北海道の起動加速度4.0km/h/sのバケモノ
その他あれこれ - 2021年02月09日 (火)
先日から更新が数日おきになったり、時間帯が遅くなったりして申し訳ありません。
実は数日前から札幌にいません。引き続き1週間ほど生活サイクルが変わります。パソコンを持参しているのでブログは更新していきますが、深夜になってしまったり、数日おきになってしまったりするのでよろしくお願いします。
今回は先日Instagramに上げた札幌市営地下鉄5000形の澄川駅の加速動画。
実は起動加速度4.0km/h/sのバケモノなのです。東西線の8000形や東豊線の9000形は3.5km/h/sなので、既存の札幌市営地下鉄の車両は3種類ありますが、5000形だけ頭1つ飛び抜けています。
ですが、動画を確認する限りでは、6両編成の割には、そこまで速くは見えないような印象もあります。それは、車両1両あたりの全長が18mと長く、最高運転速度も70km/hにとどまるので、その影響もあると思います。
5000形は1995年から製造され、翌年から営業運転を開始しました。
それまで使用されていた2000形や3000形は、編成中の客用ドアが片側16ヶ所(1両当たり2ヶ所×8両)だったため、乗降客が集中しやすい大通駅やさっぽろ駅で乗降に時間を要しダイヤ遅延の原因となっていました。
また、8両編成とはいえ、1両当たりの全長が13.5m級の小型車両のため、デッドスペースとなる連結部が多くなってしまい、編成が長いにも関わらず、収容力の面で問題が生じていました。加えて、南北線では各駅のホーム長が110m弱で建設されており、大通駅や麻生駅など、ホーム両端に階段が設置されている駅も存在するため、東西線のように車両を増結して対応することは難しい状況にありました。
そこで、本州の鉄道のように、多扉車の方策がとられ、現在の南北線の5000形では、1両当たりの全長を18m級に大型化し、編成中の客用ドアを24ヶ所(1両当たり4ヶ所×6両)とすることで乗降の円滑化と混雑緩和が図られました。
新しいと思っていた5000形も初期車両は1995年登場で、登場から25年が経過しました。過去の2000形や3000形の活躍をみていると、登場から20年~25年程度で引退しているケースがほとんどです。但し、老朽化よりも上記のとおり、混雑緩和を図る必要があったため、早々と5000形に置き換えられて廃車になったという見方の方が適しているかもしれません。東西線の6000形は、中には30年以上活躍した編成もありましたからね。
JR北海道の車両とは異なり、地下鉄は基本的に外を走ることがないので、比較的車両への負荷が少ないと思います。5000形も初期車は25年が経過していますが、今のところ置き換え計画はなく、一部車両は前面のLEDがフルカラータイプに交換されているので、まだしばらく活躍が見込めそうです。
短編動画ですが、東西線の8000形や東豊線の9000形にはない独特の加速音をお楽しみください。
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今回は先日Instagramに上げた札幌市営地下鉄5000形の澄川駅の加速動画。
実は起動加速度4.0km/h/sのバケモノなのです。東西線の8000形や東豊線の9000形は3.5km/h/sなので、既存の札幌市営地下鉄の車両は3種類ありますが、5000形だけ頭1つ飛び抜けています。
ですが、動画を確認する限りでは、6両編成の割には、そこまで速くは見えないような印象もあります。それは、車両1両あたりの全長が18mと長く、最高運転速度も70km/hにとどまるので、その影響もあると思います。
5000形は1995年から製造され、翌年から営業運転を開始しました。
それまで使用されていた2000形や3000形は、編成中の客用ドアが片側16ヶ所(1両当たり2ヶ所×8両)だったため、乗降客が集中しやすい大通駅やさっぽろ駅で乗降に時間を要しダイヤ遅延の原因となっていました。
また、8両編成とはいえ、1両当たりの全長が13.5m級の小型車両のため、デッドスペースとなる連結部が多くなってしまい、編成が長いにも関わらず、収容力の面で問題が生じていました。加えて、南北線では各駅のホーム長が110m弱で建設されており、大通駅や麻生駅など、ホーム両端に階段が設置されている駅も存在するため、東西線のように車両を増結して対応することは難しい状況にありました。
そこで、本州の鉄道のように、多扉車の方策がとられ、現在の南北線の5000形では、1両当たりの全長を18m級に大型化し、編成中の客用ドアを24ヶ所(1両当たり4ヶ所×6両)とすることで乗降の円滑化と混雑緩和が図られました。
新しいと思っていた5000形も初期車両は1995年登場で、登場から25年が経過しました。過去の2000形や3000形の活躍をみていると、登場から20年~25年程度で引退しているケースがほとんどです。但し、老朽化よりも上記のとおり、混雑緩和を図る必要があったため、早々と5000形に置き換えられて廃車になったという見方の方が適しているかもしれません。東西線の6000形は、中には30年以上活躍した編成もありましたからね。
JR北海道の車両とは異なり、地下鉄は基本的に外を走ることがないので、比較的車両への負荷が少ないと思います。5000形も初期車は25年が経過していますが、今のところ置き換え計画はなく、一部車両は前面のLEDがフルカラータイプに交換されているので、まだしばらく活躍が見込めそうです。
短編動画ですが、東西線の8000形や東豊線の9000形にはない独特の加速音をお楽しみください。
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