道は国と共同でJR北海道の特急列車1編成、観光用普通列車8両を買い取りへ
その他あれこれ - 2021年04月26日 (月)
経営が厳しいJR北海道の救済策の1つとして、道は国と共同で車両を買い取って観光列車などとして運行し、収益向上を図るべく、2021年度から3年間で総額22億円の支援を実施する方針です。

買い取る車両は、キハ261系5000番台ラベンダー編成のほか、臨時列車としても使用できる観光用に改造した普通列車用の車両8両です。
また、国も道と同額を支援することとし、支援額はあわせて44億円程度になります。

似たような体制で運行されているのが札幌・旭川~稚内間を結ぶ「宗谷」・「サロベツ」で使用されているキハ261系0番台です。14両ありますが、そのうち12両は第三セクター・北海道高速鉄道開発(株)の保有で、JR北海道にリースする形で使用されています。車両の整備などはJR北海道が担当しています。
残りの2両は予備車両確保のため、JR北海道が増備しました(SE-104編成)。
ただこの際は、高額となる車両の製造費用を抑えるため、最低限の車両数しか製造されなかったことや、稚内方面に特化した設備(グリーン車9席など)などが仇となり、1000番台などと共通で使用することができません。車両数も少ないので、万が一車両故障が発生した際は代走を余儀なくされます。
その代走の際も稚内方面に特化した車内設備のため、例えば稚内方1両目の合造車の代わりに、普通車の指定席とグリーン車を別々に用意していたこともあり、結果的に所定よりも長い編成が組まれたことも多くありました。キハ261系0番台の故障が多くなってきた際は、改めてこの運行体制の欠点が浮き彫りになった形でした。
しかし今回は、元々JR北海道が用意していた車両を道や国で車両を買い取って運行するという新たな取り組みです。例えば、キハ261系5000番台のはまなす編成とラベンダー編成では、保有先が異なる車両ということになりますが、使用するうえで特に制限はなく、同一条件で両者は使用されていくようです。
ただし、買い取った車両は観光列車として運行し、収益アップを図る方針であることから、不採算路線向けの臨時列車や、道や国が主催するイベント列車などはラベンダー編成を中心に使用していくと予想されます。要は車両を買い取ると同時に、そうした臨時列車を走らせることができる権利も取得したような体制がとられたのではないかと思います。
そのほか、臨時列車としても使用できる観光用に改造した普通列車用の車両8両も買い取るとのことですが、現時点でどの車両を買い取るかまでは明らかにされていないはずです。
管理者の予想では・・・








これら8両が該当すると思います。山紫水明シリーズと北海道の恵みシリーズ、そして流氷物語号の計8両です。
ほかにも、ルパン三世ラッピングトレインや地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン、国鉄色、宗谷線急行色といった臨時用にも使える車両がありますが、これらの車両は基本的に内装まで手は加えられていません。
内装にまで手が加えられており、臨時列車にも使用できるとして大規模な改造を実施していることから、今後もある程度の長期使用を見込んでいるはずです。それらをよく踏まえたうえで最終的に8両に絞り込んだと予想します。
あくまで管理者の予想なので異なるかもしれませんが、間違いなくこの中から何両かは選ばれているはずですよ。
今のところ、気になる臨時列車の情報は出ていません。今後は今までにない臨時列車が多数出てくるはず。それはそれで楽しみが増えそうです。
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買い取る車両は、キハ261系5000番台ラベンダー編成のほか、臨時列車としても使用できる観光用に改造した普通列車用の車両8両です。
また、国も道と同額を支援することとし、支援額はあわせて44億円程度になります。

似たような体制で運行されているのが札幌・旭川~稚内間を結ぶ「宗谷」・「サロベツ」で使用されているキハ261系0番台です。14両ありますが、そのうち12両は第三セクター・北海道高速鉄道開発(株)の保有で、JR北海道にリースする形で使用されています。車両の整備などはJR北海道が担当しています。
残りの2両は予備車両確保のため、JR北海道が増備しました(SE-104編成)。
ただこの際は、高額となる車両の製造費用を抑えるため、最低限の車両数しか製造されなかったことや、稚内方面に特化した設備(グリーン車9席など)などが仇となり、1000番台などと共通で使用することができません。車両数も少ないので、万が一車両故障が発生した際は代走を余儀なくされます。
その代走の際も稚内方面に特化した車内設備のため、例えば稚内方1両目の合造車の代わりに、普通車の指定席とグリーン車を別々に用意していたこともあり、結果的に所定よりも長い編成が組まれたことも多くありました。キハ261系0番台の故障が多くなってきた際は、改めてこの運行体制の欠点が浮き彫りになった形でした。
しかし今回は、元々JR北海道が用意していた車両を道や国で車両を買い取って運行するという新たな取り組みです。例えば、キハ261系5000番台のはまなす編成とラベンダー編成では、保有先が異なる車両ということになりますが、使用するうえで特に制限はなく、同一条件で両者は使用されていくようです。
ただし、買い取った車両は観光列車として運行し、収益アップを図る方針であることから、不採算路線向けの臨時列車や、道や国が主催するイベント列車などはラベンダー編成を中心に使用していくと予想されます。要は車両を買い取ると同時に、そうした臨時列車を走らせることができる権利も取得したような体制がとられたのではないかと思います。
そのほか、臨時列車としても使用できる観光用に改造した普通列車用の車両8両も買い取るとのことですが、現時点でどの車両を買い取るかまでは明らかにされていないはずです。
管理者の予想では・・・








これら8両が該当すると思います。山紫水明シリーズと北海道の恵みシリーズ、そして流氷物語号の計8両です。
ほかにも、ルパン三世ラッピングトレインや地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン、国鉄色、宗谷線急行色といった臨時用にも使える車両がありますが、これらの車両は基本的に内装まで手は加えられていません。
内装にまで手が加えられており、臨時列車にも使用できるとして大規模な改造を実施していることから、今後もある程度の長期使用を見込んでいるはずです。それらをよく踏まえたうえで最終的に8両に絞り込んだと予想します。
あくまで管理者の予想なので異なるかもしれませんが、間違いなくこの中から何両かは選ばれているはずですよ。
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