ダイヤ改正を機に、日高本線用のキハ40形350番台が営業運転を撤退
気動車 - 2021年03月15日 (月)
日高本線用のキハ40形350番台がダイヤ改正を機に営業運転を撤退したようです。


350番台はこんな車両。
青と白の塗装にピンクのラインが入った日高本線用のヨンマルです。北海道では、臨時列車用に改造された車両やタラコ色を除いてほぼ北海道色で統一されており、北海道内で活躍するヨンマルとしては異色の存在でした。
ダイヤ改正日の午前中に函館方面へ4両が回送されたようです。おそらく、今後五稜郭車両所で解体するものと思われます。
その4両とは、4両は、353、354、355、358だと思います。一部車両が廃車・解体、そして運用離脱していく中で最後の最後まで生き残った車両たちです。
350番台は700番台から10両が改造されました。既に2両が廃車&解体、苗穂運転所(札ナホ)にほぼ疎開状態で写真の1両、苗穂工場敷地内に1両留置されています。また、五稜郭車両所にも2両が先に疎開されているので、最後まで稼働していたのは実質4両だけでした。
苫小牧運転所(札トマ)には、キハ40形が昨年の4月の時点で24両が配置されており、写真の350番台を除けば、それ以外は1700番台で延命化を実施した車両です。350番台はエンジン換装、空転対策を実施している車両ですが、車内もほぼオリジナルでいかんせん今どき時代遅れの非冷房車です。1700番台のような長期使用を想定した延命化工事も実施していません。
そして、日高本線も苫小牧~鵡川間を除いてまもなく廃止されることから、350番台のような日高本線専用の車両もほぼ不要になります。鵡川~様似間が不通のため、2015年以降は同所所属のほかのヨンマルと共通で使用されるようになり、室蘭本線や石勝線でも見られるようになっていました。
ダイヤ改正を機に苫小牧~長万部間でH100形が営業列車へ大量に投入され、同区間で使用されているキハ40形気動車の1700番台やキハ150形気動車が室蘭本線の苫小牧~岩見沢間や石勝線の普通列車、日高本線の苫小牧~鵡川間で使用することにより、今回のダイヤ改正を機に役目を終えた形となります。
それでは、晩年の様子を写真で。

札幌駅に到着した回930D。札幌駅では、営業列車として見られない日高色が見られる回送列車でした。
車両の検査などは苗穂工場で実施していたので、苗穂工場入場に際し、回送車両として連結されていました。

追分駅でキハ150形気動車と。
2015年以降は日高本線の一部区間が不通により、苫小牧運転所(札トマ)所属のほかの気動車と共通で使用されるようになりました。日高色でありながら、晩年は室蘭本線などの方が見られる機会が多かったです。





夕張支線廃止前は頻繁に日高色が連結されていました。週末には3両編成で運行されていたので、一般色、花の恵み号、日高色といった感じで連結されていました。


先日苗穂運転所(札ナホ)内の様子を撮影した際の写真。過去のブログにも掲載していますよ。
本当に新旧の並びになってしまいました。
管理者は青系の色が好きなので、日高色は好きでしたよ。引退は予想していましたが、まさかこんなに早く動きがあるとは思いませんでした。
苗穂運転所(札ナホ)では、苫小牧に配置されるであろうH100形が数両ず~っと置かれたままでした。おそらく同所の収容数の関係で一時的に疎開されていたものと思われます。今後は350番台の撤退とほかの既存の気動車の転配などによって苫小牧運転所(札トマ)が整理されていくものと思われます。
まだ運用は把握していませんが、ダイヤ改正後の日高本線や室蘭本線の苫小牧~岩見沢間など、キハ40形も引き続き使用されているのか、キハ150形だけになってしまったのか気になるところです。機会があればまた胆振方面に行きたいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


350番台はこんな車両。
青と白の塗装にピンクのラインが入った日高本線用のヨンマルです。北海道では、臨時列車用に改造された車両やタラコ色を除いてほぼ北海道色で統一されており、北海道内で活躍するヨンマルとしては異色の存在でした。
ダイヤ改正日の午前中に函館方面へ4両が回送されたようです。おそらく、今後五稜郭車両所で解体するものと思われます。
その4両とは、4両は、353、354、355、358だと思います。一部車両が廃車・解体、そして運用離脱していく中で最後の最後まで生き残った車両たちです。
350番台は700番台から10両が改造されました。既に2両が廃車&解体、苗穂運転所(札ナホ)にほぼ疎開状態で写真の1両、苗穂工場敷地内に1両留置されています。また、五稜郭車両所にも2両が先に疎開されているので、最後まで稼働していたのは実質4両だけでした。
苫小牧運転所(札トマ)には、キハ40形が昨年の4月の時点で24両が配置されており、写真の350番台を除けば、それ以外は1700番台で延命化を実施した車両です。350番台はエンジン換装、空転対策を実施している車両ですが、車内もほぼオリジナルでいかんせん今どき時代遅れの非冷房車です。1700番台のような長期使用を想定した延命化工事も実施していません。
そして、日高本線も苫小牧~鵡川間を除いてまもなく廃止されることから、350番台のような日高本線専用の車両もほぼ不要になります。鵡川~様似間が不通のため、2015年以降は同所所属のほかのヨンマルと共通で使用されるようになり、室蘭本線や石勝線でも見られるようになっていました。
ダイヤ改正を機に苫小牧~長万部間でH100形が営業列車へ大量に投入され、同区間で使用されているキハ40形気動車の1700番台やキハ150形気動車が室蘭本線の苫小牧~岩見沢間や石勝線の普通列車、日高本線の苫小牧~鵡川間で使用することにより、今回のダイヤ改正を機に役目を終えた形となります。
それでは、晩年の様子を写真で。

札幌駅に到着した回930D。札幌駅では、営業列車として見られない日高色が見られる回送列車でした。
車両の検査などは苗穂工場で実施していたので、苗穂工場入場に際し、回送車両として連結されていました。

追分駅でキハ150形気動車と。
2015年以降は日高本線の一部区間が不通により、苫小牧運転所(札トマ)所属のほかの気動車と共通で使用されるようになりました。日高色でありながら、晩年は室蘭本線などの方が見られる機会が多かったです。





夕張支線廃止前は頻繁に日高色が連結されていました。週末には3両編成で運行されていたので、一般色、花の恵み号、日高色といった感じで連結されていました。


先日苗穂運転所(札ナホ)内の様子を撮影した際の写真。過去のブログにも掲載していますよ。
本当に新旧の並びになってしまいました。
管理者は青系の色が好きなので、日高色は好きでしたよ。引退は予想していましたが、まさかこんなに早く動きがあるとは思いませんでした。
苗穂運転所(札ナホ)では、苫小牧に配置されるであろうH100形が数両ず~っと置かれたままでした。おそらく同所の収容数の関係で一時的に疎開されていたものと思われます。今後は350番台の撤退とほかの既存の気動車の転配などによって苫小牧運転所(札トマ)が整理されていくものと思われます。
まだ運用は把握していませんが、ダイヤ改正後の日高本線や室蘭本線の苫小牧~岩見沢間など、キハ40形も引き続き使用されているのか、キハ150形だけになってしまったのか気になるところです。機会があればまた胆振方面に行きたいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
「優駿浪漫カラー」のキハ40形350番台2両が苗穂工場へ 2021/03/31
-
ダイヤ改正を機に、日高本線用のキハ40形350番台が営業運転を撤退 2021/03/15
-
新旧の並びになってしまうのか!? 2021/02/03
-