【2021年3月13日(土)ダイヤ改正レポートその4】札幌~帯広間の特急「とかち」
特急列車 - 2021年02月24日 (水)
今回は予約投稿記事です。ダイヤ改正後の札幌~帯広間の特急「とかち」についてです。
同列車の役割は、同じ区間を走る札幌~釧路間の特急「おおぞら」の都市間輸送タイプであり、停車駅も多く、その影響で所要時間がかかる傾向があります。
以前は両者で大きく差があったものの、釧路方面の列車については、特急「おおぞら5号」を除いて、全て追分駅と新夕張駅に停車するようになり、速達タイプの「おおぞら」と都市間輸送タイプの「とかち」の差が縮まりつつあります。
まだまだ改善余地のある石勝線特急ですが、残念ながら3月のダイヤ改正では現行ダイヤを維持します。
3月以降のダイヤは以下のとおりです。スマートフォンで閲覧の際は、スマートフォン版での閲覧をお願いします。
【札幌➡帯広】
【帯広➡札幌】
上記のとおりとなります。
実は所要時間と運行時刻に変更はありません。
遅いと思われる「とかち」ですが、それは時刻表の記載上の話で、全然そのようなことはありません。以下に動画を掲載しますのでご確認ください。
ぶっ飛ばしますよ。
帯広方面の列車については、昨年のダイヤ改正で速達化しています。中には、130km/h運転時代と所要時間が変わらない列車も増えました。理由は、途中の信号場などでの待避を少なくしたからです。
帯広方面の列車のダイヤを確認すると、相変わらず、特急「おおぞら1号」と特急「おおぞら5号」は速さは抜きん出ていますが、その次に所要時間が短いのが特急「おおぞら11号」と特急「とかち9号」です。そのほかの「おおぞら」3本については、いずれも札幌~帯広間が2時間47分運転なので、その3本よりも全ての「とかち」の方が速いのです。
停車駅も多いので、これは立派ですよ。
札幌方面の列車については、帯広方面の列車よりも所要時間がかかっていますが、これは途中の信号場などでの待避が多いためで、途中の区間で出しているスピードは変わりません。
そのほか、「えきねっとトクだ値」も札幌市内及び南千歳~帯広間で最大45%割引(おおぞら利用は最大40%割引)や、先日発表された「お先にトクだ値」については、札幌~帯広間は55%割引となっています。しかし、札幌~帯広間については「おおぞら」は対象外で、同列車については、札幌市内及び南千歳~釧路間限定で設定されています。
割引サービスによっては、先日お伝えした「北斗」と「すずらん」のように完全に役割を分けています。札幌~帯広間を安く移動するのであれば、「とかち」を利用するという流れのようです。
相変わらず、特急「とかち9号」など、極端に遅い時間帯に設定している列車も残っています。反面、午前や午後は間隔が空いている時間帯もあるので、この改善を管理者は望んでいます。2014年以降は帯広方面については、帰宅時間帯に本数を充実させるようになりました。
利用のメインは深夜ではなく、あくまで日中ですから、明るい時間帯に本数を多く充実させた方が利便性向上になります。特急「北斗24号」などのように、1列車あたりの利用なんて僅かしかないのですから、時間を繰り上げて対応すべきです。
現行の時間帯になったのは2007年10月ダイヤ改正からです。釧路・帯広方面の最終列車がともに1時間ずつ繰り下げられました。理由は定かでありませんが、札幌~釧路間の特急「まりも」が臨時列車に格下げされたことから、それをカバーする目的が少なからずあったと推測します。
定期列車廃止から14年、臨時列車運転取り止めから13年が経過しています。いつまでもその名残りを引きずらなくてもよいと思います。その間に減速運転という節目を迎えたのですから、それに合わせてダイヤも見直すべきです。
深夜の列車については、コロナの影響で利用が少なくなっていることは、ほかの列車の様子からみても明らかであり、最低でも1時間程度繰り上げて対応すべきだと思います。
あとは、特急「とかち4号」は不要で11時台へ。特急「おおぞら2号」に吸収してしまいましょう。帯広駅16時台が空いているので、ここに折り返し列車を1つずつ繰り下げて充当させた方がよいと思います。
同じような役割をする列車を帯広駅発車時点で40分の間に2本も不要です。特急「とかち8号」も14時台に持っていった方がいいと思います。
現行ダイヤでは、時間帯によって間隔が狭い極端なダイヤとなっていますが、管理者のように日中の時間帯をメインにしつつ、一定の間隔で列車を設定していく。果たしてどちらの方がいいのでしょう??
いずれにしても、改善点はたくさんあり、続きは「おおぞら」のダイヤ改正レポートでも記載します。4両編成で停車駅の多い地味な特急に見られる「とかち」ですが、昨年のダイヤ改正で帯広方面の列車については格上「おおぞら」に負けない速さを手に入れました。
また、札幌市内及び南千歳~帯広間でえきねっとトクだ値の割引率が「おおぞら」よりも高く、お先にトクだ値を使えば、もっと安く移動することができます。そんな良いところが盛りだくさんの「とかち」。皆さんも利用してみてくださいね。

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同列車の役割は、同じ区間を走る札幌~釧路間の特急「おおぞら」の都市間輸送タイプであり、停車駅も多く、その影響で所要時間がかかる傾向があります。
以前は両者で大きく差があったものの、釧路方面の列車については、特急「おおぞら5号」を除いて、全て追分駅と新夕張駅に停車するようになり、速達タイプの「おおぞら」と都市間輸送タイプの「とかち」の差が縮まりつつあります。
まだまだ改善余地のある石勝線特急ですが、残念ながら3月のダイヤ改正では現行ダイヤを維持します。
3月以降のダイヤは以下のとおりです。スマートフォンで閲覧の際は、スマートフォン版での閲覧をお願いします。
【札幌➡帯広】
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「とかち1号」 | 札幌(7:58発)➡帯広(10:41着) | 2時間43分 |
特急「とかち3号」 | 札幌(10:33発)➡帯広(13:12着) | 2時間39分 |
特急「とかち5号」 | 札幌(15:52発)➡帯広(18:36着) | 2時間44分 |
特急「とかち7号」 | 札幌(18:40発)➡帯広(21:20着) | 2時間40分 |
特急「とかち9号」 | 札幌(21:10発)➡帯広(23:48着) | 2時間38分 |
【帯広➡札幌】
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「とかち2号」 | 帯広(6:45発)➡札幌(9:34着) | 2時間49分 |
特急「とかち4号」 | 帯広(8:42発)➡札幌(11:36着) | 2時間54分 |
特急「とかち6号」 | 帯広(11:08発)➡札幌(14:04着) | 2時間56分 |
特急「とかち8号」 | 帯広(13:35発)➡札幌(16:24着) | 2時間49分 |
特急「とかち10号」 | 帯広(19:24発)➡札幌(22:15着) | 2時間51分 |
上記のとおりとなります。
実は所要時間と運行時刻に変更はありません。
遅いと思われる「とかち」ですが、それは時刻表の記載上の話で、全然そのようなことはありません。以下に動画を掲載しますのでご確認ください。
ぶっ飛ばしますよ。
帯広方面の列車については、昨年のダイヤ改正で速達化しています。中には、130km/h運転時代と所要時間が変わらない列車も増えました。理由は、途中の信号場などでの待避を少なくしたからです。
帯広方面の列車のダイヤを確認すると、相変わらず、特急「おおぞら1号」と特急「おおぞら5号」は速さは抜きん出ていますが、その次に所要時間が短いのが特急「おおぞら11号」と特急「とかち9号」です。そのほかの「おおぞら」3本については、いずれも札幌~帯広間が2時間47分運転なので、その3本よりも全ての「とかち」の方が速いのです。
停車駅も多いので、これは立派ですよ。
札幌方面の列車については、帯広方面の列車よりも所要時間がかかっていますが、これは途中の信号場などでの待避が多いためで、途中の区間で出しているスピードは変わりません。
そのほか、「えきねっとトクだ値」も札幌市内及び南千歳~帯広間で最大45%割引(おおぞら利用は最大40%割引)や、先日発表された「お先にトクだ値」については、札幌~帯広間は55%割引となっています。しかし、札幌~帯広間については「おおぞら」は対象外で、同列車については、札幌市内及び南千歳~釧路間限定で設定されています。
割引サービスによっては、先日お伝えした「北斗」と「すずらん」のように完全に役割を分けています。札幌~帯広間を安く移動するのであれば、「とかち」を利用するという流れのようです。
相変わらず、特急「とかち9号」など、極端に遅い時間帯に設定している列車も残っています。反面、午前や午後は間隔が空いている時間帯もあるので、この改善を管理者は望んでいます。2014年以降は帯広方面については、帰宅時間帯に本数を充実させるようになりました。
利用のメインは深夜ではなく、あくまで日中ですから、明るい時間帯に本数を多く充実させた方が利便性向上になります。特急「北斗24号」などのように、1列車あたりの利用なんて僅かしかないのですから、時間を繰り上げて対応すべきです。
現行の時間帯になったのは2007年10月ダイヤ改正からです。釧路・帯広方面の最終列車がともに1時間ずつ繰り下げられました。理由は定かでありませんが、札幌~釧路間の特急「まりも」が臨時列車に格下げされたことから、それをカバーする目的が少なからずあったと推測します。
定期列車廃止から14年、臨時列車運転取り止めから13年が経過しています。いつまでもその名残りを引きずらなくてもよいと思います。その間に減速運転という節目を迎えたのですから、それに合わせてダイヤも見直すべきです。
深夜の列車については、コロナの影響で利用が少なくなっていることは、ほかの列車の様子からみても明らかであり、最低でも1時間程度繰り上げて対応すべきだと思います。
あとは、特急「とかち4号」は不要で11時台へ。特急「おおぞら2号」に吸収してしまいましょう。帯広駅16時台が空いているので、ここに折り返し列車を1つずつ繰り下げて充当させた方がよいと思います。
同じような役割をする列車を帯広駅発車時点で40分の間に2本も不要です。特急「とかち8号」も14時台に持っていった方がいいと思います。
現行ダイヤでは、時間帯によって間隔が狭い極端なダイヤとなっていますが、管理者のように日中の時間帯をメインにしつつ、一定の間隔で列車を設定していく。果たしてどちらの方がいいのでしょう??
いずれにしても、改善点はたくさんあり、続きは「おおぞら」のダイヤ改正レポートでも記載します。4両編成で停車駅の多い地味な特急に見られる「とかち」ですが、昨年のダイヤ改正で帯広方面の列車については格上「おおぞら」に負けない速さを手に入れました。
また、札幌市内及び南千歳~帯広間でえきねっとトクだ値の割引率が「おおぞら」よりも高く、お先にトクだ値を使えば、もっと安く移動することができます。そんな良いところが盛りだくさんの「とかち」。皆さんも利用してみてくださいね。

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