キハ261系5000番台はまなす編成、「宗谷」・「サロベツ」で連日活躍中!!
代走・編成変更 - 2020年12月07日 (月)
11月下旬より、キハ261系5000番台はまなす編成が「宗谷」・「サロベツ」で連日活躍しています。


多目的車両として、多客臨、集約臨、定期列車の代走等あらゆる場面で使用できる車両として製造されました。来年にはさらに5両編成×1本が投入され、ラベンダー編成として運行を開始します。
臨時列車としての使用に重点に置きつつ、1年の大半を定期特急列車として使用します。昨今の状況から、定期特急列車は宗谷線特急を指していると思われ、現時点では2月の下旬まで、今月中旬と1月中旬を除くほぼ連日充当されることになります。
この運行体系にたどり着くまで宗谷線特急は苦労の連続でした。
宗谷線特急は、2017年3月ダイヤ改正で運行体系が大きく変わり、旭川~稚内間を最大1往復していた運用が、最大1.5往復へ。さらにそのうち1回は札幌直通の運用が組まれ、時間に追われるダイヤが組まれるようになりました。
背景としては、当時苗穂運転所(札ナホ)に所属していたキハ183系の車体の老朽・劣化が上げられており、従来「サロベツ」で使用していたキハ183系を網走方面へ転用し、老朽・劣化の激しい車両を置き換えました。次に充当車両がなくなった「サロベツ」の穴埋めですが、「スーパー宗谷」で使用していたキハ261系0番台を充当することとなり、本数が少ないため、3往復中2往復を旭川~稚内間の運転としました。
代走時はキハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレスが充当していましたが、現行体系に移行後しばらくの間、110km/h運転対応のキハ183系が充当されることが多く、終着駅まで1時間程度の遅延も珍しくなくなり、その後の運用にまで影響を及ぼす事態が冬季を中心に頻発していました。
2018年3月ダイヤ改正でキハ183系初期車が一部を除いて撤退したことにより、代走車両も120km/h運転に統一され、影響が少なくなりましたが、依然として通常のキハ261系0番台との性能差は大きく、代走時は遅延が発生し、場合によっては、宗谷本線の区間において交換場所も少ないため、対向列車にまでその影響が出ていました。
この運行体系が長らく続いていましたが、キハ261系0番台の重要機器取替工事施行とともに代走は減少していたものの、引き続き鹿との接触または回避のために急ブレーキを使用した際に車輪に規定値以上の傷をつくり、代走や運休せざるを得ないなど、場合によっては不安定な状態に陥っていました。
そしてこの度、キハ261系5000番台はまなす編成が投入されることに伴い、通常使用するキハ261系0番台1本分に余裕が生まれることから、故障した際はその予備を使用して運行されるようです。運行時の設備は若干異なりますが、性能が揃えられたことで、遅延が大きく発生することなく、運行が可能な体系がようやく整いました。
その証拠に、12月中旬頃、急遽キハ261系5000番台はまなす編成充当日に車両変更が実施されるようで、通常のキハ261系0番台を使用して運行されるようです。
これまでに動物との接触はあったようですが、大きな故障はなく、連日運行が続けられています。
ぜひとも雪の中を雪煙を巻き上げて豪快に走るシーンを撮影したいですが、残念ながら、札幌圏ではまだ雪が積もっておらず、そうしたシーンを撮影するには程遠い状況です。道北エリアなら撮影可能のようですが、コロナの影響で外出を控えているので、札幌圏でも「ライラック」や「カムイ」とともに、豪快なシーンを撮影しに行けるかどうか。
我慢の日々ですが、これも年末年始を限りなく例年どおりに過ごすためには仕方ありません。我慢の先にはきっとイイことがあると信じて待ってみたいと思います。
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多目的車両として、多客臨、集約臨、定期列車の代走等あらゆる場面で使用できる車両として製造されました。来年にはさらに5両編成×1本が投入され、ラベンダー編成として運行を開始します。
臨時列車としての使用に重点に置きつつ、1年の大半を定期特急列車として使用します。昨今の状況から、定期特急列車は宗谷線特急を指していると思われ、現時点では2月の下旬まで、今月中旬と1月中旬を除くほぼ連日充当されることになります。
この運行体系にたどり着くまで宗谷線特急は苦労の連続でした。
宗谷線特急は、2017年3月ダイヤ改正で運行体系が大きく変わり、旭川~稚内間を最大1往復していた運用が、最大1.5往復へ。さらにそのうち1回は札幌直通の運用が組まれ、時間に追われるダイヤが組まれるようになりました。
背景としては、当時苗穂運転所(札ナホ)に所属していたキハ183系の車体の老朽・劣化が上げられており、従来「サロベツ」で使用していたキハ183系を網走方面へ転用し、老朽・劣化の激しい車両を置き換えました。次に充当車両がなくなった「サロベツ」の穴埋めですが、「スーパー宗谷」で使用していたキハ261系0番台を充当することとなり、本数が少ないため、3往復中2往復を旭川~稚内間の運転としました。
代走時はキハ183系一般車、ノースレインボーエクスプレスが充当していましたが、現行体系に移行後しばらくの間、110km/h運転対応のキハ183系が充当されることが多く、終着駅まで1時間程度の遅延も珍しくなくなり、その後の運用にまで影響を及ぼす事態が冬季を中心に頻発していました。
2018年3月ダイヤ改正でキハ183系初期車が一部を除いて撤退したことにより、代走車両も120km/h運転に統一され、影響が少なくなりましたが、依然として通常のキハ261系0番台との性能差は大きく、代走時は遅延が発生し、場合によっては、宗谷本線の区間において交換場所も少ないため、対向列車にまでその影響が出ていました。
この運行体系が長らく続いていましたが、キハ261系0番台の重要機器取替工事施行とともに代走は減少していたものの、引き続き鹿との接触または回避のために急ブレーキを使用した際に車輪に規定値以上の傷をつくり、代走や運休せざるを得ないなど、場合によっては不安定な状態に陥っていました。
そしてこの度、キハ261系5000番台はまなす編成が投入されることに伴い、通常使用するキハ261系0番台1本分に余裕が生まれることから、故障した際はその予備を使用して運行されるようです。運行時の設備は若干異なりますが、性能が揃えられたことで、遅延が大きく発生することなく、運行が可能な体系がようやく整いました。
その証拠に、12月中旬頃、急遽キハ261系5000番台はまなす編成充当日に車両変更が実施されるようで、通常のキハ261系0番台を使用して運行されるようです。
これまでに動物との接触はあったようですが、大きな故障はなく、連日運行が続けられています。
ぜひとも雪の中を雪煙を巻き上げて豪快に走るシーンを撮影したいですが、残念ながら、札幌圏ではまだ雪が積もっておらず、そうしたシーンを撮影するには程遠い状況です。道北エリアなら撮影可能のようですが、コロナの影響で外出を控えているので、札幌圏でも「ライラック」や「カムイ」とともに、豪快なシーンを撮影しに行けるかどうか。
我慢の日々ですが、これも年末年始を限りなく例年どおりに過ごすためには仕方ありません。我慢の先にはきっとイイことがあると信じて待ってみたいと思います。
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