3月ダイヤ改正前に廃止された宗谷本線・東六線駅(W39)
駅 - 2021年04月02日 (金)
今回は予約投稿記事です。3月ダイヤ改正を前に廃止となった宗谷本線の駅を紹介していきましょう。
まずは東六線駅です。



1面1線の棒線駅でした。
元々旅客駅として開業したわけではなく、仮乗降場として設置されました。1959年に旅客駅に昇格し、東六線駅として3月ダイヤ改正まで機能しました。
そのため、普通列車でも通過列車が多く、名寄方面、旭川方面ともに4本ずつしか停車しませんでした。但し、これまで紹介してきた廃止された駅のように、停車する列車の時間帯が極端に絞られているわけではなく、本数が少ないながらも朝から夜まで停車する列車が確保されていた駅です。

駅前は農家が数軒ある程度で、それ以外は何もありません。基本的に自家用車を保有しており、その影響で鉄道の利用が少なければ本数が減る、鉄道の利用に制約が生まれれば、自家用車での移動が増える、そしてさらに利用が少なくなって停車する列車を減らす、、、。
この繰り返しなんです。なので、こうした仮乗降場から昇格した駅が今の今まで残っていることが不思議なくらいなんです。
高速化に集約させてローカル輸送を軽視してきたツケが回ってきたからなのです。
でも、東六線駅は旧仮乗降場から昇格した駅の中でも人気があった駅です。


理由の1つが待合室にしても、国道40号線にある看板にしても、「乗降場」という古い表記が残されていたことです。旧仮乗降場とはいえ、旅客駅に昇格されて30年以上が経過します。同じ運命を辿った駅については看板も「○○駅」と表記されているのに対し、いまだに「乗降場」の表記が残っているのは大変珍しいことだったと思います。
国道沿いにある看板なんて、旧仮乗降場の存在を知らなければ「???」と思う方もいるはずです。それだけ希少な駅だったと思います。
宗谷本線では、こうした仮乗降場から駅へ昇格した例がたくさんあります。特に北海道の道北エリアで多く設置された経緯があるので、その整理で今大変なんです。こんな小規模な駅でも、同じような釧網本線の旧南斜里駅は年間の維持費が200万円かかりました。東六線駅となると、降雪量が多い分、200万円では済まないはずです。
今後はこうした駅が次々とダイヤ改正を機に役目を終えていきそうです。
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まずは東六線駅です。



1面1線の棒線駅でした。
元々旅客駅として開業したわけではなく、仮乗降場として設置されました。1959年に旅客駅に昇格し、東六線駅として3月ダイヤ改正まで機能しました。
そのため、普通列車でも通過列車が多く、名寄方面、旭川方面ともに4本ずつしか停車しませんでした。但し、これまで紹介してきた廃止された駅のように、停車する列車の時間帯が極端に絞られているわけではなく、本数が少ないながらも朝から夜まで停車する列車が確保されていた駅です。

駅前は農家が数軒ある程度で、それ以外は何もありません。基本的に自家用車を保有しており、その影響で鉄道の利用が少なければ本数が減る、鉄道の利用に制約が生まれれば、自家用車での移動が増える、そしてさらに利用が少なくなって停車する列車を減らす、、、。
この繰り返しなんです。なので、こうした仮乗降場から昇格した駅が今の今まで残っていることが不思議なくらいなんです。
高速化に集約させてローカル輸送を軽視してきたツケが回ってきたからなのです。
でも、東六線駅は旧仮乗降場から昇格した駅の中でも人気があった駅です。


理由の1つが待合室にしても、国道40号線にある看板にしても、「乗降場」という古い表記が残されていたことです。旧仮乗降場とはいえ、旅客駅に昇格されて30年以上が経過します。同じ運命を辿った駅については看板も「○○駅」と表記されているのに対し、いまだに「乗降場」の表記が残っているのは大変珍しいことだったと思います。
国道沿いにある看板なんて、旧仮乗降場の存在を知らなければ「???」と思う方もいるはずです。それだけ希少な駅だったと思います。
宗谷本線では、こうした仮乗降場から駅へ昇格した例がたくさんあります。特に北海道の道北エリアで多く設置された経緯があるので、その整理で今大変なんです。こんな小規模な駅でも、同じような釧網本線の旧南斜里駅は年間の維持費が200万円かかりました。東六線駅となると、降雪量が多い分、200万円では済まないはずです。
今後はこうした駅が次々とダイヤ改正を機に役目を終えていきそうです。
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