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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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「SL冬の湿原号」に使うSLと客車を4億円かけて修繕へ

現在、北海道で唯一のSL列車になってしまった「SL冬の湿原号」。





本日、JR北海道のニュースリリースで明るい話題が流れました。

来年度も引き続き運行するために、約4億円をかけて使用するSLと客車の修繕を実施するようです。

毎年2月に20日程度運行されます。札幌では見られない臨時列車ですが、北海道では大人気の列車です。新型コロナウィルス以前は、インバウンド需要の後押しもあり、海外の旅行客からも人気の列車でした。

昨年度は新型コロナウィルスの影響で運行日の後半は失速してしまいましたが、1日あたりの乗車人員は200人以上で、同列車で釧路界隈や釧網本線が大変賑わいます。

一方、SLはもちろん、使用する客車も14系主体となっており、老朽化が進行していました。運行には一般の旅客列車以上に手間やお金がかかります。それでも、運行継続への強い要望などの理由により、来年度以降も運行を継続させるようです。

また、各車両の現状についても発表されています。





まずは「C11 171」号機。

今年度運行分の「SL冬の湿原号」が終了した今年3月に苗穂工場で全般検査を実施する計画です。

SLの心臓部のボイラーは、大阪の業者へ搬送し、修繕等を実施します。







客車5両中4両が14系客車です。臨時列車用のため、比較的綺麗な状態を維持しています。

しかし、サービス機器の電源に使用している発電エンジンで老朽化が進行しており、部品も製造中止のため、修繕することができません。よって新たに発電エンジンを交換して対応します。

また、台車などの各部の老朽化、車体外板や車内の老朽化も進行している状況です。







客車5両中1両だけ目立つ存在の「スハシ44‐1」。カフェカーとして連結されています。かつては「SLすずらん号」のカフェカーとしても使用されていました。

こちらは車体外板や内装で木材を使用しているため、劣化が著しい状態となっているようです。


毎年恒例の臨時列車「SL冬の湿原号」。JR北海道の現状や車両の老朽化を考慮すると、いつ運行が終了してもおかしくない状況でした。ですが、島田修社長の「いったん止めてしまうと技術伝承ができなくなり二度と運行ができなくなる」という言葉が管理者は強く印象に残っており、運行継続が難しい状況だったこれまでを一掃し、今後も引き続き運行する目処が立ちました。

引き続きコロナの影響で今年は空席が発生する状況になっていますが、いずれコロナが終息したら、終息前のように毎日が満席になって予約が困難なほどの人気列車に返り咲いてくれることを期待しています。











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コメント
10182: by ハナ on 2021/02/11 at 00:11:25 (コメント編集)

止めるのは簡単です。でも二度と復活するのは困難。コレは鉄道に限らず様々な産業に通じます。技術を後世に残す事は大事な部分です。
正直言って満席でやっと収支が合うレベルかもしれません。しかし観光資源として周遊ルートにしたりできるのがSLであり道東観光だと思います。
客車のテコ入れは今後の課題ですね。
廃車?タイミングが合えばノースの中間車を改造とかも面白いだろうけど自重が重いからSLに負荷が掛かるかな。

10184: by 管理人 on 2021/02/12 at 23:00:17

>>「ハナ」さん、コメントありがとうございます。

おそらく、満席になっても赤字ではないでしょうか?

期間中は写真などが撮りやすいように、定期列車を設定したりするなどの工夫をすれば、もっと利用者は増えると思います。SLを運行した時点で、冬の湿原号だけなら収益はがようやく確保できるかもしれませんが、釧網本線全体でみれば、数%貢献したにすぎないと思います。

「SL冬の湿原号」のみならず、SL列車に求められることは、編成全体で調和していることだと思います。いきなり2階建車両を連結してしまえば、編成全体で美しさが欠けてしまうのです。昔ながらの保たれている編成・姿が大事なのです。今管理者は釧路にいますが、色々な人に話を聞いて、ようやくSL列車についてあかってきた気がします。もちろん2階建車両を組み込んでも面白そうですけどね。

それを実現する場合、補機をつけて運行しそうな気がします。

10188: by シニアパートナー on 2021/02/15 at 09:11:11 (コメント編集)

朗報ですね。
今回の決定は、英断だったと思います。蒸気機関車は、長い間運行が止まると運転、保守ができなくなります。レバーを傾けるだけで走り出すものではないからです。保守もそのカマ独特の性格があり、経験がモノをいいます。

いまは新型コロナの影響で、運輸関係はガタガタですが、いずれコロナを克服し経済活動が戻ってくる時期がやってきます。そのときに備えて、夢のある事業を提供することは大切です。これは鉄道博物館と同様で、直ぐに経営にプラスになることはありませんが、人々の心の中に残り、鉄道応援団を形成してくれる存在になり得ます。

蒸気機関車は世界的に、普遍の鉄道遺産として認知されている点も大きいと思いますね。

10193: by 管理人 on 2021/02/17 at 22:34:18

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

冬の湿原号は毎年運行できるのか心配された列車の1つでした。技術継承のために残すという判断を下したのは素晴らしいと思います。

残らなければ、維持もできなくなり、運行することもできなくなります。機関士も退職してしまうでしょう。継承者もいなくなります。SL列車を残すことで、少ないながらも熟練の技術者たちはこれからもJR北海道に残ることになります。

SLはもはや地域振興に重要な役割を果たしています。引き続き今後も運行を継続し、徐々にJR北海道が元気になる立役者の1つになってほしいと思います。

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