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区間快速「いしかりライナー」廃止から1年~各駅停車化でも大きな影響はなし!?

昨年3月のダイヤ改正で廃止された区間快速「いしかりライナー」。

全国でも区間快速列車というのはいくつかあると思いますが、その中でも、北海道のいしかりライナーは特に快速運転時間が少なかったと思います。最小で札幌~手稲間で快速運転する列車で9分という列車がありました。

実際に小樽~岩見沢間を運行する列車で、且つ札幌~手稲間を快速運転する列車をみると、所要時間1時間30分強です。そのうち、札幌駅停車時間10分前後を含めないとすると、ダイヤ上では9割型普通列車になるんですよね。快速運転時間は全体の1割にしか相当しませんでした。

札幌~江別間を快速運転するものは20分弱程度で、そのうち江別~手稲間という運行区間が短い列車もありました。中には札幌駅停車時間が少なく、40分程度で結んでいた列車もありました。そうした列車については、快速運転時間が全体の5割程度だった列車もあります。

また、札幌~江別間のみの列車も数本設定されていました。快速運転しかしないのにほかの列車と同じく区間快速「いしかりライナー」とするなど、もはや「区間快速」ではなくて、函館本線のみで運行する快速列車としてその名称が使われているような雰囲気の列車もありました。








2007年9月までは、データイムの列車は原則として江別~手稲間を通して快速運転を実施していました。晩年の運行体系になったのは2007年10月ダイヤ改正からです。

晩年の運行体系にした理由は、中間となる札幌駅で利用客の多くが入れ替わるためでした。しかし、札幌駅を境に江別方面、手稲方面のいずれの列車も区間快速「いしかりライナー」という扱いでわかりにくかったというのも事実です。

さらに、例えば苗穂駅で小樽行きの区間快速「いしかりライナー」(札幌~手稲間快速運転)利用する場合、札幌駅までは普通列車という扱いで、駅の電光掲示板にも「普通」と表示されていました。次の札幌駅から快速運転を実施するのに、「普通」と表示されていたのです。音声で案内はしていたものの、やはりわかりづらかったんですよね。

また、時刻表上でも函館本線欄を確認すると、特急を除けば1時間あたりデータイム5本設定されていたわけですが、そのうち4本が札幌~手稲間または札幌~江別間で快速運転をしていたので、2007年10月ダイヤ改正以降、一気に区間快速「いしかりライナー」の記載が増えてしまいました。これも非常にわかりづらかったです。


そして、札幌~手稲間、札幌~江別間を運行するに際してもそれぞれ問題を抱えていました。

札幌~手稲間では、快速「エアポート」とともに15分間隔で快速列車を設定するパターンダイヤが組まれていました。軸となるのが快速「エアポート」で、それを中心に区間快速「いしかりライナー」と普通列車を設定するダイヤになっていました。

札幌駅を出発すると、手稲駅まで待避できる駅はないので、手稲までは先行した列車が先に到着します。足の遅い普通列車の影響を受けずに快速運転を実施するためには、札幌駅で時間調整(遅く出発)するしかないのです。結果として、札幌駅滞在時間が増えてしまい、番線をスムーズに流すことができなくなります。

逆に手稲駅から札幌駅へ向かう場合、同駅から普通列車として運行するため、ここでも時間調整で10分程度停車する列車が多くありました。その間に手稲駅を後続で出発する普通列車(札幌~江別間快速運転)が札幌駅まで先行する区間快速「いしかりライナー」(札幌から普通列車)を札幌駅で追い抜かすという逆転現象も見られた時期がありました。

晩年は後者が札幌止まりとなってこの逆転現象は解消されていますが、江別方面から札幌方面へ向かう際は晩年でもそれが残されていました。

江別駅から手稲駅へ向かう場合、江別駅を12時25分に出発する区間快速「いしかりライナー」よりも5分遅い12時30分に同駅を出発する普通列車(札幌~手稲間快速運転)に乗車した方が手稲駅に13分早く到着するという逆転現象も発生していました。札幌駅で後者が先行するダイヤが組まれていたのです。

札幌~手稲間でパターンダイヤを実施していた以上、そのようにダイヤを組まざるを得ず、結果的に長時間停車で1つのホームを塞いでしまい、列車の流れを悪くする要因にもなっていました。


一方、札幌~江別間では快速運転を実施するものの、先行する普通列車を追い抜くこともなく、札幌駅を先に出発すれば、先行する列車が先に到着するダイヤでした。快速運転の利点があまりなく、4つの通過駅のうち厚別駅を除けば、いずれも大型商業施設が駅前に設置されたり、宅地化が進んだりと、それまでの通過駅を無視できない状況になりました。

結果的に、札幌から江別方面へ向かう際に快速運転をする列車については、札幌駅16時台までの設定とし、それ以降の列車については以前から廃止されており、既に各駅停車化されていました。

確かに、普通列車よりも速達性があったことは事実でですが、快速「エアポート」のように普通列車と圧倒的な差があったというわけではありませんでした。


現行ダイヤでは、昨年までのダイヤと比較して快速「エアポート」大増発の影響もあり、札幌~手稲間でデータイム毎時1本、札幌~江別間で毎時1本が減らされています。その代わり各駅停車としたことで、発寒駅や森林公園駅など、区間快速「いしかりライナー」が停車しなかった駅の停車本数は増加しています。

使用する車両も721系から733系、735系までさまざまでした。









晩年は6両編成で運行される列車も多かったです。






キハ201系も午前中に1往復設定されていました。同車は快速「ニセコライナー」にも充当されますが、先行列車で詰まる関係で本領を発揮できない列車です。同車の加速などを楽しむには、区間快速「いしかりライナー」の方が適していたと思います。







そして、快速「エアポート」で使用する721系や733系の6両固定編成も、普通列車運用に入れば区間快速「いしかりライナー」に充当されることもありました。uシートが連結されても扱いは自由席だったのでおトクな列車でしたね。


廃止から1年以上が経過しましたが、復活を望む声はほとんど聞こえてきません。むしろわかりやすくなったというのが事実で、これでいちいち途中からの快速運転に注意する必要もなくなりました。

列車の種類が少なくなってしまい、面白みに欠ける現行ダイヤですが、利便性が向上したことは言うまでもありません。現行体制になってまだ1年ですが、問題が生じれば徐々に改善されていくでしょう。確認していると、面白い運用もけっこうありそうです。今後は札幌圏の普通列車にも目が離せませんね。











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コメント
10358: by 氷海軌道 on 2021/03/31 at 18:13:16

 区間快速廃止からもう1年経つのですか。私はあまり札幌のローカル輸送について詳しくありませんが、そこまで問題は無かったのでしょうね、江別方面からの速達性は落ちますが、今まで通過だった駅では本数が増加しております。通過パターンも様々でややこしかったので、利便性やわかりやすさは寧ろ向上したのではないでしょうか。

 今回のダイヤ改正では、東北本線仙台〜福島間で運行されていた快速「仙台シティラビット」が各停格下げになりました。また、仙台発の上り列車がパターンダイヤ化されました。今後のローカル輸送は速達性ではなく、利便性が重視される時代なのかもしれません。

 そういえば、721系には「区間快速いしかりライナー滝川行(札幌から快速)」の幕があった筈です。実際に区間快速が滝川まで運行されたことはあるのでしょうか?

10359: by 90年代を知りすぎた男 on 2021/03/31 at 21:37:59

過去を思い出します。

いしかりライナーの白石停車と札幌境目の普通列車運転の列車に変貌した時にはもう、いしかりライナーは要らなかったのかもしれません。
実質、手稲ー札幌ー江別の全区間快速運転の時は速達性があって札幌市もここまで巨大ではなかったので、存在意義が大いにありました。


札幌近郊は清田区も石狩市も鉄道延伸の計画がないのはさみしいですね。

10364: by 管理人 on 2021/04/01 at 22:49:15

>>「氷海軌道」さん、コメントありがとうございます。

2007年9月以前と比べて、データイムは普通列車の本数が3本維持されましたが、そのうち2本が札幌駅を境に快速運転となるため、例えば森林公園駅から発寒駅に行く場合は乗り換えが生じる場合が多かったのです。

今度は全て各駅停車となり、そうした問題が解消されました。区間快速とはいえ、速達性は思ったほどなく、各駅停車と比べて数分程度しか違いはありませんでした。

快速「仙台シティラビット」の場合は本数も少なかったという理由もあると思います。

区間快速の滝川行きは2010年前後まであったはずです。札幌~江別間のみ快速運転でした。それ以外で快速運転を実施した区間はないはずですよ。昔は旭川までの列車もあったはずです。快速時代で同じく札幌~江別間のみ快速運転をしていたと記憶しています。

10365: by 管理人 on 2021/04/01 at 23:00:54

>>「90年代を知りすぎた男」さん、コメントありがとうございます。

2007年10月ダイヤ改正を機に、わかりにくくなったというのが正直なところです。

江別~手稲間で快速運転を実施していた方がわかりやすかったと思います。おそらく運用もそれまでよりも複雑化してしまい、効率が悪くなったことも一理あると思いますよ。

清田区はもうインフラが整備されて鉄道はいらない雰囲気だし、石狩市も北の浜益あたりまで伸ばしてしまうと、需要というのはほとんどないと思います。大きいイメージがありますが、実際は幹線道路が妙にデカく、目的地への通過点で通るみたいな感じの場所です。

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