幸福駅に保存されているキハ22形気動車
気動車 - 2020年12月18日 (金)
広尾線の旧幸福駅で保存されているキハ22形気動車。
先日見てきました。

幸福駅は、管理者にとって実は10年ぶり。10年前、管理者は中学生でした。
鉄道ファンの2004年8月号だったかな?「北海道の鉄道楽」という特集が組まれ、北海道の廃線の一部が紹介されました。その際にこの幸福駅も紹介されたのです。
鉄道雑誌で見た写真がそのまま目の前に現る。当時は感動したものです。
現在はすっかり観光地化し、敷地内のショップも増えていました。何でも昨年からオープンしたとのこと。
幸福駅については、後日お伝えしますね。



幸福駅といえば、現在は鉄道ファンのみならず、カップルも訪れる恋愛スポット。ですが、車両の保存状態がとてもよい場所でもあります。
保存車両は「キハ22-238」と「キハ22-221」です。定期的に修繕しています。塗装が朱色なので、日焼けによる劣化は否めませんが、現在は色直ししたばかりのようで、比較的綺麗な状態で見物することができますよ。
但し、新型コロナウィルスの影響で、車内へ立ち入ることはできません。

ですが、細かくみるとやはり劣化はしています。ただ、確認した限りでは上塗り塗装を実施するのではなく、徹底した修繕が実施されていると思います。基本的に上塗りしただけだったら、遠くから見ればそうでもありませんが、近くで見たら車体がボコボコ状態なのですぐにわかりますよ。
711系や先日紹介した茂辺地の北斗星と同じく、屋根がない場所で保存しています。但し、幸福駅のある場所は冬季は積雪が少なく、内陸なので、北海道内においても比較的車体の劣化を早める要素が少ないです。その影響もあって、比較的綺麗に保存でき、メンテナンスもそこまでシビアにならなくても維持していける状況にあると思います。

アングルによっては、今でも列車が走っていそうな雰囲気を楽しめます。どちらの車両も、そして旧幸福駅ホームもロープ等で規制しているわけではないので、自由に写真撮影ができます。
北海道のかつての特定地方交通線に指定された路線を中心にキハ22形は活躍しました。国鉄分割民営化で100両以上が継承、一部がワンマン化され、JR北海道色に塗り替えられたグループも存在しました。しかし、1995年までに全て引退しています。
活躍エリアが広く、両数も多かったので、北海道では保存車両も多くあります。今回紹介している幸福駅を除くと、中頓別バスターミナル(旧中頓別駅跡)、道の駅おこっぺ(旧興部駅跡)、下川バスターミナル(旧下川駅跡)、道の駅あいおい(旧北見相生駅跡)、川北バス待合所前(旧川北駅跡)、別海町鉄道記念公園(旧西春別駅跡)、三笠鉄道記念館、小樽市総合博物館の9カ所で保存されているようです。
管理者は残念ながら、レールの上を走っているキハ22形を見たことがありません。いかんせん、管理者がこの世に生まれるか、生まれていないかの時期ですからね。最近は北海道の鉄道の廃線特集が組まれた雑誌を多く購入しますが、そこで写っている車両というのが、大抵はキハ22形です。キハ22形でなければ、キハ40形といった感じです。なので、実際に実物を見ると感動します。
管理者のように、レールの上を走っている姿を見ることができなかった人間がこれからたくさん出てきます。これからの時代だと、「北斗星」や赤電車、キハ183系スラントノーズ車など、そうした車両を映像や写真でしか確認したことのない世代が出てきます。
そうした方々も1回写真や映像を見て、そしてこうした保存先をいずれ訪れることになります。それで管理者と同じように感動することでしょう。それと同じ感動を得るには、やはり茂辺地の「北斗星」のような保存状態ではダメで、幸福駅のような綺麗な状態で保存されていてこそ、より目の前の光景が鮮明に見え、永遠と記憶に残るものです。
そして、もう1回行ってみたい、、、となるのです。
管理者は先日行ってきましたが、時間があれば1年~数年に1回のペースで行ってみたいです。そのほかにも目的があり、地図で調べると、ドライブで立ち寄るのもイイ感じの場所です。帯広駅からバスを使って行くのもいいですが、おそらく広大な十勝平野を見ながら、ドライブで寄れるスポットでもあり、訪れる度に何らかの形で心の中に焼きつける風景を目にすることができるでしょう。それもあって、何度も訪れてみたい場所です。
バスで行く場合だと、毎回のように目的地に着くまでぼーっと景色を見ながら何も考えずに移動したいです。
ということで、今回は幸福駅のキハ22形気動車を紹介しました。北海道において、廃線跡となるとやはり寂れて人が寄りつかない場所が大半ですが、現役時代から愛国駅からのきっぷが人気を博し、それが現在でも続き、すっかり人が途絶えることがない観光スポットになりました。帯広駅からバスも出ているので、車がない人でも大丈夫です。現在はレンタカーも割安で借りられる時代で、同じ帯広市内。ほぼ直線1本なので、比較的行きやすい廃線スポットです。
皆さんも行ってみてくださいね。
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先日見てきました。

幸福駅は、管理者にとって実は10年ぶり。10年前、管理者は中学生でした。
鉄道ファンの2004年8月号だったかな?「北海道の鉄道楽」という特集が組まれ、北海道の廃線の一部が紹介されました。その際にこの幸福駅も紹介されたのです。
鉄道雑誌で見た写真がそのまま目の前に現る。当時は感動したものです。
現在はすっかり観光地化し、敷地内のショップも増えていました。何でも昨年からオープンしたとのこと。
幸福駅については、後日お伝えしますね。



幸福駅といえば、現在は鉄道ファンのみならず、カップルも訪れる恋愛スポット。ですが、車両の保存状態がとてもよい場所でもあります。
保存車両は「キハ22-238」と「キハ22-221」です。定期的に修繕しています。塗装が朱色なので、日焼けによる劣化は否めませんが、現在は色直ししたばかりのようで、比較的綺麗な状態で見物することができますよ。
但し、新型コロナウィルスの影響で、車内へ立ち入ることはできません。

ですが、細かくみるとやはり劣化はしています。ただ、確認した限りでは上塗り塗装を実施するのではなく、徹底した修繕が実施されていると思います。基本的に上塗りしただけだったら、遠くから見ればそうでもありませんが、近くで見たら車体がボコボコ状態なのですぐにわかりますよ。
711系や先日紹介した茂辺地の北斗星と同じく、屋根がない場所で保存しています。但し、幸福駅のある場所は冬季は積雪が少なく、内陸なので、北海道内においても比較的車体の劣化を早める要素が少ないです。その影響もあって、比較的綺麗に保存でき、メンテナンスもそこまでシビアにならなくても維持していける状況にあると思います。

アングルによっては、今でも列車が走っていそうな雰囲気を楽しめます。どちらの車両も、そして旧幸福駅ホームもロープ等で規制しているわけではないので、自由に写真撮影ができます。
北海道のかつての特定地方交通線に指定された路線を中心にキハ22形は活躍しました。国鉄分割民営化で100両以上が継承、一部がワンマン化され、JR北海道色に塗り替えられたグループも存在しました。しかし、1995年までに全て引退しています。
活躍エリアが広く、両数も多かったので、北海道では保存車両も多くあります。今回紹介している幸福駅を除くと、中頓別バスターミナル(旧中頓別駅跡)、道の駅おこっぺ(旧興部駅跡)、下川バスターミナル(旧下川駅跡)、道の駅あいおい(旧北見相生駅跡)、川北バス待合所前(旧川北駅跡)、別海町鉄道記念公園(旧西春別駅跡)、三笠鉄道記念館、小樽市総合博物館の9カ所で保存されているようです。
管理者は残念ながら、レールの上を走っているキハ22形を見たことがありません。いかんせん、管理者がこの世に生まれるか、生まれていないかの時期ですからね。最近は北海道の鉄道の廃線特集が組まれた雑誌を多く購入しますが、そこで写っている車両というのが、大抵はキハ22形です。キハ22形でなければ、キハ40形といった感じです。なので、実際に実物を見ると感動します。
管理者のように、レールの上を走っている姿を見ることができなかった人間がこれからたくさん出てきます。これからの時代だと、「北斗星」や赤電車、キハ183系スラントノーズ車など、そうした車両を映像や写真でしか確認したことのない世代が出てきます。
そうした方々も1回写真や映像を見て、そしてこうした保存先をいずれ訪れることになります。それで管理者と同じように感動することでしょう。それと同じ感動を得るには、やはり茂辺地の「北斗星」のような保存状態ではダメで、幸福駅のような綺麗な状態で保存されていてこそ、より目の前の光景が鮮明に見え、永遠と記憶に残るものです。
そして、もう1回行ってみたい、、、となるのです。
管理者は先日行ってきましたが、時間があれば1年~数年に1回のペースで行ってみたいです。そのほかにも目的があり、地図で調べると、ドライブで立ち寄るのもイイ感じの場所です。帯広駅からバスを使って行くのもいいですが、おそらく広大な十勝平野を見ながら、ドライブで寄れるスポットでもあり、訪れる度に何らかの形で心の中に焼きつける風景を目にすることができるでしょう。それもあって、何度も訪れてみたい場所です。
バスで行く場合だと、毎回のように目的地に着くまでぼーっと景色を見ながら何も考えずに移動したいです。
ということで、今回は幸福駅のキハ22形気動車を紹介しました。北海道において、廃線跡となるとやはり寂れて人が寄りつかない場所が大半ですが、現役時代から愛国駅からのきっぷが人気を博し、それが現在でも続き、すっかり人が途絶えることがない観光スポットになりました。帯広駅からバスも出ているので、車がない人でも大丈夫です。現在はレンタカーも割安で借りられる時代で、同じ帯広市内。ほぼ直線1本なので、比較的行きやすい廃線スポットです。
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