キハ261系による特急「おおぞら」運行開始からの1年
キハ261系 - 2021年04月06日 (火)
昨年3月のダイヤ改正でキハ261系1000番台による特急「おおぞら」が営業運転を開始しました。






それから今日までいろいろと写真を撮影し・・・

昨秋はデビューしたばかりのキハ261系5000番台はまなす編成も一部で充当されました。5月にはラベンダー編成で運行される日もあるようです。
キハ261系1000番台は、札幌~帯広間については、2007年10月ダイヤ改正から「スーパーとかち」として充当していました。一時期、石勝線脱線火災事故でキハ283系が6両焼失した際、代替でキハ261系1000番台が製造され、初の営業列車として釧路方面乗り入れが実現するかと思いきや、減便措置でそれは実現せず、結局実現したのはそれから6年と4カ月後になりました。
車体傾斜装置を作動させ、最高運転速度130km/hで運行した場合、燃費が悪くて札幌と釧路を往復することすらできない情報も飛び交い、どの線区においても一定の高速化が可能で振り子式車両にも高速性能で劣らない汎用性の高い車両であるものの、長距離における連続走行が難しいという点で函館方面や釧路方面の投入に難があったことも事実です。
その後、キハ261系1000番台も車体傾斜装置の使用を停止させ、5次車以降は車体傾斜装置を非搭載のまま製造し、今日も製造され続けています。燃料ドカ食いの原因でもあった車体傾斜装置を使わないことで途中無給油で札幌~釧路間を1.5往復、札幌~函館間を2往復することが可能になりました。
昨年3月ダイヤ改正で初めて釧路方面に投入されました。キハ283系を全て置き換えることはなく、札幌運転所(札サウ)の車両で運用していた3往復を置き換え、釧路運輸車両所(釧クシ)の車両で運用していた3往復については、引き続きキハ283系が充当されています。
これにより、札幌と釧路でキハ283系の初期車を中心に廃車が発生し、一部は札幌から釧路へ転出し、最後の活躍を続けています。今年に入り、キハ261系1000番台が釧路に新たに配置になったことから、残るキハ283系について動向が注目される次第です。
キハ283系は特に池田~白糠間の急曲線に備えて開発された車両です。釧路方面にキハ261系が投入されるまでは、帯広~釧路間におけるキハ261系の性能が未知数であり、置き換え後は大幅な所要時間増加も懸念されました。しかし、実際にダイヤが公表されると、依然として同区間はキハ283系充当列車が速いものの、+数分の差であり、全体的にはキハ283系と同等で走行することができる性能を秘めていることがわかりました。
キハ261系充当列車の最速は、特急「おおぞら5号」の4時間01分です。最速達の特急「おおぞら12号」には届かないものの、前者については、札幌~南千歳間で先行列車に足止めを喰らっており、本領発揮ができない状況です。一方で性能が開放される石勝線と根室本線だけで比較してみると、前者が3時間26分、後者が3時間28分であり、キハ261系の方が速いのです。これに札幌~南千歳間で本来の性能を開放することができれば、キハ261系で4時間切りは可能なのです。
これを知った際は驚きましたね。
なので、キハ283系の後継車としての役割も十分に果たしていけそうです。
SNSなどを確認していると、キハ283系よりも揺れが少なく、反って乗り心地がよいということでキハ261系の方が高評価を得ている場合もけっこうあります。営業運転開始からまだ1年しか経過していませんが、今後のさらなる活躍を期待したい列車です。
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それから今日までいろいろと写真を撮影し・・・

昨秋はデビューしたばかりのキハ261系5000番台はまなす編成も一部で充当されました。5月にはラベンダー編成で運行される日もあるようです。
キハ261系1000番台は、札幌~帯広間については、2007年10月ダイヤ改正から「スーパーとかち」として充当していました。一時期、石勝線脱線火災事故でキハ283系が6両焼失した際、代替でキハ261系1000番台が製造され、初の営業列車として釧路方面乗り入れが実現するかと思いきや、減便措置でそれは実現せず、結局実現したのはそれから6年と4カ月後になりました。
車体傾斜装置を作動させ、最高運転速度130km/hで運行した場合、燃費が悪くて札幌と釧路を往復することすらできない情報も飛び交い、どの線区においても一定の高速化が可能で振り子式車両にも高速性能で劣らない汎用性の高い車両であるものの、長距離における連続走行が難しいという点で函館方面や釧路方面の投入に難があったことも事実です。
その後、キハ261系1000番台も車体傾斜装置の使用を停止させ、5次車以降は車体傾斜装置を非搭載のまま製造し、今日も製造され続けています。燃料ドカ食いの原因でもあった車体傾斜装置を使わないことで途中無給油で札幌~釧路間を1.5往復、札幌~函館間を2往復することが可能になりました。
昨年3月ダイヤ改正で初めて釧路方面に投入されました。キハ283系を全て置き換えることはなく、札幌運転所(札サウ)の車両で運用していた3往復を置き換え、釧路運輸車両所(釧クシ)の車両で運用していた3往復については、引き続きキハ283系が充当されています。
これにより、札幌と釧路でキハ283系の初期車を中心に廃車が発生し、一部は札幌から釧路へ転出し、最後の活躍を続けています。今年に入り、キハ261系1000番台が釧路に新たに配置になったことから、残るキハ283系について動向が注目される次第です。
キハ283系は特に池田~白糠間の急曲線に備えて開発された車両です。釧路方面にキハ261系が投入されるまでは、帯広~釧路間におけるキハ261系の性能が未知数であり、置き換え後は大幅な所要時間増加も懸念されました。しかし、実際にダイヤが公表されると、依然として同区間はキハ283系充当列車が速いものの、+数分の差であり、全体的にはキハ283系と同等で走行することができる性能を秘めていることがわかりました。
キハ261系充当列車の最速は、特急「おおぞら5号」の4時間01分です。最速達の特急「おおぞら12号」には届かないものの、前者については、札幌~南千歳間で先行列車に足止めを喰らっており、本領発揮ができない状況です。一方で性能が開放される石勝線と根室本線だけで比較してみると、前者が3時間26分、後者が3時間28分であり、キハ261系の方が速いのです。これに札幌~南千歳間で本来の性能を開放することができれば、キハ261系で4時間切りは可能なのです。
これを知った際は驚きましたね。
なので、キハ283系の後継車としての役割も十分に果たしていけそうです。
SNSなどを確認していると、キハ283系よりも揺れが少なく、反って乗り心地がよいということでキハ261系の方が高評価を得ている場合もけっこうあります。営業運転開始からまだ1年しか経過していませんが、今後のさらなる活躍を期待したい列車です。
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