「SL冬の湿原号」に使うSLと客車を4億円かけて修繕へ
臨時列車 - 2021年02月10日 (水)
現在、北海道で唯一のSL列車になってしまった「SL冬の湿原号」。

本日、JR北海道のニュースリリースで明るい話題が流れました。
来年度も引き続き運行するために、約4億円をかけて使用するSLと客車の修繕を実施するようです。
毎年2月に20日程度運行されます。札幌では見られない臨時列車ですが、北海道では大人気の列車です。新型コロナウィルス以前は、インバウンド需要の後押しもあり、海外の旅行客からも人気の列車でした。
昨年度は新型コロナウィルスの影響で運行日の後半は失速してしまいましたが、1日あたりの乗車人員は200人以上で、同列車で釧路界隈や釧網本線が大変賑わいます。
一方、SLはもちろん、使用する客車も14系主体となっており、老朽化が進行していました。運行には一般の旅客列車以上に手間やお金がかかります。それでも、運行継続への強い要望などの理由により、来年度以降も運行を継続させるようです。
また、各車両の現状についても発表されています。


まずは「C11 171」号機。
今年度運行分の「SL冬の湿原号」が終了した今年3月に苗穂工場で全般検査を実施する計画です。
SLの心臓部のボイラーは、大阪の業者へ搬送し、修繕等を実施します。


客車5両中4両が14系客車です。臨時列車用のため、比較的綺麗な状態を維持しています。
しかし、サービス機器の電源に使用している発電エンジンで老朽化が進行しており、部品も製造中止のため、修繕することができません。よって新たに発電エンジンを交換して対応します。
また、台車などの各部の老朽化、車体外板や車内の老朽化も進行している状況です。


客車5両中1両だけ目立つ存在の「スハシ44‐1」。カフェカーとして連結されています。かつては「SLすずらん号」のカフェカーとしても使用されていました。
こちらは車体外板や内装で木材を使用しているため、劣化が著しい状態となっているようです。
毎年恒例の臨時列車「SL冬の湿原号」。JR北海道の現状や車両の老朽化を考慮すると、いつ運行が終了してもおかしくない状況でした。ですが、島田修社長の「いったん止めてしまうと技術伝承ができなくなり二度と運行ができなくなる」という言葉が管理者は強く印象に残っており、運行継続が難しい状況だったこれまでを一掃し、今後も引き続き運行する目処が立ちました。
引き続きコロナの影響で今年は空席が発生する状況になっていますが、いずれコロナが終息したら、終息前のように毎日が満席になって予約が困難なほどの人気列車に返り咲いてくれることを期待しています。
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来年度も引き続き運行するために、約4億円をかけて使用するSLと客車の修繕を実施するようです。
毎年2月に20日程度運行されます。札幌では見られない臨時列車ですが、北海道では大人気の列車です。新型コロナウィルス以前は、インバウンド需要の後押しもあり、海外の旅行客からも人気の列車でした。
昨年度は新型コロナウィルスの影響で運行日の後半は失速してしまいましたが、1日あたりの乗車人員は200人以上で、同列車で釧路界隈や釧網本線が大変賑わいます。
一方、SLはもちろん、使用する客車も14系主体となっており、老朽化が進行していました。運行には一般の旅客列車以上に手間やお金がかかります。それでも、運行継続への強い要望などの理由により、来年度以降も運行を継続させるようです。
また、各車両の現状についても発表されています。


まずは「C11 171」号機。
今年度運行分の「SL冬の湿原号」が終了した今年3月に苗穂工場で全般検査を実施する計画です。
SLの心臓部のボイラーは、大阪の業者へ搬送し、修繕等を実施します。


客車5両中4両が14系客車です。臨時列車用のため、比較的綺麗な状態を維持しています。
しかし、サービス機器の電源に使用している発電エンジンで老朽化が進行しており、部品も製造中止のため、修繕することができません。よって新たに発電エンジンを交換して対応します。
また、台車などの各部の老朽化、車体外板や車内の老朽化も進行している状況です。


客車5両中1両だけ目立つ存在の「スハシ44‐1」。カフェカーとして連結されています。かつては「SLすずらん号」のカフェカーとしても使用されていました。
こちらは車体外板や内装で木材を使用しているため、劣化が著しい状態となっているようです。
毎年恒例の臨時列車「SL冬の湿原号」。JR北海道の現状や車両の老朽化を考慮すると、いつ運行が終了してもおかしくない状況でした。ですが、島田修社長の「いったん止めてしまうと技術伝承ができなくなり二度と運行ができなくなる」という言葉が管理者は強く印象に残っており、運行継続が難しい状況だったこれまでを一掃し、今後も引き続き運行する目処が立ちました。
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