【2021年3月13日(土)ダイヤ改正レポートその6】札幌~函館間の特急「北斗」
特急列車 - 2021年03月01日 (月)
ダイヤ改正後の札幌~函館間の特急「北斗」についてです。
昨年のダイヤ改正では、白老町の民族共生象徴空間ウポポイの開業に合わせて、特急「北斗」のうち24本中19本が新たに停車するようになり、札幌圏では快速「エアポート」の大増発に伴って運行時刻の若干変更、所要時間の若干の増減などの変化がありました。
今年3月ダイヤ改正では、新型コロナウィルスの影響で利用が大幅に落ち込んでいる特急「北斗23号」と特急「北斗24号」を廃止し、後者については、特急「北斗22号」の札幌駅出発時刻を繰り下げて対応します。
また、1往復が閑散期における曜日運休となるので、時期によって利用する際に注意が必要になってきます。
運行時刻については以下のとおりです。
【札幌➡函館】
【函館➡札幌】
上記のとおりとなります。
特急「北斗22号」を除き、一部列車については、1分前後の所要時間の差がありますが、概ね現行ダイヤを維持します。
最速達列車は、現在と同様特急「北斗2号」(キハ281系)の3時間29分です。札幌方面及び函館方面の最終列車の運転が取り止められることにより、片道11本ずつ計22本の運転(-2本)になります。
閑散期における曜日運休の対象列車は特急「北斗5号」と特急「北斗14号」です。今となっては貴重なキハ281系充当列車で時期によって運転がさらに少なくなってしまうようです。
当ブログでは、時期によって運休が発生する列車を定期列車扱いとし、「閑散期における曜日運休」という表現で対応させていただきます。ネット上で確認していると、これが臨時列車に含む扱いも散見されますが、全国版の時刻表で確認してみると、臨時列車のような記載がされていないことから、当ブログではあくまで定期列車という扱いとさせていただきます。
話は戻りますが、この1往復については、ダイヤ改正後もしばらく通常どおり運行し、直近では4月の29日の昭和の日を除く水曜日と木曜日が運休となります。
事前に発表されている内容では、運休日数は年間30日程度で5月から9月までは毎日運転、10月と11月で祝日などを除いて水曜日と木曜日で運休となり、12月から来年の3月までは通常どおり運行する計画です。なので、4月と10月と11月の水曜日と木曜日だけ運休するということだけ把握しておけば、あとは曜日運休のない通常の定期列車と同じです。
このほか、特急「北斗22号」で大幅な時刻変更が実施されます。理由は、後続の特急「北斗24号」の運転を取り止めるため、運行時刻を繰り下げて対応します。現行ダイヤよりも札幌駅出発を36分繰り下げ、函館駅到着が44分繰り下げられます。運行時刻を繰り下げるため、新函館北斗駅から新青森へ向かう「はやて100号」への接続ができなくなります。
札幌駅発車時刻が現行の特急「すずらん10号」と同じになり、途中の東室蘭駅まで同列車のダイヤを踏襲するような形になります。停車駅が少ない分、苫小牧駅へ3分早く、東室蘭駅へ5分早く到着します。
但し、「北斗」と「すずらん」では役割が異なっており、苫小牧や登別、東室蘭などへ安く移動できるのは後者であり、「北斗」だと割引サービスが適用されません。また、特急「すずらん10号」も運行時刻が30分ほど繰り下がり、東室蘭駅到着も21時前になるので、利用していた方にとっては不便になった感じは否めません。
また、札幌方面最終の特急「北斗23号」についても運転が取り止められます。しかしこちらは、先行する特急「北斗21号」で運行時刻はほぼ変更されず、函館駅や新函館北斗駅から札幌方面へ向かう最終列車が1時間繰り上げられるだけになります。
特急「北斗23号」廃止により、「北斗」の千歳駅停車も取り止められます。これにより、全ての定期旅客列車が再び南千歳駅に停車するようになります。
ダイヤ改正内容は小規模なものですが、細かく見ていくといろいろと変更点がありますよ。
閑散期における曜日運休、現在の最終列車の運転取り止め、特急「北斗22号」の運行時刻繰り下げという3点を押さえておけば、概ね現行ダイヤで推移します。
そのほか、基本編成の減車も合わせて実施されます。昨夜更新した記事のとおり、キハ261系充当列車については本日から実施されており、キハ281系充当列車もダイヤ改正以降実施されます。それについては後日お伝えしますね。


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昨年のダイヤ改正では、白老町の民族共生象徴空間ウポポイの開業に合わせて、特急「北斗」のうち24本中19本が新たに停車するようになり、札幌圏では快速「エアポート」の大増発に伴って運行時刻の若干変更、所要時間の若干の増減などの変化がありました。
今年3月ダイヤ改正では、新型コロナウィルスの影響で利用が大幅に落ち込んでいる特急「北斗23号」と特急「北斗24号」を廃止し、後者については、特急「北斗22号」の札幌駅出発時刻を繰り下げて対応します。
また、1往復が閑散期における曜日運休となるので、時期によって利用する際に注意が必要になってきます。
運行時刻については以下のとおりです。
【札幌➡函館】
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「北斗2号」 | 札幌(6:00発)➡函館(9:29着) | 3時間29分 |
特急「北斗4号」 | 札幌(6:52発)➡函館(10:38着) | 3時間46分 |
特急「北斗6号」 | 札幌(8:32発)➡函館(12:23着) | 3時間51分 |
特急「北斗8号」 | 札幌(9:28発)➡函館(13:23着) | 3時間55分 |
特急「北斗10号」 | 札幌(10:42発)➡函館(14:27着) | 3時間45分 |
特急「北斗12号」 | 札幌(12:09発)➡函館(16:05着) | 3時間56分 |
特急「北斗14号」 | 札幌(13:27発)➡函館(17:11着) | 3時間44分 |
特急「北斗16号」 | 札幌(14:38発)➡函館(18:26着) | 3時間48分 |
特急「北斗18号」 | 札幌(15:34発)➡函館(19:24着) | 3時間50分 |
特急「北斗20号」 | 札幌(16:38発)➡函館(20:27着) | 3時間49分 |
特急「北斗22号」 | 札幌(18:46発)➡函館(22:40着) | 3時間54分 |
×特急「北斗24号」× | ×札幌(20:00発)➡函館(23:38着)× | 廃止 |
【函館➡札幌】
列車名 | 運行時刻 | 所要時間 |
特急「北斗1号」 | 函館(6:02発)➡札幌(9:50着) | 3時間48分 |
特急「北斗3号」 | 函館(7:37発)➡札幌(11:28着) | 3時間51分 |
特急「北斗5号」 | 函館(8:55発)➡札幌(12:39着) | 3時間44分 |
特急「北斗7号」 | 函館(10:05発)➡札幌(13:52着) | 3時間47分 |
特急「北斗9号」 | 函館(10:47発)➡札幌(14:38着) | 3時間51分 |
特急「北斗11号」 | 函館(12:15発)➡札幌(16:04着) | 3時間49分 |
特急「北斗13号」 | 函館(13:53発)➡札幌(17:47着) | 3時間54分 |
特急「北斗15号」 | 函館(14:54発)➡札幌(18:47着) | 3時間53分 |
特急「北斗17号」 | 函館(16:38発)➡札幌(20:35着) | 3時間57分 |
特急「北斗19号」 | 函館(17:52発)➡札幌(21:36着) | 3時間44分 |
特急「北斗21号」 | 函館(18:48発)➡札幌(22:37着) | 3時間49分 |
×特急「北斗23号」× | ×函館(19:54発)➡札幌(23:39着)× | 廃止 |
上記のとおりとなります。
特急「北斗22号」を除き、一部列車については、1分前後の所要時間の差がありますが、概ね現行ダイヤを維持します。
最速達列車は、現在と同様特急「北斗2号」(キハ281系)の3時間29分です。札幌方面及び函館方面の最終列車の運転が取り止められることにより、片道11本ずつ計22本の運転(-2本)になります。
閑散期における曜日運休の対象列車は特急「北斗5号」と特急「北斗14号」です。今となっては貴重なキハ281系充当列車で時期によって運転がさらに少なくなってしまうようです。
当ブログでは、時期によって運休が発生する列車を定期列車扱いとし、「閑散期における曜日運休」という表現で対応させていただきます。ネット上で確認していると、これが臨時列車に含む扱いも散見されますが、全国版の時刻表で確認してみると、臨時列車のような記載がされていないことから、当ブログではあくまで定期列車という扱いとさせていただきます。
話は戻りますが、この1往復については、ダイヤ改正後もしばらく通常どおり運行し、直近では4月の29日の昭和の日を除く水曜日と木曜日が運休となります。
事前に発表されている内容では、運休日数は年間30日程度で5月から9月までは毎日運転、10月と11月で祝日などを除いて水曜日と木曜日で運休となり、12月から来年の3月までは通常どおり運行する計画です。なので、4月と10月と11月の水曜日と木曜日だけ運休するということだけ把握しておけば、あとは曜日運休のない通常の定期列車と同じです。
このほか、特急「北斗22号」で大幅な時刻変更が実施されます。理由は、後続の特急「北斗24号」の運転を取り止めるため、運行時刻を繰り下げて対応します。現行ダイヤよりも札幌駅出発を36分繰り下げ、函館駅到着が44分繰り下げられます。運行時刻を繰り下げるため、新函館北斗駅から新青森へ向かう「はやて100号」への接続ができなくなります。
札幌駅発車時刻が現行の特急「すずらん10号」と同じになり、途中の東室蘭駅まで同列車のダイヤを踏襲するような形になります。停車駅が少ない分、苫小牧駅へ3分早く、東室蘭駅へ5分早く到着します。
但し、「北斗」と「すずらん」では役割が異なっており、苫小牧や登別、東室蘭などへ安く移動できるのは後者であり、「北斗」だと割引サービスが適用されません。また、特急「すずらん10号」も運行時刻が30分ほど繰り下がり、東室蘭駅到着も21時前になるので、利用していた方にとっては不便になった感じは否めません。
また、札幌方面最終の特急「北斗23号」についても運転が取り止められます。しかしこちらは、先行する特急「北斗21号」で運行時刻はほぼ変更されず、函館駅や新函館北斗駅から札幌方面へ向かう最終列車が1時間繰り上げられるだけになります。
特急「北斗23号」廃止により、「北斗」の千歳駅停車も取り止められます。これにより、全ての定期旅客列車が再び南千歳駅に停車するようになります。
ダイヤ改正内容は小規模なものですが、細かく見ていくといろいろと変更点がありますよ。
閑散期における曜日運休、現在の最終列車の運転取り止め、特急「北斗22号」の運行時刻繰り下げという3点を押さえておけば、概ね現行ダイヤで推移します。
そのほか、基本編成の減車も合わせて実施されます。昨夜更新した記事のとおり、キハ261系充当列車については本日から実施されており、キハ281系充当列車もダイヤ改正以降実施されます。それについては後日お伝えしますね。


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