本来の運用を組めていないキハ261系5000番台はまなす編成
キハ261系 - 2021年01月27日 (水)
キハ261系5000番台はまなす編成。
昨年の11月から、少なくとも2月いっぱいまで宗谷線特急としてほぼ連日使用されるスケジュールを組んでいましたが、ここ最近もキハ261系0番台による代走が続いているようです。

JR北海道のホームページからアクセスできる『特急「宗谷」「サロベツ」の使用車両変更について』。
内容が若干更新されており、明後日1月29日まで通常の車両で運行する予定に変更されています。
特急「サロベツ2号」からの運用が3月1日もあるとして計算すると、双方で使用される回数は42回です。現状、今後の運休予定を含め、それ以外を通常運行できたと仮定すると、札幌から稚内へ向かう際が42回中14回の運休、稚内から札幌へ向かう際の運休が15回?かな。
大晦日にワイパーの不具合があり、特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」が運休になったはずです。これをカウントすれば札幌へ戻ってくる運用が1回多いんですよね。
こうしてみると、当初の運行予定から1/3が何らかの理由で運行ができずに代走等が発生していることになります。
車両故障だけでみれば、年末のワイパー不具合だけですが、それ以外は悪天候だったり、走行中に車輪に傷をつくって代走せざるを得ない状況に陥りました。
特に昨年末は宗谷本線で鹿の出没が多く、複数回接触したこともあったようです。その際に急ブレーキをかけて車輪に規定値以上の傷をつくってしまいました。
なぜ、車輪に傷をつくってしまうのがマズいのかというと、車輪踏面にフラット等の損傷がある場合、通常とは異なる振動が発生してしまい、部品の脱落などの不具合の原因になる場合があるからです。
安全運行に支障をきたすことにつながりますから、乗客を乗せて列車を走らせることができなくなるわけです。

はまなす編成による特急「宗谷」。2日に1回見られるかと思いきや、案外運休が発生して確認する機会が減っています。
とりあえず、1月29日まで運休が決まっており、明日の稚内方面へ向かう特急「宗谷」も、キハ261系0番台による車両変更が実施されるはずです。
鹿の出没によって急ブレーキをかけて車輪に傷をつくってしまう。これが続けば、いくら新車を投入しても編成数が不足するわけです。しかも今シーズンは、ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場しているので、代走用の車両も減っています。鹿が大量出没した影響で、キハ54形による1両編成の代走列車を走らせたこともあったようです。
通常の車両が少ない中で、キハ261系5000番台はまなす編成投入で性能が揃えられ、安定した輸送が実施されるかと思いきや、今度はまさかの鹿の大量発生で、通常使用する車両で車輪に傷をつくってリタイアが相次ぎました。使用できる車両を増やしたからといって、輸送改善策には必ずしも結びつかないことが、今冬の運行で改めて知った次第です。
1月30日から再びはまなす編成での運転が再開されます。当日の予報は、今のところ雪マークがついているので、朝方まで降れば、雪を蹴散らして走るはまなす編成を札幌圏でも確認できるかもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
昨年の11月から、少なくとも2月いっぱいまで宗谷線特急としてほぼ連日使用されるスケジュールを組んでいましたが、ここ最近もキハ261系0番台による代走が続いているようです。

JR北海道のホームページからアクセスできる『特急「宗谷」「サロベツ」の使用車両変更について』。
内容が若干更新されており、明後日1月29日まで通常の車両で運行する予定に変更されています。
特急「サロベツ2号」からの運用が3月1日もあるとして計算すると、双方で使用される回数は42回です。現状、今後の運休予定を含め、それ以外を通常運行できたと仮定すると、札幌から稚内へ向かう際が42回中14回の運休、稚内から札幌へ向かう際の運休が15回?かな。
大晦日にワイパーの不具合があり、特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」が運休になったはずです。これをカウントすれば札幌へ戻ってくる運用が1回多いんですよね。
こうしてみると、当初の運行予定から1/3が何らかの理由で運行ができずに代走等が発生していることになります。
車両故障だけでみれば、年末のワイパー不具合だけですが、それ以外は悪天候だったり、走行中に車輪に傷をつくって代走せざるを得ない状況に陥りました。
特に昨年末は宗谷本線で鹿の出没が多く、複数回接触したこともあったようです。その際に急ブレーキをかけて車輪に規定値以上の傷をつくってしまいました。
なぜ、車輪に傷をつくってしまうのがマズいのかというと、車輪踏面にフラット等の損傷がある場合、通常とは異なる振動が発生してしまい、部品の脱落などの不具合の原因になる場合があるからです。
安全運行に支障をきたすことにつながりますから、乗客を乗せて列車を走らせることができなくなるわけです。

はまなす編成による特急「宗谷」。2日に1回見られるかと思いきや、案外運休が発生して確認する機会が減っています。
とりあえず、1月29日まで運休が決まっており、明日の稚内方面へ向かう特急「宗谷」も、キハ261系0番台による車両変更が実施されるはずです。
鹿の出没によって急ブレーキをかけて車輪に傷をつくってしまう。これが続けば、いくら新車を投入しても編成数が不足するわけです。しかも今シーズンは、ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場しているので、代走用の車両も減っています。鹿が大量出没した影響で、キハ54形による1両編成の代走列車を走らせたこともあったようです。
通常の車両が少ない中で、キハ261系5000番台はまなす編成投入で性能が揃えられ、安定した輸送が実施されるかと思いきや、今度はまさかの鹿の大量発生で、通常使用する車両で車輪に傷をつくってリタイアが相次ぎました。使用できる車両を増やしたからといって、輸送改善策には必ずしも結びつかないことが、今冬の運行で改めて知った次第です。
1月30日から再びはまなす編成での運転が再開されます。当日の予報は、今のところ雪マークがついているので、朝方まで降れば、雪を蹴散らして走るはまなす編成を札幌圏でも確認できるかもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
はまなす編成が昨日から復帰 2021/01/31
-
本来の運用を組めていないキハ261系5000番台はまなす編成 2021/01/27
-
キハ261系に搭載しているDMF13HZ系エンジン 2021/01/11
-