室蘭線で出かけよう!インスタお出かけコンテスト
その他あれこれ - 2021年01月07日 (木)
前回の記事で室蘭本線について少し触れました。その室蘭本線を対象に面白いイベントを実施しています。


題して、『室蘭線で出かけよう!インスタお出かけコンテスト』です。JR室蘭線活性化推進協議会公式インスタアカウントをフォローしたうえで、Instagram限定で「#室蘭線で出かけました」を写真や動画につけて、説明文の欄に「旅した時期や行程がわかるような説明や感想、コメント」などを記入して投稿します。
応募条件は、室蘭本線の苫小牧~岩見沢間を1区間でも利用することです。投稿するにあたり、画像や動画の形式は問いません。1回の投稿で複数の写真や動画の投稿もOKです。利用したことがわかるように、「駅名の書かれた看板」または「対象区間を含むきっぷ」を投稿に組み込む必要があります。
期限は1月31日(日)までです。入選者は沿線の特産品が贈呈されます。
先程確認したところ、期限まで1カ月を切っているにも関わらず、JR室蘭線活性化推進協議会公式インスタアカウントのフォロワー数が217と少なく、今のところ、「#室蘭線で出かけました」をつけた投稿も52件しかなく、非常に少ないです。当ブログもInstagramのアカウントはあるので、後程そちらでも宣伝させてもらいます。
室蘭本線といえば、日本一長いストレート区間があることで有名です。「北斗」や「すずらん」も走るので、北海道にとっては大きな幹線というイメージを持たれるかもしれません。
しかしそれは、主に苫小牧~東室蘭間などのことで、実際は南は長万部、北は岩見沢まで室蘭本線は伸びています。特に利用が少ないのは苫小牧~岩見沢間で本線でありながら、JR北海道が単独で維持することが困難な路線・線区に指定されています。今のところ、具体的な廃止時期については不明なものの、将来的に路線の存続が危ぶまれています。
営業係数(100円の営業収入を得るのにどれだけの営業費用を要するかを表す指数)は、2018年度で1146でした。この数字は日高本線がまだ鉄路として完全に機能していた2014年度の営業係数と同じような数字です。
日高本線の方が路線距離は圧倒的に長いので、いかに室蘭本線の苫小牧~岩見沢間で利用が少ないことが伺えます。国鉄分割民営化時から輸送密度は1/4に落ち込んでおり、しかも日高本線とは異なり、こちらは岩見沢に近いエリアでは豪雪地帯で除雪費用が膨らみます。しかも一部が複線なので、設備の維持費用も余計にかかっているのです。
収支状況を確認すると、施設の維持や修繕等に係る費用が圧倒的に多いです。あくまで2018年度のデータですから、北海道胆振東部地震によって被害を受けた施設の修繕費用も計上しているのかもしれません。ですが、今年度も線路を維持するために定期列車を運休して線路の補修を行っていたので、維持することが大変な路線・区間のようです。
年間の収入が1億2千万円に対して、線路を維持するのに約13億5千万円の費用がかかっています。なので、年間約12億円の赤字路線なのです。
そうした状況を打破しようと、昨日のような新千歳空港~旭川間で室蘭本線を使った直通列車構想が持ち上がったと思います。
今のところ廃止についてJR北海道も言及していませんが、廃止を先送りしている理由について、日中の利用は少ないですが、通学利用が多いのが苫小牧~岩見沢間の特徴で、このために、沿線に対して簡単に廃止を打診できずにいます。
将来的な存廃については何とも言えませんが、今回のようなイベントは、以前も記載したとおり、まずは楽しむことが優先事項です。世間にあまり周知されていない様子なので紹介してみました。
後ほど、Instagramの方でも呼びかけ、管理者もそうした写真があれば順次投稿していきたいと思います。
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題して、『室蘭線で出かけよう!インスタお出かけコンテスト』です。JR室蘭線活性化推進協議会公式インスタアカウントをフォローしたうえで、Instagram限定で「#室蘭線で出かけました」を写真や動画につけて、説明文の欄に「旅した時期や行程がわかるような説明や感想、コメント」などを記入して投稿します。
応募条件は、室蘭本線の苫小牧~岩見沢間を1区間でも利用することです。投稿するにあたり、画像や動画の形式は問いません。1回の投稿で複数の写真や動画の投稿もOKです。利用したことがわかるように、「駅名の書かれた看板」または「対象区間を含むきっぷ」を投稿に組み込む必要があります。
期限は1月31日(日)までです。入選者は沿線の特産品が贈呈されます。
先程確認したところ、期限まで1カ月を切っているにも関わらず、JR室蘭線活性化推進協議会公式インスタアカウントのフォロワー数が217と少なく、今のところ、「#室蘭線で出かけました」をつけた投稿も52件しかなく、非常に少ないです。当ブログもInstagramのアカウントはあるので、後程そちらでも宣伝させてもらいます。
室蘭本線といえば、日本一長いストレート区間があることで有名です。「北斗」や「すずらん」も走るので、北海道にとっては大きな幹線というイメージを持たれるかもしれません。
しかしそれは、主に苫小牧~東室蘭間などのことで、実際は南は長万部、北は岩見沢まで室蘭本線は伸びています。特に利用が少ないのは苫小牧~岩見沢間で本線でありながら、JR北海道が単独で維持することが困難な路線・線区に指定されています。今のところ、具体的な廃止時期については不明なものの、将来的に路線の存続が危ぶまれています。
営業係数(100円の営業収入を得るのにどれだけの営業費用を要するかを表す指数)は、2018年度で1146でした。この数字は日高本線がまだ鉄路として完全に機能していた2014年度の営業係数と同じような数字です。
日高本線の方が路線距離は圧倒的に長いので、いかに室蘭本線の苫小牧~岩見沢間で利用が少ないことが伺えます。国鉄分割民営化時から輸送密度は1/4に落ち込んでおり、しかも日高本線とは異なり、こちらは岩見沢に近いエリアでは豪雪地帯で除雪費用が膨らみます。しかも一部が複線なので、設備の維持費用も余計にかかっているのです。
収支状況を確認すると、施設の維持や修繕等に係る費用が圧倒的に多いです。あくまで2018年度のデータですから、北海道胆振東部地震によって被害を受けた施設の修繕費用も計上しているのかもしれません。ですが、今年度も線路を維持するために定期列車を運休して線路の補修を行っていたので、維持することが大変な路線・区間のようです。
年間の収入が1億2千万円に対して、線路を維持するのに約13億5千万円の費用がかかっています。なので、年間約12億円の赤字路線なのです。
そうした状況を打破しようと、昨日のような新千歳空港~旭川間で室蘭本線を使った直通列車構想が持ち上がったと思います。
今のところ廃止についてJR北海道も言及していませんが、廃止を先送りしている理由について、日中の利用は少ないですが、通学利用が多いのが苫小牧~岩見沢間の特徴で、このために、沿線に対して簡単に廃止を打診できずにいます。
将来的な存廃については何とも言えませんが、今回のようなイベントは、以前も記載したとおり、まずは楽しむことが優先事項です。世間にあまり周知されていない様子なので紹介してみました。
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