根室本線・旧直別駅(K43)
駅 - 2021年01月19日 (火)
今回は予約投稿記事です。
根室本線の旧直別駅について紹介します。住所は釧路市音別町直別です。


明治40年(1907年)に開業しました。当初から直別駅として設置されました。駅舎は比較的新しいログハウスふうの建物です。2003年の十勝沖地震の際に倒壊したようで、それ以降建て替えられたようです。利用者が少ないのでまだまだ綺麗でした。勿体ないですよね。
1970年代までに貨物取扱も廃止されました。発送物としては主に木材、大根、テンサイだったようです。
1960年代まで付近の開拓農家のほか、国鉄職員、北海道電力直別変電所職員の利用がありました。また、付近の中学校も閉校になったことで通学利用もあったようです。2011年から2015年の平均乗降人員は10名以下でした。


駅ホームは2面2線の交換可能駅でした。駅構内は立派で跨線橋もありました。以前、閲覧者の方とコメントでやりとりしましたが、主要駅にも関わらず、構内踏切になっている駅もあれば、ローカル駅にも関わらず、直別駅のようにしっかりと跨線橋が設けられている駅もあります。その基準が何なのか知りたいですね。

跨線橋から撮影した直別駅前の様子。隣の尺別よりは民家が数軒ありました。しかし、利用が少ない実態を踏まえると、やはり付近の皆さんも移動手段のメインは自家用車なんですよね。
鉄道で移動する場合は、列車の有する時間のみで行動が制限されてしまいます。自家用車はその心配がありません。また、日用品の買い出しを行う場合も基本的に一度に大量に購入することを踏まえると、どうしても駅までの移動手段の鉄道は敬遠されてしまいます。自家用車だと荷物と一緒に自宅の前まで運ぶことができます。
ハイブリッドカーなどのエコカーが普及すると、燃料代も抑えられるので移動費も抑えられてしまい、尚更その傾向が出ますよね。


訪問中に「スーパーおおぞら」が通過していきました。


旧ドライブイン旭付近。直別駅の浦幌寄りに少し移動するとあります。昔はドライブインがあり、少なからずドライバーが小休止する場所として機能していたようです。今は廃屋になっています。
写真を拡大してみると、大きく「北方領土奪還」と書かれていたり、少し不思議な雰囲気のある場所でした。
現在は毎週火曜と木曜に浦幌町から厚内・直別方面へのコミュニティバスが運行されているようです。直別駅までは行かず、旧ドライブイン旭付近まで乗り入れるようです。
隣の尺別と同様、根室本線の池田~釧路間では、このあたりがいわゆる本州の県境にあたります。本当に何もありませんよ。
昨日閲覧者の方とコメントのやりとりをしました。ローカル路線バス乗り継ぎの旅について。
実は6年前の夏、道東方面へ行った放送回がありました。洞爺湖から途中、地球岬、襟裳岬、納沙布岬をチェックポイントととして羅臼のバスターミナルへ向かうというルートです。
ルート的には太平洋側をず~っと行けばたどり着けると思いますが、そのルートだと広尾を経由して帯広からその先で路線バスがないのです。
池田駅や豊頃駅あたりまでなら行けたと記憶していますが、やはり上厚内や直別や尺別といったいわゆる県境のような場所ではバスすら運行されておらず、いきなり窮地に追い込まれた回でした。
結局、陸別、北見経由で釧路入りし、その後は順調に進んで最終日の午前中には目的地まで到達するという回なのですが、当時管理者は尺別の様子は知っていたので、「やっぱり・・・」みたいな感じで放送を見ていたんですよね。
実際に道路も何回か走ったこともありますが、本当に何もないですよ。コンビニも浦幌を過ぎたら音別まで何もないです。それほど無人地帯なのです。上厚内駅、直別駅、尺別駅、古瀬駅といった音別を除く周辺の駅もやはり利用僅少で廃止されています。

直別駅跡はログハウスはまだ残っていました。周辺は「キナシベツ湿原」となっており、環境省によって重要湿地に登録されているようです。
また、交換設備も残されており、旅客取り扱い廃止後は直別信号場として機能しているようです。
訪問の際は列車なき今はほぼ車になると思います。ドライブのついでにいかがでしょう?雄大な自然の中を国道が延びているので、気持ちいいですよ。
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根室本線の旧直別駅について紹介します。住所は釧路市音別町直別です。


明治40年(1907年)に開業しました。当初から直別駅として設置されました。駅舎は比較的新しいログハウスふうの建物です。2003年の十勝沖地震の際に倒壊したようで、それ以降建て替えられたようです。利用者が少ないのでまだまだ綺麗でした。勿体ないですよね。
1970年代までに貨物取扱も廃止されました。発送物としては主に木材、大根、テンサイだったようです。
1960年代まで付近の開拓農家のほか、国鉄職員、北海道電力直別変電所職員の利用がありました。また、付近の中学校も閉校になったことで通学利用もあったようです。2011年から2015年の平均乗降人員は10名以下でした。


駅ホームは2面2線の交換可能駅でした。駅構内は立派で跨線橋もありました。以前、閲覧者の方とコメントでやりとりしましたが、主要駅にも関わらず、構内踏切になっている駅もあれば、ローカル駅にも関わらず、直別駅のようにしっかりと跨線橋が設けられている駅もあります。その基準が何なのか知りたいですね。

跨線橋から撮影した直別駅前の様子。隣の尺別よりは民家が数軒ありました。しかし、利用が少ない実態を踏まえると、やはり付近の皆さんも移動手段のメインは自家用車なんですよね。
鉄道で移動する場合は、列車の有する時間のみで行動が制限されてしまいます。自家用車はその心配がありません。また、日用品の買い出しを行う場合も基本的に一度に大量に購入することを踏まえると、どうしても駅までの移動手段の鉄道は敬遠されてしまいます。自家用車だと荷物と一緒に自宅の前まで運ぶことができます。
ハイブリッドカーなどのエコカーが普及すると、燃料代も抑えられるので移動費も抑えられてしまい、尚更その傾向が出ますよね。


訪問中に「スーパーおおぞら」が通過していきました。


旧ドライブイン旭付近。直別駅の浦幌寄りに少し移動するとあります。昔はドライブインがあり、少なからずドライバーが小休止する場所として機能していたようです。今は廃屋になっています。
写真を拡大してみると、大きく「北方領土奪還」と書かれていたり、少し不思議な雰囲気のある場所でした。
現在は毎週火曜と木曜に浦幌町から厚内・直別方面へのコミュニティバスが運行されているようです。直別駅までは行かず、旧ドライブイン旭付近まで乗り入れるようです。
隣の尺別と同様、根室本線の池田~釧路間では、このあたりがいわゆる本州の県境にあたります。本当に何もありませんよ。
昨日閲覧者の方とコメントのやりとりをしました。ローカル路線バス乗り継ぎの旅について。
実は6年前の夏、道東方面へ行った放送回がありました。洞爺湖から途中、地球岬、襟裳岬、納沙布岬をチェックポイントととして羅臼のバスターミナルへ向かうというルートです。
ルート的には太平洋側をず~っと行けばたどり着けると思いますが、そのルートだと広尾を経由して帯広からその先で路線バスがないのです。
池田駅や豊頃駅あたりまでなら行けたと記憶していますが、やはり上厚内や直別や尺別といったいわゆる県境のような場所ではバスすら運行されておらず、いきなり窮地に追い込まれた回でした。
結局、陸別、北見経由で釧路入りし、その後は順調に進んで最終日の午前中には目的地まで到達するという回なのですが、当時管理者は尺別の様子は知っていたので、「やっぱり・・・」みたいな感じで放送を見ていたんですよね。
実際に道路も何回か走ったこともありますが、本当に何もないですよ。コンビニも浦幌を過ぎたら音別まで何もないです。それほど無人地帯なのです。上厚内駅、直別駅、尺別駅、古瀬駅といった音別を除く周辺の駅もやはり利用僅少で廃止されています。

直別駅跡はログハウスはまだ残っていました。周辺は「キナシベツ湿原」となっており、環境省によって重要湿地に登録されているようです。
また、交換設備も残されており、旅客取り扱い廃止後は直別信号場として機能しているようです。
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