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札沼線・旧於札内駅

今回は札沼線の旧於札内駅についてです。「おさつない」と読みます。

ここからは国道から離れて一気に周囲の風景は農村に。本数も1往復しかないので専ら地元住民向けの駅になります。





当駅は元々、於札内仮乗降場として設置されていました。国鉄分割民営化と同時に駅に昇格し、於札内駅として廃止まで残りました。札沼線の末端区間は、小規模な駅でも開業当初から旅客駅として設置されていた例がほとんどですが、於札内駅については、当初は仮乗降場という珍しい駅です。

晩年の利用状況は平日で0.4人と、ほぼ利用されていなかったようです。





周囲を見渡しても農家が数軒確認される程度で、周りは農地で何もありません。専ら地元住民向けの駅で、その周辺の住民も移動手段がマイカーにシフトしてしまえば、鉄道はもう必要ない状況でした。

駅への道はあるものの、豊ヶ岡駅と同様今どき珍しい未舗装道路で、冬季は安全を考慮して通行止めになるそうです。

列車も1日1往復で、新十津川方面へは9時14分発、石狩当別方面は10時13分発でした。新十津川方面への往復利用は可能ですが、石狩当別方面への往復利用は不可能で、秘境駅といっても過言ではありませんでした。国道275号線沿いに於札内停留所があるので、列車がない時間帯はそこから歩いて訪問するしかなさそうです。

駅周辺は農地ということもあり、廃線後は農地へ戻す計画があるようです。今のところ、レールが撤去された等の情報はなく、来年度中に新十津川駅の駅舎が解体される予定なので、それに合わせて、農地に徐々に戻していくのではないでしょうか?

駅が見られるのも今年で終わりそうですね。











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コメント
9978:国鉄形駅名標。 by 天寧 on 2021/01/02 at 18:14:36 (コメント編集)

こんにちは。
於札内駅の待合室入口の上に国鉄形駅名標が張り付けられていませんでしたっけ?
私が最後に確認した1992年3月の時点で錆びまくっていたからかなり傷んでいるものと思われますが、この駅名標、両側の駅のローマ字のスペルがどこかおかしいんですよね。
こんな田舎の駅だからこれと言って問題にならなかったのでしょうかね?
於札内駅は隣の南下徳富駅より立派なのに国鉄時代は仮乗降場だったのは不思議ですね。

9983: by 管理人 on 2021/01/03 at 00:54:19

>>「天寧」さん、コメントありがとうございます。

コメントをいただいて気付きました。写真を確認すると、旧駅名標がありました。記録するのを忘れてしまいました。

札沼線の末端区間の駅の中で一番規模の小さい駅は南下徳富駅だと思います。にも関わらず、同駅は開業時からの一般駅なんですよね。不思議です。

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