昨秋で消滅したキハ183系とかち色
キハ183系 - 2021年01月10日 (日)
記事にするのを忘れていました。
そういえば、昨秋でキハ183系のうちとかち色が先に消滅してしまいました。
愛着のある塗装だっただけに、管理者としても残念です、、、。



晩年はなかなか編成がフルとかち色とはなりませんでした。キハ183系にはほかにも、HET色という青系の車両も存在します。一部を除いて共用できるため、編成内で双方の色が混じりあった混色編成で運行されることが多かったです。
ですが、臨時の「北斗」や「オホーツク」・「大雪」で稀に確認できたと思います。一見地味ですが、長年愛着のある塗装だけに、管理者的には懐かしく、キハ183系の「スーパーとかち」に憧れていたのでカッコいい塗装だと思います。



先頭車は3種類存在しました。
お馴染みのスラントノーズ車と、短編成化のために登場したキハ183系100番台、そしてマイナーチェンジ版のキハ183系500番台タイプの3種類です。




冒頭のように、とかち色のみで構成される編成はもちろんですが、晩年はHET色と組み合わせて編成を組成することが多かったです。
特に晩年の特急「サロベツ」や、掲載している特急「ニセコ号」などは、実際に鉄道模型として製品化されるほど。そのほか、「まりも」セットでしたっけ?TOMIXの方からさまざまな混色編成セットが発売されています。TOMIXも随分とマニアックな製品を発売するようになりました。
追求すれば追求するほど、お金が足りなくなってしまいます、、、。


最後にとかち色として残った2両です。先頭車は「キハ183-406」、中間車は「キハ182-512」でした。
前者はもともと「とかち」などで使用されていましたが、2007年10月にキハ261系1000番台が増備されると、相方とも呼ぶべきキハ184形0番台が廃車されてしまいます。「キハ183-406」にはサービス電源を供給する電源機関を搭載していません。なので、編成を組む際は相棒が必要でした。
引き続き「とかち」の増結用として活躍するものの、キハ261系1000番台の増備によって出力適正化改造を受け、従来の500番台から400番台へ改番し、函館運輸所(函ハコ)所属となり、従来の波動用のキハ183系を置き換えました。晩年は車両不足のため、苗穂運転所(札ナホ)に転出しますが、依然として専ら増結用としての使用で、営業列車として先頭に立つことはなかったと思います。
10年弱もの間、1年でほぼ集約臨の際しか稼働しなかった同車は貴重な存在でした。400番台化以降はそこまで大きな活躍もなく、呆気なく廃車・解体されてしまいました。
N183系以降唯一のとかち色車で何かと注目の的でした。
一方の「キハ182-512」。改番することなく札幌運転所(札サウ)に長らく配置されていた車両です。その後苗穂運転所(札ナホ)に転出し、特急「サロベツ」の増結用として使用されていました。こちらも500番台以降の中間車で唯一のとかち色車でした。
とかち色車のメインは0番台でした。双方の違いは、ポリカ―ボネードが連続窓ふうに処理されているか、いないかの違いです。前者のように処理されているのが「キハ182-512」の特徴でした。
そして一度函館運輸所(函ハコ)に1年転出となります。これは、北海道新幹線開業時に「北斗」の所定編成が増えるためで、苗穂運転所(札ナホ)から転出されます。ですが、1年後にはN183系で充当していた「北斗」1往復がキハ261系1000番台に置き換えられたことから、再び苗穂運転所(札ナホ)に里帰りしました。
500番台車ということでまだまだ使える車両のはずですが、めっきり出番が減り、いつのまにか運用離脱車の1両に、、、。こちらも既に解体されています。
ということで、本線上からとかち色車が消えてしまいました。
でも、、、









室蘭市の崎守埠頭でまだ確認することができますよ。
確認することができるとはいえ、目の前は海ですから、車体の塩害腐食がひどく進行していました。これが昨年の春先のことでしたから、今はもっと車体が劣化しているはずです。
おそらくまだ処遇は未定だったはずです。解体されるわけでもなく、逆に行くあてもなく、、、。これらの車両はいったいどうなってしまうのでしょうか??
久しぶりに過去の写真を見返していると懐かしいです。まだ現役の車両であるかのように思い出します。
現役のマイナーチェンジ版のキハ183系も製造時期が早い車両は今年で車齢35年です。こちらも老朽化と向き合う時期となり、今後の動向が注目されます。
現在はHET色のみとなってしまったキハ183系。少々寂しい気もしますが、引き続き今後の活躍にも期待しましょう。
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そういえば、昨秋でキハ183系のうちとかち色が先に消滅してしまいました。
愛着のある塗装だっただけに、管理者としても残念です、、、。



晩年はなかなか編成がフルとかち色とはなりませんでした。キハ183系にはほかにも、HET色という青系の車両も存在します。一部を除いて共用できるため、編成内で双方の色が混じりあった混色編成で運行されることが多かったです。
ですが、臨時の「北斗」や「オホーツク」・「大雪」で稀に確認できたと思います。一見地味ですが、長年愛着のある塗装だけに、管理者的には懐かしく、キハ183系の「スーパーとかち」に憧れていたのでカッコいい塗装だと思います。



先頭車は3種類存在しました。
お馴染みのスラントノーズ車と、短編成化のために登場したキハ183系100番台、そしてマイナーチェンジ版のキハ183系500番台タイプの3種類です。




冒頭のように、とかち色のみで構成される編成はもちろんですが、晩年はHET色と組み合わせて編成を組成することが多かったです。
特に晩年の特急「サロベツ」や、掲載している特急「ニセコ号」などは、実際に鉄道模型として製品化されるほど。そのほか、「まりも」セットでしたっけ?TOMIXの方からさまざまな混色編成セットが発売されています。TOMIXも随分とマニアックな製品を発売するようになりました。
追求すれば追求するほど、お金が足りなくなってしまいます、、、。


最後にとかち色として残った2両です。先頭車は「キハ183-406」、中間車は「キハ182-512」でした。
前者はもともと「とかち」などで使用されていましたが、2007年10月にキハ261系1000番台が増備されると、相方とも呼ぶべきキハ184形0番台が廃車されてしまいます。「キハ183-406」にはサービス電源を供給する電源機関を搭載していません。なので、編成を組む際は相棒が必要でした。
引き続き「とかち」の増結用として活躍するものの、キハ261系1000番台の増備によって出力適正化改造を受け、従来の500番台から400番台へ改番し、函館運輸所(函ハコ)所属となり、従来の波動用のキハ183系を置き換えました。晩年は車両不足のため、苗穂運転所(札ナホ)に転出しますが、依然として専ら増結用としての使用で、営業列車として先頭に立つことはなかったと思います。
10年弱もの間、1年でほぼ集約臨の際しか稼働しなかった同車は貴重な存在でした。400番台化以降はそこまで大きな活躍もなく、呆気なく廃車・解体されてしまいました。
N183系以降唯一のとかち色車で何かと注目の的でした。
一方の「キハ182-512」。改番することなく札幌運転所(札サウ)に長らく配置されていた車両です。その後苗穂運転所(札ナホ)に転出し、特急「サロベツ」の増結用として使用されていました。こちらも500番台以降の中間車で唯一のとかち色車でした。
とかち色車のメインは0番台でした。双方の違いは、ポリカ―ボネードが連続窓ふうに処理されているか、いないかの違いです。前者のように処理されているのが「キハ182-512」の特徴でした。
そして一度函館運輸所(函ハコ)に1年転出となります。これは、北海道新幹線開業時に「北斗」の所定編成が増えるためで、苗穂運転所(札ナホ)から転出されます。ですが、1年後にはN183系で充当していた「北斗」1往復がキハ261系1000番台に置き換えられたことから、再び苗穂運転所(札ナホ)に里帰りしました。
500番台車ということでまだまだ使える車両のはずですが、めっきり出番が減り、いつのまにか運用離脱車の1両に、、、。こちらも既に解体されています。
ということで、本線上からとかち色車が消えてしまいました。
でも、、、









室蘭市の崎守埠頭でまだ確認することができますよ。
確認することができるとはいえ、目の前は海ですから、車体の塩害腐食がひどく進行していました。これが昨年の春先のことでしたから、今はもっと車体が劣化しているはずです。
おそらくまだ処遇は未定だったはずです。解体されるわけでもなく、逆に行くあてもなく、、、。これらの車両はいったいどうなってしまうのでしょうか??
久しぶりに過去の写真を見返していると懐かしいです。まだ現役の車両であるかのように思い出します。
現役のマイナーチェンジ版のキハ183系も製造時期が早い車両は今年で車齢35年です。こちらも老朽化と向き合う時期となり、今後の動向が注目されます。
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