キハ261系5000番台ラベンダー編成が北海道上陸
キハ261系 - 2021年02月18日 (木)
先日渡道したキハ261系5000番台ラベンダー編成。
先に営業運転を開始しているはまなす編成同様、今後は多客臨などを中心に使用していく予定です。


先日、苗穂運転所(札ナホ)構内に停まっていました。
当日は曇りで同車の良さがあまり出ませんでしたが、これが雪晴れの白銀の世界の中を、夏季の北海道の緑の中を、紅葉の中を走るとそれぞれ違った感じで見えてくるかもしれません。
第一印象としては、毒々しいエクステリア。はまなす編成よりも色が濃いので暗い印象です。789系0番台「ライラック」のように先頭部分にラッピングを実施するのであれば、間違いなく「ばいきんまん」が似合いそうです。車両のいたるところに「ばいきんまん」のステッカーを貼って「ばいきんまん号」として運行してもいいかもしれません。四国の2000系の「ばいきんまん号」よりも断然似合うと思います。
はまなす編成については、北海道鉄道140周年記念で「北斗」、「おおぞら」、「宗谷」、「サロベツ」、「オホーツク」、「大雪」でデビューの記念と合わせて充当されましたが、今のところラベンダー編成についてはそのような計画はなく、4月以降営業運転を開始する計画で、夏季の「フラノラベンダーエクスプレス」などの充当が予定されています。
それまでに、一部の「北斗」や「とかち」、「宗谷」、「サロベツ」などの充当も引き続き計画されていますが、今のところはまなす編成が充当される計画です。
はまなす編成もほぼ連日宗谷線特急で充当する計画が、当初の計画を消化できておらず、昨今もキハ261系0番台による代走運転が続いているようです。多客臨で使用予定がない時期であれば、例えば、はまなす編成とラベンダー編成を札幌に帰ってきた際に2日ごとに車両を差し替えたりして、はまなす編成の負担を減らす運行計画としてもよいかもしれません。
キハ261系5000番台は、1両あたりの製造費用がおよそ4億円で、1編成あたりの製造費用は20億円です。先日、SL冬の湿原号に使用するSLと客車の改修でおよそ4億円かかるということだったので、改修費用がキハ261系5000番台1両分だとすると、改修費用がいかに安いという錯覚を覚えてしまいます。
そう考えると、キハ261系の製造費用は本当に高額ですよね。同じく高性能のキハ283系も製造費用が1億円台だったと思います。どこでそんなに高額なのかが不明ですよね。キハ261系0番台も2億円もかかっていなかったはずです。
異なるのは製造元で、それまでキハ281系にしても、キハ283系にしても一部を除いて富士重工だったものが、キハ261系1000番台ではノックダウン生産された初期車以外は川崎重工に変更されています。自動車でもそうですが、高性能なエンジンほど基本的にお金もかかりますから、エンジンだけでみれば、歴代の北海道の特急気動車の中で最もハイスペックなエンジンを搭載していることから、それはそれで製造費用が高額という理由にも納得がいきます。
ここまで高額になれば、別にキハ261系にしなくてもよかったのでは?と思うかもしれませんが、臨時列車以外の定期列車としても使用することから、臨時列車用としてはオーバースペックながらも、キハ261系を製造する必要がありました。これにより、多客臨が設定されない時期は定期特急列車をサポートするという汎用性の高い車両とし、かつてのニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのような、遊休状態を防ぐねらいもあったのです。
4月以降の営業運転開始を予定しているので、しばらく先の話になりますが、楽しみな車両になりそうです。
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先に営業運転を開始しているはまなす編成同様、今後は多客臨などを中心に使用していく予定です。


先日、苗穂運転所(札ナホ)構内に停まっていました。
当日は曇りで同車の良さがあまり出ませんでしたが、これが雪晴れの白銀の世界の中を、夏季の北海道の緑の中を、紅葉の中を走るとそれぞれ違った感じで見えてくるかもしれません。
第一印象としては、毒々しいエクステリア。はまなす編成よりも色が濃いので暗い印象です。789系0番台「ライラック」のように先頭部分にラッピングを実施するのであれば、間違いなく「ばいきんまん」が似合いそうです。車両のいたるところに「ばいきんまん」のステッカーを貼って「ばいきんまん号」として運行してもいいかもしれません。四国の2000系の「ばいきんまん号」よりも断然似合うと思います。
はまなす編成については、北海道鉄道140周年記念で「北斗」、「おおぞら」、「宗谷」、「サロベツ」、「オホーツク」、「大雪」でデビューの記念と合わせて充当されましたが、今のところラベンダー編成についてはそのような計画はなく、4月以降営業運転を開始する計画で、夏季の「フラノラベンダーエクスプレス」などの充当が予定されています。
それまでに、一部の「北斗」や「とかち」、「宗谷」、「サロベツ」などの充当も引き続き計画されていますが、今のところはまなす編成が充当される計画です。
はまなす編成もほぼ連日宗谷線特急で充当する計画が、当初の計画を消化できておらず、昨今もキハ261系0番台による代走運転が続いているようです。多客臨で使用予定がない時期であれば、例えば、はまなす編成とラベンダー編成を札幌に帰ってきた際に2日ごとに車両を差し替えたりして、はまなす編成の負担を減らす運行計画としてもよいかもしれません。
キハ261系5000番台は、1両あたりの製造費用がおよそ4億円で、1編成あたりの製造費用は20億円です。先日、SL冬の湿原号に使用するSLと客車の改修でおよそ4億円かかるということだったので、改修費用がキハ261系5000番台1両分だとすると、改修費用がいかに安いという錯覚を覚えてしまいます。
そう考えると、キハ261系の製造費用は本当に高額ですよね。同じく高性能のキハ283系も製造費用が1億円台だったと思います。どこでそんなに高額なのかが不明ですよね。キハ261系0番台も2億円もかかっていなかったはずです。
異なるのは製造元で、それまでキハ281系にしても、キハ283系にしても一部を除いて富士重工だったものが、キハ261系1000番台ではノックダウン生産された初期車以外は川崎重工に変更されています。自動車でもそうですが、高性能なエンジンほど基本的にお金もかかりますから、エンジンだけでみれば、歴代の北海道の特急気動車の中で最もハイスペックなエンジンを搭載していることから、それはそれで製造費用が高額という理由にも納得がいきます。
ここまで高額になれば、別にキハ261系にしなくてもよかったのでは?と思うかもしれませんが、臨時列車以外の定期列車としても使用することから、臨時列車用としてはオーバースペックながらも、キハ261系を製造する必要がありました。これにより、多客臨が設定されない時期は定期特急列車をサポートするという汎用性の高い車両とし、かつてのニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのような、遊休状態を防ぐねらいもあったのです。
4月以降の営業運転開始を予定しているので、しばらく先の話になりますが、楽しみな車両になりそうです。
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