函館本線の小沢~銀山間運転再開まで見られた余市行きの快速「ニセコライナー」
快速列車 - 2021年04月22日 (木)
3月31日から函館本線の小沢~銀山間が不通だったことにより、復旧工事を実施していましたが、昨日の昼過ぎから順次運行を再開しています。

これに伴い、札幌直通の快速「ニセコライナー」なども部分運休を余儀なくされました。

ということで、夕方の快速「ニセコライナー」が余市行きに変更されていたのです。

キハ201系では滅多に見られない「臨時快速」の表示。


行先表示器も「臨時快速」を表示するという珍しい光景が見られました。『快速ニセコライナー 余市』の幕はそもそもなかったはずで、部分運休期間中は「臨時」か「臨時快速」の表示で運行されていたようです。
快速「ニセコライナー」は、以前は日中の時間帯にも設定され、キハ150形気動車などでも運行されていましたが、現在は朝・夕の1往復のみとなり、車両はキハ201系が使用されています。
名前こそ「ニセコライナー」ですが、実際にニセコ方面からの直通は朝の片道だけで、夕方は倶知安までしか行きません。以前は長万部まで直通していた列車もありましたが、現在はありません。朝は蘭越発になっています。
快速列車といえど、快速運転区間は札幌~小樽間で小樽~倶知安・蘭越間は普通列車として運行しています。札幌~小樽間も快速列車でありながら、その恩恵は少なく、手稲~小樽築港間で若干普通列車に有利な以外は、快速列車として上手く生かされていない列車です。
朝や夕方は通勤時間帯と被り、特に札幌~手稲間で先行列車の影響で所要時間が長くなってしまうこともあり、貴重なキハ201系充当列車ですが、その性能を発揮しにくい列車でもあります。
また、朝の札幌へ向かう列車については、各駅停車列車が必要とされている時間帯にも関わらず、快速運転を実施しています。1本だけ速い列車を設定してしまうと、等間隔でダイヤを組みづらくなり、通勤時間帯でこの対応は不向きな見方もできますよね。
キハ201系投入の使命が快速「ニセコライナー」のような、山線からの札幌直通運転ですから、キハ201系が存在している以上、設定され続ける列車になると思います。逆に活躍の場が少ないので、こうした列車で活用せざるを得ないのです。別に廃止して小樽~倶知安・蘭越間だけH100形で置き換えれば何ら問題はないはずです。
ワンマン運転区間にも関わらず、車掌が乗務しなければならなかったり、今となってはお荷物のような存在になりつつあります。せっかくの高性能&高額な車両がそれに見合わない使用がされている現状は残念でなりません。
後日お伝えしますが、函館本線山線も将来的に存続ができるのかわからない状況です。少なくとも三セク化されますから、キハ201系の後継車はまずもって必要ありません。引退して数十年が経過すれば、なぜこのような気動車が走っていたのか、疑問を呈する人間も出てくるのでしょうね。
以前から重要機器取替工事が施行され、これを機に搭載機関もキハ261系1000番台5次車以降のN-DMF13HZLとなり、1編成あたり60PSの出力向上を果たしているようです。ですが、起動加速度の数値などに変更はないようです。
ということで、まだまだ活躍が期待されるキハ201系。活躍の幅が少ないですが、普通列車用の車両とは思えないずば抜けた性能を誇ります。ぜひ一度乗ってみてくださいね。
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これに伴い、札幌直通の快速「ニセコライナー」なども部分運休を余儀なくされました。

ということで、夕方の快速「ニセコライナー」が余市行きに変更されていたのです。

キハ201系では滅多に見られない「臨時快速」の表示。


行先表示器も「臨時快速」を表示するという珍しい光景が見られました。『快速ニセコライナー 余市』の幕はそもそもなかったはずで、部分運休期間中は「臨時」か「臨時快速」の表示で運行されていたようです。
快速「ニセコライナー」は、以前は日中の時間帯にも設定され、キハ150形気動車などでも運行されていましたが、現在は朝・夕の1往復のみとなり、車両はキハ201系が使用されています。
名前こそ「ニセコライナー」ですが、実際にニセコ方面からの直通は朝の片道だけで、夕方は倶知安までしか行きません。以前は長万部まで直通していた列車もありましたが、現在はありません。朝は蘭越発になっています。
快速列車といえど、快速運転区間は札幌~小樽間で小樽~倶知安・蘭越間は普通列車として運行しています。札幌~小樽間も快速列車でありながら、その恩恵は少なく、手稲~小樽築港間で若干普通列車に有利な以外は、快速列車として上手く生かされていない列車です。
朝や夕方は通勤時間帯と被り、特に札幌~手稲間で先行列車の影響で所要時間が長くなってしまうこともあり、貴重なキハ201系充当列車ですが、その性能を発揮しにくい列車でもあります。
また、朝の札幌へ向かう列車については、各駅停車列車が必要とされている時間帯にも関わらず、快速運転を実施しています。1本だけ速い列車を設定してしまうと、等間隔でダイヤを組みづらくなり、通勤時間帯でこの対応は不向きな見方もできますよね。
キハ201系投入の使命が快速「ニセコライナー」のような、山線からの札幌直通運転ですから、キハ201系が存在している以上、設定され続ける列車になると思います。逆に活躍の場が少ないので、こうした列車で活用せざるを得ないのです。別に廃止して小樽~倶知安・蘭越間だけH100形で置き換えれば何ら問題はないはずです。
ワンマン運転区間にも関わらず、車掌が乗務しなければならなかったり、今となってはお荷物のような存在になりつつあります。せっかくの高性能&高額な車両がそれに見合わない使用がされている現状は残念でなりません。
後日お伝えしますが、函館本線山線も将来的に存続ができるのかわからない状況です。少なくとも三セク化されますから、キハ201系の後継車はまずもって必要ありません。引退して数十年が経過すれば、なぜこのような気動車が走っていたのか、疑問を呈する人間も出てくるのでしょうね。
以前から重要機器取替工事が施行され、これを機に搭載機関もキハ261系1000番台5次車以降のN-DMF13HZLとなり、1編成あたり60PSの出力向上を果たしているようです。ですが、起動加速度の数値などに変更はないようです。
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