実は北海道にまだある青いDD51
機関車 - 2021年03月25日 (木)
かつて全国で一世を風靡したDD51形ディーゼル機関車。今年3月をもってJR貨物所属機の営業運転を終了しました。
全機がまだ引退とはなっておらず、残るはJR東日本とJR西日本。しかし、在籍数は10両を切っていたはずで、もはや風前の灯火です。
北海道では、2016年まで青い北斗星色を纏ったDD51が活躍していました。JR貨物保有機については先に置き換えられていたので、北海道ではJR北海道保有機の方が長く生き残りました。
その青いDD51は、今でも陣屋町の片すみに置かれており、室蘭市の崎守埠頭に行けば見ることができます。


車番プレートは外されていますが、4機が確認できます。おそらく、キハ183系と同様、譲渡先の情勢が不安定のため、輸出も解体もできない状況ではないでしょうか?
なので放置されているのでは?と思います。








雑ですが、管理者が撮影した分をHDDから探して少し掲載します。
北海道新幹線開業前は道内と本州を結ぶ夜行列車が多く運行されており、「北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」、「はまなす」といった列車の牽引機として札幌~函館間または五稜郭まで定期運用がありました。急行「はまなす」を除いて長大編成に重連運転。毎日迫力ある運転が見られました。
「トワイライトエクスプレス」は、北海道新幹線開業より1年先に北陸新幹線が開業し、走行経路の一部が第三セクターに移管されるのを機に営業運転を終了しました。ほぼ同じタイミングで「北斗星」も定期列車としての営業運転を終え、2015年夏まで臨時列車として運行されました。
「トワイライトエクスプレス」については、「北斗星」や「カシオペア」が停車する駅を通過したり、函館駅を経由しなかったりと、道内を運行するにあたっては特別な列車でした。
札幌駅の電光掲示板に流れる停車駅も、南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、洞爺、新津、長岡、直江津、富山、高岡、金沢、福井、敦賀、京都、新大阪だけというのを鮮明に覚えています。洞爺駅を過ぎたら新津まで停車しませんでした。結局乗れずに終わってしまい、はるか昔に絵本で見たぐらいしか堪能していません。
北海道新幹線開業直前まで営業運転もあり、急行「はまなす」と不定期の「カシオペア」の牽引機として最後まで活躍しました。「カシオペア」は今でも本州で走っていますが、「北斗星」などのいわゆるブルートレインは車両の老朽化もあって後継列車はなく、青いDD51も牽引する列車がなくなったことで2016年3月のダイヤ改正を機に営業運転から撤退しました。




また、青いDD51にはもう1つの見どころもありました。札幌運転所(札サウ)と苗穂運転所(札ナホ)または苗穂工場を走る試1191レ及び試1192レです。苗穂工場へ検査を伴う列車や、ダイヤ改正前後では営業運転を終了した車両の廃車回送の役割を担うときもありました。
キハ283系とキハ183系が繋がれている写真は、出火事故直後のもので、関係車両がほぼ全て苗穂工場へ入場した際のものです。

管理者の中で苗穂工場入場列車で一番強烈だったのがコレです。客車と電車と気動車が繋がれた魔編成。これはなかなかないですよ。
今年は北海道新幹線開業5周年。ということは、青いDD51が本線上から消えて5年が経過するのです。つい先日まで走っていたような感覚があるのは気のせいでしょうか?
DD51は北海道に保存車もありますが、いずれも原色での保存だったはずで、青いDD51は保存されていません。写真を見返すか、崎守埠頭に行って最後に確認してくるしかないのです。
時間が経過すれば、「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」などのブルートレインを知らない世代も出てくるでしょう。そして、「はまなす」も列車ではなくてキハ261系5000番台はまなす編成しか知らない世代も出てくるでしょう。寂しい限りですが、こうした写真は少なからず残しておきたいですね。
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全機がまだ引退とはなっておらず、残るはJR東日本とJR西日本。しかし、在籍数は10両を切っていたはずで、もはや風前の灯火です。
北海道では、2016年まで青い北斗星色を纏ったDD51が活躍していました。JR貨物保有機については先に置き換えられていたので、北海道ではJR北海道保有機の方が長く生き残りました。
その青いDD51は、今でも陣屋町の片すみに置かれており、室蘭市の崎守埠頭に行けば見ることができます。


車番プレートは外されていますが、4機が確認できます。おそらく、キハ183系と同様、譲渡先の情勢が不安定のため、輸出も解体もできない状況ではないでしょうか?
なので放置されているのでは?と思います。








雑ですが、管理者が撮影した分をHDDから探して少し掲載します。
北海道新幹線開業前は道内と本州を結ぶ夜行列車が多く運行されており、「北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」、「はまなす」といった列車の牽引機として札幌~函館間または五稜郭まで定期運用がありました。急行「はまなす」を除いて長大編成に重連運転。毎日迫力ある運転が見られました。
「トワイライトエクスプレス」は、北海道新幹線開業より1年先に北陸新幹線が開業し、走行経路の一部が第三セクターに移管されるのを機に営業運転を終了しました。ほぼ同じタイミングで「北斗星」も定期列車としての営業運転を終え、2015年夏まで臨時列車として運行されました。
「トワイライトエクスプレス」については、「北斗星」や「カシオペア」が停車する駅を通過したり、函館駅を経由しなかったりと、道内を運行するにあたっては特別な列車でした。
札幌駅の電光掲示板に流れる停車駅も、南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、洞爺、新津、長岡、直江津、富山、高岡、金沢、福井、敦賀、京都、新大阪だけというのを鮮明に覚えています。洞爺駅を過ぎたら新津まで停車しませんでした。結局乗れずに終わってしまい、はるか昔に絵本で見たぐらいしか堪能していません。
北海道新幹線開業直前まで営業運転もあり、急行「はまなす」と不定期の「カシオペア」の牽引機として最後まで活躍しました。「カシオペア」は今でも本州で走っていますが、「北斗星」などのいわゆるブルートレインは車両の老朽化もあって後継列車はなく、青いDD51も牽引する列車がなくなったことで2016年3月のダイヤ改正を機に営業運転から撤退しました。




また、青いDD51にはもう1つの見どころもありました。札幌運転所(札サウ)と苗穂運転所(札ナホ)または苗穂工場を走る試1191レ及び試1192レです。苗穂工場へ検査を伴う列車や、ダイヤ改正前後では営業運転を終了した車両の廃車回送の役割を担うときもありました。
キハ283系とキハ183系が繋がれている写真は、出火事故直後のもので、関係車両がほぼ全て苗穂工場へ入場した際のものです。

管理者の中で苗穂工場入場列車で一番強烈だったのがコレです。客車と電車と気動車が繋がれた魔編成。これはなかなかないですよ。
今年は北海道新幹線開業5周年。ということは、青いDD51が本線上から消えて5年が経過するのです。つい先日まで走っていたような感覚があるのは気のせいでしょうか?
DD51は北海道に保存車もありますが、いずれも原色での保存だったはずで、青いDD51は保存されていません。写真を見返すか、崎守埠頭に行って最後に確認してくるしかないのです。
時間が経過すれば、「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」などのブルートレインを知らない世代も出てくるでしょう。そして、「はまなす」も列車ではなくてキハ261系5000番台はまなす編成しか知らない世代も出てくるでしょう。寂しい限りですが、こうした写真は少なからず残しておきたいですね。
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