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キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス、綺麗になっています!!

苗穂工場に入場中のキハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス。

先頭車だけですが、先日久しぶりにその様子を確認できました。







写真ではわかりづらいですが、整備中のようで、綺麗になっていましたよ。

キハ261系5000番台のはまなす編成とラベンダー編成が正式にニュースリリースで発表された際に、後継車両として発表されたことから、デビュー後営業運転に入ったら引退するかと思いきや、苗穂工場に入場して綺麗な状態になっています。ラベンダー編成が営業運転を開始した後も、しばらくは使われるのではないでしょうか?

実はコロナ禍で当初の予定が狂っている点も見逃せないんですよね。

昨年は新型コロナウィルスの影響で、多客臨については運行開始が遅くなりました。ノースレインボーエクスプレスは、夏季は札幌~富良野間の「フラノラベンダーエクスプレス」で使用されますが、運行開始が遅くなったことで、当初の引退時期よりも先送りされている可能性があります。

車両の引退の1つの目安として走行距離があります。一定の走行距離に達すれば検査を実施しなければなりません。その前に車両を引退させて除籍させる方法がとられることもあります。昨年は「フラノラベンダーエクスプレス」の運行開始が遅くなったことや、例年7月には平日を含めて毎日運転されるところを、9月まで週末や祝日のみの運転としたため、当初予定していた達するべき走行距離に達しておらず、そのために寿命が延びた可能性があります。

国鉄時代であれば「一休車」と呼ばれる当分使用予定がない車両を再度走らせることを前提に休車とし、当該期間は検査サイクルの運行年数から除外することができる仕組みがあります。

ノースレインボーエクスプレスについては、時期によっては定期特急列車の代走を除いて稼働しない場合もあります。必ずしも使用頻度が高いとはいえず、冬季など、稼働しない期間は「一休車」扱いとし、検査サイクルを延ばして使用していた可能性があります。

同車は1992年に苗穂工場で自社製造された北海道で6代目のリゾート気動車です。元々は初代リゾートトレイン、アルファコンチネンタルエクスプレスの置き換え用としての役割もありました。

しかし、ノースレインボーエクスプレスが登場したからといって、アルファコンチネンタルエクスプレスはすぐに引退とはならず、それから3年程度使用して引退となりました。過去にこうした事例があったことを踏まえると、後継車両が登場したとはいえ、すぐには置き換えられず、あと数年程度は活躍するのかもしれません。

ですが、1992年製ということで今年で車齢29年に達します。北海道のリゾート気動車で後発のデビューですが、近年は宗谷線特急の代走で重宝されており、多客臨についても、札幌~富良野間の「フラノラベンダーエクスプレス」が1往復減らされたことで、札幌~富良野間で多く使用してきたクリスタルエクスプレスよりも、定員数の多いノースレインボーエクスプレスが重宝される傾向にありました。なので、先に引退したニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスよりも近年は酷使されており、その中で、ドアをガムテープで応急処置しながら無理やり使うなど、痛々しい状況にも関わらずその中で代走に繰り出されることもあったようです。

もちろんワンオフ車両であり、昨今製造されている車両のように、車両メンテナンスのことなどあまり考慮されない時代に生まれた車両です。車齢も高く、修繕を実施するにも各種部品が生産中止になったり、修繕費用が高額になる場合もあり、さすがのノースレインボーエクスプレスも長い活躍は見込めないと管理者は思っていました。

そのような中で、苗穂工場でまさか綺麗になっているとは、、、。おそらくまだ現役で使用すると思われ、非常に嬉しい限りです。

ですが、車齢を考えると長い活躍は見込めず、はまなす編成やラベンダー編成が登場した今、以前のように宗谷線特急の代走に多く入る可能性は低く、「フラノラベンダーエクスプレス」などの車両への負荷をあまりかけない臨時列車で使用される可能性が高いと思います。

今冬は苗穂工場に入場していることもあり、冬季の宗谷線特急で代走に駆り出されない珍しい年です。活躍が見られないのは残念ですが、綺麗な姿になって、また本線上で走る姿が見られることを期待しています。















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コメント
10156:無題 by GT-Hiro on 2021/01/30 at 09:31:45

新コロ禍が運行シーズンまで終息するか如何の話ですが、廃車進行中のN183系に代わって山線特急『ニセコ』号に運用された後、退役する可能性が大きいと思います。

10157: by DT情報局 on 2021/01/30 at 14:11:44

全車ハイデッカーのノースレインボーはバリアフリー化に逆行しますが何に使うのかな?

10158: by ナナッシー on 2021/01/30 at 21:32:01

こんばんは
NN183系が未だに現役ですから、先にリゾートの183系全廃するのもなんだかもったいない気がします。

春臨のプレスにはフラノラベンダーエクスプレスの車種について公表されていませんでした。
2往復運転ならノースレインボーエクスプレスとラベンダーもしくははまなすが担当し、1往復運転なら引き続きノースレインボーエクスプレスが担当することでしょうか。

また、北海道で観光列車を購入すると先日北海道新聞に掲載されていましたが、
その列車はノースレインボーエクスプレスなるのでしょうか。。。
なお、管理運用方法についてはキハ261系0代と同じみたいです。

10160: by 管理人 on 2021/01/31 at 21:50:50

>>「GT-Hiro」さん、コメントありがとうございます。

特急「ニセコ号」で使用される可能性は低いと思いますよ。まずは5両編成も必要ある?という話になってきます。

そして、ニセコエクスプレスのように、山線での使用を想定してそれまでのハイデッカー構造から脱却した背景があります。ノースレインボーエクスプレスも山線での使用実績ももちろんありますが、それだったら、はまなす編成を4両編成にして対応した方がフリースペースもあり、しかも座席数も3両分なので、これまでの輸送を引き継ぐにはふさわしいかなと思ったりします。

10161: by 管理人 on 2021/01/31 at 21:51:50

>>「DT情報局」さん、コメントありがとうございます。

もちろん臨時列車として使っていくと思います。

10162: by 管理人 on 2021/01/31 at 21:58:53

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

綺麗にされて、しかも引退も発表されていないので、今後もしばらく活躍が期待できそうです。

「フラノラベンダーエクスプレス」の車両が正式に公表されていません。今年も昨年と同様、1往復になるのか例年どおり2往復になるのかわかりませんが、いずれにしてもラベンダー編成の使用の可能性も含めて楽しみです。

道が観光列車を購入するという報道。ノースレインボーの場合、年式等を踏まえると車両価格を安く抑えられそうですが、逆に長期的に使うのは困難です。そうした支援をいつまで続けるのかにも車両の選定に関わってきそうですね。

10164:承認待ちコメント by on 2021/02/01 at 01:05:56

このコメントは管理者の承認待ちです

10166: by 管理人 on 2021/02/01 at 22:34:22

>>コメントNo,10164の方へ

ワンオフ車両なので、部品の確保や修繕が難しそうです。引退の発表がされていないので、今後も引き続き活躍しそうです。

最後に、当ブログでは名前(ニックネーム)のないコメントは非公開とさせていただいております。 万が一、当ブログにコメントを投稿していただく際は、名前(ニックネーム)の記入をお願いします。

10168: by ERGA--1064 on 2021/02/02 at 17:57:18

ノースレインボーは5両編成です。この春のダイヤ改正でおおぞらや北斗が5両編成になります。そうなれば仮にキハ261おおぞらや北斗、キハ281、キハ283に不具合があって車両不足になった場合やこれまでの宗谷サロベツ、はまなす・ラベンダーの代走など、活躍の場はかえって広くなったような気がします。

10169: by GG on 2021/02/04 at 01:18:15 (コメント編集)

最初からラベンダー編成ですぐに置き換える予定が無かっただけだと思いますよ。休車で延命するなら検査入場なんて必要無いですし、検査入場自体が予定通りとしか思えません。

JR北海道自身による引退コメントも出たことが無いはずで、鉄道雑誌等が勝手に引退と決め付けていただけでしょう。


元々クリスタルと比べて3年も後の製造ですから、相次いで引退するほどではないんですよね。まだ車令が30年に達していません。要らないなら引退もあり得るけど、要らないと言える状況が今の北海道には無いですよね。定期運用が無くても、臨時運用すら設定していなくても、この時期なんか特に重宝するわけで、あって良い車両なんです。

ニセコやクリスタルでは務まらない定期列車の代走を輸送力もある程度確保しつつこなせ、性能面でもそこまで見劣りしない、183系の中で一番ハイスペックでもあり、281系や283系と違ってどこに所属する乗務員でも扱えて、今後はまなす・ラベンダー編成が担うべきところを同じようにこなせる車両ですよね。しかも座席数は両者より多いです。

一般車と比べたら多少は走行キロの伸びが悪いこともプラスに働いているでしょう。積極的に潰す理由が特になかったので、2021年の置き換えと言うのは想定されていなかっただけではないかと思いますけどね。

ニセコやクリスタルは使いにくい事情をいくつも抱えていたのに対し、ノースレインボーはかなり汎用車に近い感じで使いまくりでしたから、何だかんだ言いつつ、183系のラストがノースレインボーになり得るように思います。実際、最終製造車な上、定期運用は持っていませんから。


そもそもで、ニセコ→はまなす、クリスタル→ラベンダーと言う見方もできます。さらにもう1回くらい検査を通す可能性も、否定できないように思いますけどね。

いずれにしても、2021年の置き換え予定は端っから無かっただけだと個人的には思いますよ。


>道が観光列車を購入するという報道。

これは維持困難とされる線区が主なターゲットで、その定期列車としても使える想定のようですから、山紫水明のような感じの新製車でしょう。特急型では閑散線区の普通列車には過剰です。

10170: by 管理人 on 2021/02/04 at 22:41:21

>>「ERGA--1064」さん、コメントありがとうございます。

昔はキハ183系の「北斗」の代走としても活躍したときがありましたね。130km/h対応でグリーン車はありませんが、5両編成ということで対応しやすかったのだと思います。

ここ近年の様子をみていると、函館方面も釧路方面も札幌か釧路か函館で上手くやり繰りしています。釧路ではキハ283系の予備車が増え、函館もキハ281系で予備が増えているので、キハ281系が代走で駆り出されることもあります。形式が異なる場合もありますが、代走による遅延は発生しづらくなっています。昔のように苗穂の力を借りずに済んでいます。

ノースレインボーエクスプレスも30年なので、今後長い活躍は見込めそうにないですが、引退まで臨時列車などで大事に使っていく気がします。

10171: by 管理人 on 2021/02/04 at 22:51:21

>>「GG」さん、コメントありがとうございます。

引退の発表は出されていませんが、過去のニュースリリースでキハ261系5000番台は正式な後継車両と発表されていました。車齢はまもなく30年を迎え、決して維持し続けることは簡単ではない車両です。

汎用性が高い車両ですが、ただ1つ欠点としては、ハイデッカー構造で近年のバリアフリー推進には対応しにくくなっています。但し、そうした車両を使ってはならないという規制はありませんから、使い続けられるといえば使い続けることは可能です。

ちなみに、キハ261系5000番台はクリスタルエクスプレスとノースレインボーエクスプレスの後継車両という位置づけのようです。2019年10月17日付のニュースリリースで記載されているので、もしよければ確認してみてください。

ノースレインボーエクスプレスで置き換えたアルファコンチネンタルエクスプレスも引退は、結局製造から3年を経過していましたから、過去に記事で記載したとおり、後継車両と言いつつ、まだ活躍した前例もあり、クリスタルエクスプレスのように年度末までに廃車とするのであれば、何も発表がなかったので、動向が気になっていた次第です。

今冬の走行シーンが見られる可能性は難しいかもしれませんが、春からの活躍を期待したいと思います。

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