FC2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

【コラム】北海道における鉄道車両の夜間滞泊

今回は北海道の鉄道車両の夜間滞泊について。

調べてみると奥が深いんですよ。

基本的には所属先などで滞泊するのが一般的ですが、運用の関係でそれ以外の場所で滞泊せざるを得ないこともあるのです。その代表が駅ですよね。











北海道も翌朝まで駅構内で休んでいる鉄道車両も見受けられます。しかし、北海道の場合は拠点駅だけなんですよね。

本州では、終着駅でそのまま滞泊するケースも見られるようですが、北海道では有人駅などの拠点駅でない限り、それはほぼあり得ないです。

理由は、冬季における凍結の影響を防ぐためです。このため、1時間以上かけて始発駅や終着駅から滞泊先(車両基地など)へ車両を回送することもあるのです。

路線別に見ていきましょうか。


【函館本線】

①函館運輸所(函ハコ)
②森駅
③長万部駅
➃倶知安駅
⑤小樽駅
⑥札幌運転所(札サウ)
⑦札幌駅
⑧岩見沢駅または岩見沢運転所
⑨滝川駅
⑩旭川駅
⑪苗穂運転所(札ナホ)

道内で一番滞泊先が多いのが函館本線です。間違いがなければ11ヶ所で滞泊先が設けられています。倶知安駅ではキハ201系が2本滞泊しており、翌朝は蘭越へ一旦回送されて快速「ニセコライナー」になる列車と倶知安駅発の列車の2本があります。

上記でも札幌駅滞泊の様子を撮影しています。以前は11番線を使用していましたが、11番線が使えなくなってしまったため、3番線に滞泊番線が変更されています。その関係で、特急「ライラック48号」が1番線到着に変更されたりしていますね。


【室蘭本線】

①苫小牧運転所(札トマ)
②東室蘭駅

室蘭本線は上記2ヶ所のはずです。東室蘭駅では、785系や789系1000番台の滞泊があります。確認していると、乗務員も同じ車両で札幌に戻るようですね。

驚いたのが、気動車はエンジンをかけたまま夜間滞泊を実施するようです。冬季だとエンジンがかからなくなる等の心配もありますから、夜の間はずっとエンジンをつけっぱなしのようです。燃料消費量はどれぐらいになるのでしょう?決して利用が多いわけではないのに、列車を走らせるために凄いお金がかかっているんですね。


【札沼線】

該当なし

札沼線は夜間滞泊がありません。末端区間が現役の頃は、最終は石狩月形駅までの運転でした。そこから毎日札幌の苗穂まで車両を回送していたのです。朝も石狩当別や石狩月形まで車両をわざわざ回送していたのです。


【留萌本線】

該当なし

留萌本線も夜間滞泊はありません。車両は旭川運転所(旭アサ)所属の車両を使用するので、留萌始発と最終の留萌行きは片道は旭川運転所(旭アサ)からの回送となります。除排雪負担が大きいことも理由ですが、夜間滞泊先がないことによる車両回送の手間という問題が、JR北海道が留萌本線の存続に難色を示している理由の1つだと思います。


【石北本線】

①遠軽駅
②北見運転所
③網走駅

石北本線は上記3駅です。それ以外の駅が終着の場合は最寄りの駅まで回送されます。意外に滞泊先として設定されていないのが上川駅で、運用が始まる前または、運用終了後は全て旭川運転所(旭アサ)から回送されています。その場合は新旭川駅で折り返し運転となるようです。


【根室本線】

①富良野駅
②新得駅
③帯広運転所
④釧路運輸車両所(釧クシ)

根室本線は上記4駅です。池田駅は滞泊先に含まれていません。池田~釧路間で音別駅発や厚内駅発、浦幌駅着や音別駅着など細かく設定されています。

おそらく、厚内までと音別まででそれぞれ滞泊先が帯広と釧路に分かれていると思われ、早朝と夜間は片道はわざわざ回送しているのだと思います。


【花咲線】(根室本線)

①根室駅

花咲線は根室駅のみ滞泊が実施されています。最終の根室行きの列車が翌朝の根室駅始発列車に充当されるようです。


【釧網本線】

①摩周駅
②知床斜里駅

釧網本線では上記2駅で滞泊が実施されています。朝に川湯温泉駅発と緑駅発の列車があります。それらの列車は、前者が摩周駅からの送り込み、後者については知床斜里駅からそれぞれ送り込まれているようです。


【宗谷本線】

①名寄運転所(名寄駅)
②南稚内
③旭川運転所(旭アサ)

路線距離が長いにも関わらず、滞泊先が少ないのが宗谷本線。名寄運転所(名寄駅)と南稚内駅の2ヶ所のみです。旭川運転所(旭アサ)も宗谷本線に入るため、記載上は宗谷本線に含めさせていただきます。

音威子府駅では夜間滞泊は実施されていません。車両は名寄から回送されるようです。また、上りの稚内駅発の最終が幌延行きとなっています。同駅でも夜間滞泊は実施されないので、車両は南稚内まで回送されるようですね。


【富良野線】

該当なし

富良野駅は根室本線い含めさせていただきました。それ以外の場所では夜間滞泊は実施されません。



このような感じで、車両の回送にもひと手間かかるというのが北海道です。そのほか、千歳線の千歳方面の最終列車なんかは、千歳駅での滞泊がないため、札幌運転所(札サウ)まで回送されています。昔、千歳行きの最終列車と千歳駅の始発列車の運用が同じだったと思います。滞泊は手稲でわざわざ回送していたので、札幌運転所(札サウ)滞在時間なんてほんの数時間レベルだったはずです。

かといって、乗務員の休憩等も考慮しなければならないため、夏だけ特別な運用を組むわけにもいきません。北海道の鉄道はいろいろと大変なのです。

調べてみると奥が深い鉄道車両の夜間滞泊。本州などではどういった対応がされているのでしょうか?私鉄なども調べてみるとなかなか面白いかもしれませんね。











↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村


人気ブログランキング

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
10599:日高線の滞泊 by なしれま on 2021/06/22 at 20:22:16 (コメント編集)

興味深い記事をありがとうございます。
北海道では記事のようにターミナル駅か車庫でしか滞泊を行っていないところ、かつての日高線の様似駅では滞泊を行っていた、というWikipediaの記事を見て驚いた記憶があります。
同じ北海道でも日高線は降雪が比較的マシで凍結の心配は少ないため、様似での滞泊で問題なかったのかな、、などと考えておりました。

10600: by ky on 2021/06/22 at 22:26:53

回送列車って一般的に鉄道会社にとってはムダなわけで、しかし北海道では安全上長距離にわたってやらざるを得ない。この辺の経費もバカにならなさそうですねえ。

比較的温暖な九州では枕崎や志布志など長大路線末端の無人駅でも滞泊していますね。一方東日本の東北地方は三厩の無人化と同時に夜間滞泊削られて蟹田までの回送になったあたり、北海道と同じように有人駅や車両基地でしか行わない方針なのでしょうか。東海では家城での夜間滞泊がありましたが、逸走事故の影響で2本→1本→廃止となっていきました。

10601: by スラント坊主 on 2021/06/24 at 00:00:56 (コメント編集)

終着駅に乗務員の宿泊施設がないので、無駄に思われますが、宿泊施設のある拠点まで回送、翌朝始発駅まで回送が発生します。

10602: by 管理人 on 2021/06/24 at 20:43:47

>>「なしれま」さん、コメントありがとうございます。

日高本線では静内駅も夜間滞泊が実施されていました。宿泊所がある場合は、夜間滞泊を実施する場合もあるようです。

様似は凍結などの心配はほぼなかったと思います。元々は周辺の工場への側線も有していた比較的規模の大きい駅でした。それらの影響もあるかもしれません。

10604: by 管理人 on 2021/06/24 at 20:49:41

>>「ky」さん、コメントありがとうございます。

九州や四国はローカル駅で滞泊を行う列車もあると聞いています。四国の方は以前動画で確認したことがあります。北海道ではあり得ない光景でした。

回送列車は収益もない、鉄道会社側の都合で走らせている列車なわけで、運行するにもお金がかかります。北海道の場合は凍結などの理由で拠点まで輸送しなければなりません。

早朝の列車は3時台や4時台から送り込みのために動いている列車もあるはずです。それを乗務している運転士もいるはずです。大変ですよね。


北東北エリアも同様の理由だと思います。場合によっては北海道以上の豪雪地帯なので、降雪で列車が動けなくなる事態を想定して、拠点まで回送させている可能性もありそうですよね。

10605: by 管理人 on 2021/06/24 at 20:52:00

>>「スラント坊主」さん、コメントありがとうございます。

北海道では宿泊施設が少ないですよね。かつてはたくさんあったのでしょうけど、合理化で廃止されていったと思います。乗務員も朝・晩の回送で大変ですよね。

10616: by 183 on 2021/06/30 at 11:44:40 (コメント編集)

この記事を見ていて気になったのですが、函館駅での滞泊がありますでしょうか。
駅そばのホテルの宿泊して見た限りでは、札幌駅のようにホーム留置は無く、すべて運輸所構内へ引上げているので、函館駅滞泊は無いのではと思います。

また名寄を名寄運転所で滞泊と書くのであれば、北見も北見運転所での滞泊ではないのでしょうか。

この他、岩見沢も駅で滞泊するものと岩見沢運転所に滞泊するのがあるようですし、苫小牧も留置個所により運転所および苫小牧駅と分かれているのではないのでしょうか。

10621: by 管理人 on 2021/06/30 at 22:20:18

>>「183」さん、コメントありがとうございます。

函館駅は1番線で滞泊が実施されていませんでしたっけ?管理者も駅前のホテルに宿泊したことがあります。寝ぼけていたので記憶が定かでないんですよね。

なので、一応函館駅については消しておきました。

岩見沢運転所は記載し忘れていたので追加しました。

名寄と北見については、ネット上で調べると名寄は名寄運転所も名寄駅も両方記載されていたり、北見は北見駅と記載されていたりで曖昧でした。なのであまり深く考えずにそのままテキトーに記載した次第です。

10626: by 183 on 2021/07/03 at 09:16:37 (コメント編集)

北見は北見運転所でしょう。名寄と違い広域運用となるためか、仕業検査は行っていますね。

あと苗穂運転所は該当しませんか。定期で函館のキハ281系や苫小牧のキハ143が入っていますね。

一応記事にする以上、「テキトー」という言葉はないのでしょうか。

10629: by 管理人 on 2021/07/04 at 00:00:34

>>「183」さん、再度コメントありがとうございます。

北見運転所であれば修正しておきます。このあたりがイマイチよくわからなかったんですよね。

苗穂運転所は以前忘れていて追加しておきました。なので、函館本線の⑪にひっそりと書いています。

10639:札幌駅での夜間滞泊 by 苗穂住民 on 2021/07/06 at 18:58:22

 こんばんは。

 札幌駅では23時台、0時台に到着する列車のうち8本(学園都市線の回送5本、エアポート運用の回送2本、エアポート1本)が滞泊しているようです。札幌発の千歳線最終列車1832Mは千歳到着後苫小牧へ回送されているようです。1830Mが千歳到着後札幌へ回送されて滞泊しているようです。

 現在、1832Mは運休していますが、翌日は苫小牧からの運用(2725M)になるので、札幌→千歳間を営業運転と同時刻で回送しているようです。1657Mも運休になっていますが、この列車の折り返しは回送(札幌着)なので、1657Mとその折り返しは運行自体を行っていなく、2646Mで到着した編成は所定の滞泊開始時刻頃迄引き上げ線で待機しているようです。

 STVのカメラで見ることが出来ます(見られない日もあります)が、札幌駅の工事の関係で滞泊番線が変更になることがあるようです。所定では5番と10番が空いているようです。

10648: by 管理人 on 2021/07/12 at 21:51:52

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

詳しい情報ありがとうございます。以前千歳線の最終列車は手稲まで戻していたはずなんですけどね(10年ぐらい前)。そこから運用も変わっているので変化しているのは当たり前ですよね。

昔は札幌駅滞泊に785系または789系1000番台もあったはずです。翌日のスーパーカムイ1号に充当されていたと思います。現在は特急車両の滞泊はなく、近郊形車両だけのはずです。ただし、8本も滞泊しているとは知りませんでした。

学園都市線はおそらくそのほとんどが石狩当別方面から営業運転に入る車両ばかりだと思います。朝に6本ぐらい必要ですよね。STVカメラはこれからチェックしてみます。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

▼このエントリーにコメントを残す