倶知安駅の新しいホームも着々と準備が進む
駅 - 2021年01月18日 (月)
今回は予約投稿記事です。
倶知安駅の新しいホームの準備が着々と進められていました。



現在の駅ホームの西側に新しいホームっぽいものができていますよ。


H100形のパシャり。
新幹線ホームと思う方もいるかもしれませんが、線路切替に伴う在来線ホームです。
現在の在来線の線路の場所に新たに新幹線の高架を設けるため、在来線ホームや線路を移設します。在来線は隣接する旭ケ丘公園の敷地の一部を倶知安町から買い取り、現在の場所から西側へ移します。
工事は倶知安駅を中心に倶登山川との交点から町道北7条通北線までの約1.5㌔が対象になります。当初、新幹線は地上で建設を予定していましたが、東西で町の分断を避けるため、高架による開業になったようです。
この高架化事業に伴い、在来線ホームを西側に20㍍移設し、線路を3本から2本へ減らします。加えて、倶知安駅のホームは190㍍で8両編成対応になっていますが、移設後はホームを100㍍短くした約90㍍になります。駅舎は解体されず、ホームまで約40㍍の屋根付きの廊下でアクセスします。
これら一連の整備事業はおよそ2年かけて実施され、2021年秋頃までに線路の切り替えを完了させ、2022年中に現在のホームと線路を撤去する計画です。
1日の利用者数は1500人前後を見込んでいます。これは、コロナ前の新函館北斗駅の1日の利用者のおよそ2倍にあたります。ちなみに、同駅開業当初の1日の平均乗車人員が1,500人を超えているので、あの規模の利用を見越していることになります。
奥津軽いまべつでは2018年度1日の平均乗車人員が28人、木古内駅では同年度64人です。閑散期はおそらく倶知安駅も同程度になると予想しています。
JR北海道は新幹線で存続することになりますが、新幹線が開業すれば、函館本線山線の区間はJRの手から離れ、第三セクター化される予定です。函館本線山線はJRで単独で維持することができない路線・線区に指定されていませんが、経営分離後は間違いなく経営状況が苦しくなる路線・線区の1つです。JRが現状でそのように指定していない理由は、後々確実に手放すことができるという思惑もあるかもしれません。
倶知安町では、「並行在来線を維持する場合」と「並行在来線を廃止する場合」の2案のまちづくり計画案があります。新幹線がやってきたからといって、100%在来線がそのまま三セク化に移行するというわけではなさそうです。存続した場合は利用者は少なからずいることは言うまでもありませんが、経営状況が苦しくなるのは必須で、そのような場合に備えて在来線を廃止する方向も検討しているようです。
並行在来線問題は不透明ですが、駅ホームが移設され、新幹線の準備が着々と進みつつある倶知安駅。久しぶりにH100形にも乗れて嬉しかったです。今後しばらく定期的にH100形に乗って倶知安駅に訪れて変化を楽しむことができそうですね。
最後に、たくさんのコメントありがとうございます。本日の夜に順次返信したいと思いますので、よろしくお願いします。
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倶知安駅の新しいホームの準備が着々と進められていました。



現在の駅ホームの西側に新しいホームっぽいものができていますよ。


H100形のパシャり。
新幹線ホームと思う方もいるかもしれませんが、線路切替に伴う在来線ホームです。
現在の在来線の線路の場所に新たに新幹線の高架を設けるため、在来線ホームや線路を移設します。在来線は隣接する旭ケ丘公園の敷地の一部を倶知安町から買い取り、現在の場所から西側へ移します。
工事は倶知安駅を中心に倶登山川との交点から町道北7条通北線までの約1.5㌔が対象になります。当初、新幹線は地上で建設を予定していましたが、東西で町の分断を避けるため、高架による開業になったようです。
この高架化事業に伴い、在来線ホームを西側に20㍍移設し、線路を3本から2本へ減らします。加えて、倶知安駅のホームは190㍍で8両編成対応になっていますが、移設後はホームを100㍍短くした約90㍍になります。駅舎は解体されず、ホームまで約40㍍の屋根付きの廊下でアクセスします。
これら一連の整備事業はおよそ2年かけて実施され、2021年秋頃までに線路の切り替えを完了させ、2022年中に現在のホームと線路を撤去する計画です。
1日の利用者数は1500人前後を見込んでいます。これは、コロナ前の新函館北斗駅の1日の利用者のおよそ2倍にあたります。ちなみに、同駅開業当初の1日の平均乗車人員が1,500人を超えているので、あの規模の利用を見越していることになります。
奥津軽いまべつでは2018年度1日の平均乗車人員が28人、木古内駅では同年度64人です。閑散期はおそらく倶知安駅も同程度になると予想しています。
JR北海道は新幹線で存続することになりますが、新幹線が開業すれば、函館本線山線の区間はJRの手から離れ、第三セクター化される予定です。函館本線山線はJRで単独で維持することができない路線・線区に指定されていませんが、経営分離後は間違いなく経営状況が苦しくなる路線・線区の1つです。JRが現状でそのように指定していない理由は、後々確実に手放すことができるという思惑もあるかもしれません。
倶知安町では、「並行在来線を維持する場合」と「並行在来線を廃止する場合」の2案のまちづくり計画案があります。新幹線がやってきたからといって、100%在来線がそのまま三セク化に移行するというわけではなさそうです。存続した場合は利用者は少なからずいることは言うまでもありませんが、経営状況が苦しくなるのは必須で、そのような場合に備えて在来線を廃止する方向も検討しているようです。
並行在来線問題は不透明ですが、駅ホームが移設され、新幹線の準備が着々と進みつつある倶知安駅。久しぶりにH100形にも乗れて嬉しかったです。今後しばらく定期的にH100形に乗って倶知安駅に訪れて変化を楽しむことができそうですね。
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