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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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クリスマスシーズンに走ったSL

北海道では、かつてクリスマスシーズンに運行していたSLがありました。



その1つが「SLはこだてクリスマスファンタジー号」です。函館~大沼公園間を運行していました。

写真は本当の最終日。6年前の運転を最後に廃止されてしまいました。



札幌から到着したキハ281系の特急「スーパー北斗8号」とともに。当時の「スーパー北斗」は札幌~函館間を3時間半程度で結んでいました。現在なら最速達の部類です。キハ261系が営業運転に入るまでは減速運転が施行されていたとはいえ、今となっては速く感じるダイヤでした。



クリスマスらしく、SLにイルミネーションもつけられ、これは牽引機は同じといえど、「SL冬の湿原号」では見られない光景でした。


ところで、北海道でSLは釧網本線のSL冬の湿原号しか設定されなくなりました。人手不足や車両メンテナンス体制を向上させるために運行数を減らしました。加えて、当時の新型ATS(DN)の車両側への搭載が困難という理由もありました。困難ではありませんが、搭載するには多額の費用がかかるために断念した形です。

ATSは車上装置と地上装置があります。札幌圏などで使用している最新タイプのATS-DNは、従来のATS-SNと互換性があり、ATS-DNの車上装置を搭載した車両がATS-SNの地上装置が設置された区間を走行することは可能ですが、逆に、ATS-SNの車上装置しか搭載していない車両については、ATS-DNの地上装置に更新された区間を走行することはできません。

かつて、「SLニセコ号」や「SL函館大沼号」といったSL列車が運行されていましたが、それらは運行区間の一部で地上設備がATS-DNに更新されてしまいました。上記のとおり、ATS-SNしか車上設備を搭載していないSLは、更新された区間を走行することができません。よって、運行終了を余儀なくされたのです。

一方、運行本数の少ない地方交通線になれば、地上設備がATS-SNのまま運行している路線や区間が現存します。釧網本線では、全区間で地上設備がATS-SNのままであり、SL列車が縮小した中で唯一存続することができたようです。

なので、今後SLに重大な欠陥が見つかり、修繕に多額の費用がかかる場合や、地上設備のATSが更新された場合は釧網本線でもSLを運行することができなくなります。JR北海道でも、人材不足という問題を抱えながら技術継承等の意味を含め、SLを走らせ続けています。

今日も1300億円あまりの支援が表明されたばかりです。その状況下で維持費がかかるSLが運行されること自体、奇跡に近いです。

とりあえず、今年度の「SL冬の湿原号」の運行は決まっています。来年度以降はわかりません。いつ運行が取り止められてもおかしくないのです。

稼働し続ける限り、釧網本線まで足を運びたいですね。











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コメント
9943: by 氷海軌道 on 2020/12/26 at 08:36:56

 SLは維持費も運行費もかかる、今のJR北海道には手に余る観光列車です。標茶駅横の売店の方々も不安に思っているそうですよ。「いつまで(機関車が)もつか分からない。来年はもう無いかもしれない。」と。釧網本線は釧路〜網走・北見間の都市間輸送機能は既に終えています。今は観光鉄道としてなんとか生き延びている状況です。そこから観光の目玉が消えることは、即ち路線の死を意味します。標茶の方々が怯える気持ちも、痛い程理解出来ます。

 8年程前、北見〜網走〜知床斜里のSLオホーツク号に乗車しました。牽引機はC11-207号機(反対側はDE15)、現在東武へ貸し出されているカマですね。あの頃はSL2機体制でしたから、そういった出張運転もしやすかったのでしょう。石北本線もまだATS-SNのはずですから、もう一度でいいのでSLオホーツク号に乗車したいです。そして、観光で賑わっていたあの頃も早く戻ってきて欲しいと願っています。

 ところで今年秋頃に、旭川運転所に留置されている旧SLニセコ号の旧客が話題になりましたね。あの旧客は既に車籍が抹消されているので、北海道で運行させることは出来ない筈です。あの旧客はどうなるのでしょう?今の14系+旧客の異形式混結より、旧客のみに統一した方がメンテナンスもある程度楽になると思うのですが…?

9947: by 管理人 on 2020/12/28 at 00:25:31

>>「氷海軌道」さん、コメントありがとうございます。

おそらく、北海道でSLは綱渡りの運行状態になっていると思いますよ。釧網本線は網走と釧路を結ぶ輸送手段としては終えていますから、網走側は知床斜里あたりまで、釧路側は標茶あたりまでが日頃の利用として使う範囲だと思います。後者は特定の定期運賃が設定されていますよね。

かつては北海道でたくさんのSL列車が走りました。道東方面だと「SLとかち号」もあったと思います。記念運行等が多く、ほとんどが運行を終了してしまいました。それとともに、運行するに際し、莫大な経費がかかっていたことも理由の1つだったと思います。

従来は2機体制だったので、多く設定することができました。現在は1機なので、使用する列車が限られてしまいます。その中でも人気の冬の湿原号を残した形になります。

釧網本線は世界遺産を目指すぐらいです。やはり道東方面は雄大な自然の中を走り、良い要素はたくさんあります。人口を増やして定期利用者を増やし、除雪もなくなれば、数字は驚くほど改善すると思いますよ。石北本線も釧網本線も単独で維持困難な路線になってしますが、今すぐに廃止はしないはずなので、それまでに徐々に何らかの形で改善していけば必ずや将来も残り続けると思いますよ。

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