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本来の運用を組めていないキハ261系5000番台はまなす編成

キハ261系5000番台はまなす編成。

昨年の11月から、少なくとも2月いっぱいまで宗谷線特急としてほぼ連日使用されるスケジュールを組んでいましたが、ここ最近もキハ261系0番台による代走が続いているようです。



JR北海道のホームページからアクセスできる『特急「宗谷」「サロベツ」の使用車両変更について』。

内容が若干更新されており、明後日1月29日まで通常の車両で運行する予定に変更されています。

特急「サロベツ2号」からの運用が3月1日もあるとして計算すると、双方で使用される回数は42回です。現状、今後の運休予定を含め、それ以外を通常運行できたと仮定すると、札幌から稚内へ向かう際が42回中14回の運休、稚内から札幌へ向かう際の運休が15回?かな。

大晦日にワイパーの不具合があり、特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」が運休になったはずです。これをカウントすれば札幌へ戻ってくる運用が1回多いんですよね。

こうしてみると、当初の運行予定から1/3が何らかの理由で運行ができずに代走等が発生していることになります。

車両故障だけでみれば、年末のワイパー不具合だけですが、それ以外は悪天候だったり、走行中に車輪に傷をつくって代走せざるを得ない状況に陥りました。

特に昨年末は宗谷本線で鹿の出没が多く、複数回接触したこともあったようです。その際に急ブレーキをかけて車輪に規定値以上の傷をつくってしまいました。

なぜ、車輪に傷をつくってしまうのがマズいのかというと、車輪踏面にフラット等の損傷がある場合、通常とは異なる振動が発生してしまい、部品の脱落などの不具合の原因になる場合があるからです。

安全運行に支障をきたすことにつながりますから、乗客を乗せて列車を走らせることができなくなるわけです。



はまなす編成による特急「宗谷」。2日に1回見られるかと思いきや、案外運休が発生して確認する機会が減っています。

とりあえず、1月29日まで運休が決まっており、明日の稚内方面へ向かう特急「宗谷」も、キハ261系0番台による車両変更が実施されるはずです。


鹿の出没によって急ブレーキをかけて車輪に傷をつくってしまう。これが続けば、いくら新車を投入しても編成数が不足するわけです。しかも今シーズンは、ノースレインボーエクスプレスが苗穂工場に入場しているので、代走用の車両も減っています。鹿が大量出没した影響で、キハ54形による1両編成の代走列車を走らせたこともあったようです。


通常の車両が少ない中で、キハ261系5000番台はまなす編成投入で性能が揃えられ、安定した輸送が実施されるかと思いきや、今度はまさかの鹿の大量発生で、通常使用する車両で車輪に傷をつくってリタイアが相次ぎました。使用できる車両を増やしたからといって、輸送改善策には必ずしも結びつかないことが、今冬の運行で改めて知った次第です。

1月30日から再びはまなす編成での運転が再開されます。当日の予報は、今のところ雪マークがついているので、朝方まで降れば、雪を蹴散らして走るはまなす編成を札幌圏でも確認できるかもしれませんね。











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コメント
10136: by 氷海軌道 on 2021/01/27 at 22:27:40

 ここ近年でエゾシカとの列車事故件数が増加しています。折角の新車も鹿接触で長期離脱を余儀されなくなり、定期列車も運休・遅延が多発。事態は深刻です。

 道東方面ですと、線路脇に置かれたエゾシカの轢死体に特別天然記念物のオオワシが集まり、それと列車が接触する二次被害も増加傾向にあり、これも一考せねばなりません。野鳥保護団体はJRに対して、鹿の死体の迅速な処理求めていますが、営業中の旅客列車に死体を積むのは衛生上好ましくありませんし、かと言って列車が運行する時間帯に保線車両で回収に向かわせることも出来ません。ですからエゾシカとの接触を減らすしかないのです。

 JR北海道ホームページの「よくあるご質問」によると、「輸送影響の大きい路線では鹿除けの柵を設置している」とのことです。では、輸送影響の少ない路線(=地方路線?)はどうなのでしょう?宗谷本線、釧網本線や花咲線などでは何もしていないのでしょうか?20億円の新車を2本も造るのも良いですが、地方路線の鹿対策にもっと尽力すべきです。輸送安定化と環境保護を両立させるなら、それしかありません。

10144: by ハマヒデ on 2021/01/28 at 09:35:35 (コメント編集)

まさか261-0よりもはまなす編成の方が、鹿が出没しやすいわけはないでしょうが、期待していた方には気の毒ですね。
ラベンダー色も回送を待つばかりのようですが、こちらのデビューは、臨時「フラノラベンダー」になりそうですね。
もうノースレインボーの出番は無いまま、終りそうで残念です。ただ、例の国と道が出資して購入する観光車両の中に入れてくれないか?と期待するのは無理でしょうか?

10145:自然現象はやむを得ない by hira_tatsu12 on 2021/01/28 at 14:29:00

結局、自然現象(鹿が出るのはエサなどの問題で気候も左右)には左右されるのがしかたないのが本音です。
ただ、宗谷線運用の編成を1本余分に確保できるだけでも随分マシではないでしょうか。

残り30両の新製で、おおぞらと北斗、オホーツク(大雪)運用をすべて賄おうとすると、

①おおぞら:クシに最低3本(おおぞら全運用移管も含めてST1119-1224ぐらいまではアリ)
②北斗:石勝系統からST1106-1206は転用して車種統一
③オホーツク:ST1101-1203までを優先して運用

結局、どこの方面へも飛ばせるサウ・ナホに一定数キハ261を置いておけば残り120両もの旧型特急型は全て廃車できるどころか、予備も含めてキハ261だけで全てのJR北特急を賄うのもあと3年で現実味を帯びそうです。

10147: by 管理人 on 2021/01/28 at 23:16:04

>>「氷海軌道」さん、コメントありがとうございます。

ここまで鹿が大量発生することも珍しいです。もはや深刻な事態ですよね。

鹿と接触してしまい、すぐに死体を回収できるかというとそういうわけにもいかず、放っておけば、他の野生動物に捕食されます。夜になれば暗くて回収が不可能になる場合もありますから、難しい問題なんですよね。

輸送密度の高い路線では一応柵を設置していますが、それでも侵入してくるときもありますよ。管理者は札幌在住ですが、付近だと千歳線の上野幌~島松間や南千歳~沼ノ端間は出没が多く、たまに接触することもあります。

本気で対策するのであれば、線路をバリケードで囲むぐらいのことをしなければなりません。お金がかかり現実的ではないですが、それぐらいしないと野生動物との接触は完全に避けられません。本当に頭を悩ますところですね。

10148: by 管理人 on 2021/01/29 at 01:02:52

>>「ハマヒデ」さん、コメントありがとうございます。

あくまで偶然としか言いようがありませんが、はまなす編成は本当に気の毒です。

ラベンダー編成はいつ北海道にやってくるのでしょうか??本来であれば集約臨などの使用も視野に入れていますが、コロナ禍では運行は無理です。

ノースレインボーエクスプレスは苗穂工場に入場中で、綺麗な状態になっています。まだ使うと思いますよ。

例の観光車両投入の話ですが、車齢やメンテナンスを考えるとノースレインボーエクスプレスは難しいです。それなら、新しい車両を投入して活用した方が長期的な支援及び、車両メンテナンスも大きく影響することはないはずです。どのようになるかわかりませんが、いずれにしてもノースレインボーエクスプレスだと短期間で手放さなければならなくなるので、支援という見方をすれば現実的ではありませんよね。

10149: by 管理人 on 2021/01/29 at 01:11:05

>>「hira_tatsu12」さん、コメントありがとうございます。

充当できる数が増えているので、あるかないかで判断すればあった方がいいですよね。

キハ261系の今後の増備と配置について、「おおぞら」を全て釧路車にするのか、半数を釧路車にするのかで変わってきます。運用上で車両繰りがしやすくなるのは列車ごとに分ける方法で、前者の方が有利になることは言うまでもありません。

全て釧路車にするのであれば、6本か7本は必要になるはずです。さらに既存車の転属も実施される可能性が高く、登場時期や今後使用を想定した場合の走行距離などを踏まえると、1次車から5次車を札幌または苗穂、6次車と7次車を函館、7次車を釧路にそれぞれ配置した方がいいと思います。

1箇所に集中配置すれば、予備車両も少なくすることができるので有利です。しかし、収容数の関係もあってそれができない状況です。キハ283系の最終増備車は置き換え対象外なんて話も聞きますが、おそらくキハ261系の増備で全て置き換えることが可能と思われ、キハ183系、キハ281系、キハ283系の見納めも近づいていると思います。

10151:もう一つ可能性があるとすれば・・・❗️ by s-kamui on 2021/01/29 at 15:04:20

管理人様が仰せのように走行距離と新しさを勘案するとすれば、釧路283系を札転or苗所に、そして札転261系7次車を釧路一括配置にし前者をとかち用、後者をおおぞら用するのも悪くないかなと思いました。そして一部とかちのおおぞら延伸と言うのもバチが当たらない気がしました(笑)。

5000番台の話になりますが、今年はとかちにも充当される予定になりますので当方としてこれ程楽しみと言える事などありません。

10155: by 管理人 on 2021/01/30 at 00:56:49

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

一部おおぞら化よりも、深夜の便を少なくして日中の本数を充実してほしいです。明るい時間帯の方が利用が多いに決まっています。

JR北海道って、時刻繰り下げは得意ですが、時刻繰り上げはなかなか実施しません。いつまでも夜行列車の廃止の代替などと称して「万が一」を考えていたら、利用向上なんて結びつきませんよ。

「とかち」へのはまなす編成投入も1号と6号や3号と8号で実施しればよいのに、なぜ利用の少ない9号に充当するのか?それとも利用者を増やすためにあえて9号に充当させるのか?

それだったら、15年前のように最終列車を1時間前倒しした方が現実的だと思います。これで利用が少なかったら、設定時間帯に問題があることは言うまでもないので、ダイヤの見直しを実施してもらいたいですね。

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