上川駅では夜間滞泊を行わないため、車両は旭川運転所(旭アサ)まで回送してきます。
旭川地区のローカル気動車の運用は無知のため、こうして知ると面白いです。今回の『キハ400 宗谷線急行気動車風』塗装車の運用は、夕方以降メインで使用されるようですね。


旭川駅で停車中の様子も撮影してきました。
ちなみに、北海道では道東や道北で使用するキハ40形気動車について、タイフォンカバーが撤去され、スッキリした状態になっています。これは、旭川運転所(旭アサ)所属車については理由が2つあり、1つ目が旭川運転所(旭アサ)の出入りに伴い、電子ホーンの設置によってタイフォンが不要になったことです。
おそらく近隣住民への配慮が主な目的だと思われますが、旭川運転所(旭アサ)に出入りする車両については、電子ホーンが設置されています。キハ261系0番台も現在は旭川運転所(旭アサ)に出入りする運用が組まれ、出入りするようになったのが2017年3月ダイヤ改正からです。そのダイヤ改正よりも前に電子ホーンが装着されるようになりましたね。
そしてもう1つが、タイフォンの開閉部分から雨水や雪などが侵入し、車体が腐食・劣化するのを防止するためです。夏期は雨の中を、冬期は吹雪の中や雪煙を巻き上げながら走行すると、タイフォンカバーから水が侵入し、そこから錆や腐食の原因になります。そのため、タイフォンカバーを撤去し、その部分を溶接することで錆や車体の腐食を抑制することができます。
厳しい環境下で使用されている北海道では、そうした車両を長く使うための延命策も必要なのです。本当に日々大変だと思います。
ということで、今年から新たに登場した『キハ400 宗谷線急行気動車風』の車両を紹介しました。所属先は旭川運転所(旭アサ)です。しかし、同所所属のキハ40形気動車は運用エリアが広く、特定の車両を見つけるには、数日前からネット上で行方を探り、運用を把握していないと非常に困難です。なので、「流氷の恵み号」なども含め、出会えた際は本当にラッキーだと思います。
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