札沼線・旧浦臼駅
駅 - 2020年12月22日 (火)
今回は予約投稿記事です。
札沼線の旧浦臼駅について紹介します。



1997年に駅舎が一新され、清潔感のある建物に。23年が経過していますが、利用者が少ないせいか、まだまだ新しさを保っています。せっかく駅舎を一新したのに、路線が廃止とは勿体ない話です。
町営「ふれあいステーション」が併設されています。歯科診療所も併設されているという北海道でも珍しい駅です。

駅ホームの様子です。
営業運転終了後に訪問しましたが、実は警察官の姿が。
札比内駅?晩生内駅?浦臼駅?末期は鉄道ファンを語る不審者の報告があり、一時警察が介入する事態にまで発展。そのため、防犯の理由でしょうか?駅ホームに警官1名が警備にあたっていました。
晩年は1面1線を有する棒線駅でしたが、かつては相対式ホーム2面2線を有する交換可能な駅でした。
さらに、駅裏側に貨物積卸あるいは留置用の側線、駅舎側には貨物ホームと引き込み線を有していました。現在は全て撤去されていますが、かつてのホームは賑やかだったようです。転車台もあったようで、現在はその面影が全く残っていません。


駅の路地から国道を眺めた写真と国道から駅を眺めた写真です。撮影日は天気は良かったですが、歩いている人もおらず、車も少ないのどかな町という印象でした。
国道から駅舎を眺めると、裏手に春を待つ山々がそびえ立っています。ピンネシリだと思います。
1日のそのほとんどの列車が浦臼駅で折り返し、石狩当別方面へ引き返していきます。新十津川方面へは午前中の1本のみで、ここから北側は列車の本数が極端に少なくなります。
浦臼駅は、鉄道が廃止されれば、最寄りのJRの駅は函館本線の奈井江駅です。車で15分程度で距離は7.5km程度です。
札沼線は、末端になればなるほど、函館本線に近づいていきます。終点の新十津川駅と滝川駅は、直線距離にして3kmほどです。
浦臼駅はバスが充実しており、平日のみで奈井江駅と6往復、新十津川町役場を経由して滝川駅と浦臼駅を結ぶ便が5本または6本、札沼線廃止に伴う代替バス「かばと~る号」が旧石狩月形駅との間で5往復運行されています。駅舎としての役目は終えましたが、交通の要所としてまだまだ機能しているようです。
札沼線末端区間の廃止が打診された際、沿線は札幌直通にこだわっていました。ですが、地理的にも沿線住民の拠点が砂川や滝川になっていたことは言うまでもなく、元々利用が少なかったのだから、札幌へ行くにしても、マイカー利用がほとんどで、残しておく必要はほとんどありませんでした。
しかも、札沼線末端区間の場合は並行して国道がありますから、バスへ転換しても不便さを強いられることはほとんどなく、むしろ集落が多い場所にバス停をこまめに設定すれば、それこそ、戸口から戸口への利用がしやすくなり、バスの方が利便性で優位に立つことは言うまでもありません。
また、積雪が多くなると、雪の影響で鉄道は運休せざるを得ない状況もありました。それを考えると、バスの方が影響を最小限に抑えることができ、鉄道の優位性というのは、そうした点においてもほとんどない状況でした。
旧浦臼駅はその後どうなるのか不明ですが、浦臼より北側はほとんどが農地の間を走ります。報道では、線路を早々に撤去し、農地に戻す計画があるようで、浦臼駅あたりまでが実際に廃線跡として、しばらくの間その面影を確認することができると思います。
次回は旧鶴沼駅。札沼線の中で本数が極端に少なくなる最南端の駅です。
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札沼線の旧浦臼駅について紹介します。



1997年に駅舎が一新され、清潔感のある建物に。23年が経過していますが、利用者が少ないせいか、まだまだ新しさを保っています。せっかく駅舎を一新したのに、路線が廃止とは勿体ない話です。
町営「ふれあいステーション」が併設されています。歯科診療所も併設されているという北海道でも珍しい駅です。

駅ホームの様子です。
営業運転終了後に訪問しましたが、実は警察官の姿が。
札比内駅?晩生内駅?浦臼駅?末期は鉄道ファンを語る不審者の報告があり、一時警察が介入する事態にまで発展。そのため、防犯の理由でしょうか?駅ホームに警官1名が警備にあたっていました。
晩年は1面1線を有する棒線駅でしたが、かつては相対式ホーム2面2線を有する交換可能な駅でした。
さらに、駅裏側に貨物積卸あるいは留置用の側線、駅舎側には貨物ホームと引き込み線を有していました。現在は全て撤去されていますが、かつてのホームは賑やかだったようです。転車台もあったようで、現在はその面影が全く残っていません。


駅の路地から国道を眺めた写真と国道から駅を眺めた写真です。撮影日は天気は良かったですが、歩いている人もおらず、車も少ないのどかな町という印象でした。
国道から駅舎を眺めると、裏手に春を待つ山々がそびえ立っています。ピンネシリだと思います。
1日のそのほとんどの列車が浦臼駅で折り返し、石狩当別方面へ引き返していきます。新十津川方面へは午前中の1本のみで、ここから北側は列車の本数が極端に少なくなります。
浦臼駅は、鉄道が廃止されれば、最寄りのJRの駅は函館本線の奈井江駅です。車で15分程度で距離は7.5km程度です。
札沼線は、末端になればなるほど、函館本線に近づいていきます。終点の新十津川駅と滝川駅は、直線距離にして3kmほどです。
浦臼駅はバスが充実しており、平日のみで奈井江駅と6往復、新十津川町役場を経由して滝川駅と浦臼駅を結ぶ便が5本または6本、札沼線廃止に伴う代替バス「かばと~る号」が旧石狩月形駅との間で5往復運行されています。駅舎としての役目は終えましたが、交通の要所としてまだまだ機能しているようです。
札沼線末端区間の廃止が打診された際、沿線は札幌直通にこだわっていました。ですが、地理的にも沿線住民の拠点が砂川や滝川になっていたことは言うまでもなく、元々利用が少なかったのだから、札幌へ行くにしても、マイカー利用がほとんどで、残しておく必要はほとんどありませんでした。
しかも、札沼線末端区間の場合は並行して国道がありますから、バスへ転換しても不便さを強いられることはほとんどなく、むしろ集落が多い場所にバス停をこまめに設定すれば、それこそ、戸口から戸口への利用がしやすくなり、バスの方が利便性で優位に立つことは言うまでもありません。
また、積雪が多くなると、雪の影響で鉄道は運休せざるを得ない状況もありました。それを考えると、バスの方が影響を最小限に抑えることができ、鉄道の優位性というのは、そうした点においてもほとんどない状況でした。
旧浦臼駅はその後どうなるのか不明ですが、浦臼より北側はほとんどが農地の間を走ります。報道では、線路を早々に撤去し、農地に戻す計画があるようで、浦臼駅あたりまでが実際に廃線跡として、しばらくの間その面影を確認することができると思います。
次回は旧鶴沼駅。札沼線の中で本数が極端に少なくなる最南端の駅です。
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