北海道の軌道検測車マヤ35形~将来的には総合検測車として運用へ
その他あれこれ - 2021年06月25日 (金)
北海道の軌道検測車マヤ35形。

北海道新幹線のH5系と同系色のグリーンをベースに、紅葉のオレンジ色と雪原の白のラインが入った検測車です。
JR北海道の在来線は約2400kmと広大です。側線などを含めると、約3200kmを超えます。
JR北海道では、このマヤ35形を使って本線や副本線の特急列車の運転線区については年4回、その他の線区については年2回の頻度で軌道のゆがみを調べる軌道変位検査を実施しています。この検査はマヤ35形の検査項目ではほんの一部にすぎず、測定できる項目は62項目に及びます。
それまで活躍していたマヤ34形ができなかった冬季における測定も実施できるようになっています。
そんなマヤ35形ですが、検測作業を実施する際、専用のキハ40形気動車を使用して運行します。主に「キハ40-301」と「キハ40-304」を使用して運行していると思います。
専用のキハ40形とは、先頭に前方監視カメラと下方監視カメラを設置し、2つのカメラで線路や沿線の状況を録画して軌道変位箇所の特定や現場の状況の確認を行っています。


実はまだマヤ35形の検測作業中のシーンを撮影したことがありません。
4年くらい前に撮影したマヤ34形に連結されて苗穂を出区するシーンのものですが、最後尾の「キハ40-301」では、貫通扉部分に手が加えられており、カメラを設置しています。残念ながら、カメラを出しているシーンを撮影するには至っていませんが、検測作業中はそこからカメラ機材が顔を出し、検測作業を実施するようです。
しかし、使用しているキハ40形気動車も定期運用で使用されていないとはいえ、老朽化と向き合う時期に差しかかっており、延命化も実施されていません。
そこで、将来的には自走式の電気検測車を導入し、総合検測車として運用する計画のようです。


これは、JR北海道の車内誌「未来(あした)へつなぐVol135」で紹介されていました。
総合検測車といえば、ドクターWESTなどの愛称で親しまれているJR西日本のキヤ141系などがあります。しかし、マヤ35形を活用するとなると、現在のように動力車で挟めた3両編成で使用されることになるでしょう。イメージとしては、キヤE193系「East i-D」のような感じになると予想します。
先日まで北海道に乗り入れていましたね。
明確な総合検測車化の時期は不明なものの、検測車として使用している専用のキハ40形にも置き換え計画が浮上していることは言うまでもありません。従来のように旅客用の気動車を前後に連結して使用するのではなく、専用の電気検測車を導入する予定です。H100形やキハ150形などに挟んで使用される予定はないようです。
管理者もまだ検測作業中の様子を目にしたことがないマヤ35形。まずはいずれ見られなくなる気動車に挟まれた姿を記録しておきたいですね。
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北海道新幹線のH5系と同系色のグリーンをベースに、紅葉のオレンジ色と雪原の白のラインが入った検測車です。
JR北海道の在来線は約2400kmと広大です。側線などを含めると、約3200kmを超えます。
JR北海道では、このマヤ35形を使って本線や副本線の特急列車の運転線区については年4回、その他の線区については年2回の頻度で軌道のゆがみを調べる軌道変位検査を実施しています。この検査はマヤ35形の検査項目ではほんの一部にすぎず、測定できる項目は62項目に及びます。
それまで活躍していたマヤ34形ができなかった冬季における測定も実施できるようになっています。
そんなマヤ35形ですが、検測作業を実施する際、専用のキハ40形気動車を使用して運行します。主に「キハ40-301」と「キハ40-304」を使用して運行していると思います。
専用のキハ40形とは、先頭に前方監視カメラと下方監視カメラを設置し、2つのカメラで線路や沿線の状況を録画して軌道変位箇所の特定や現場の状況の確認を行っています。


実はまだマヤ35形の検測作業中のシーンを撮影したことがありません。
4年くらい前に撮影したマヤ34形に連結されて苗穂を出区するシーンのものですが、最後尾の「キハ40-301」では、貫通扉部分に手が加えられており、カメラを設置しています。残念ながら、カメラを出しているシーンを撮影するには至っていませんが、検測作業中はそこからカメラ機材が顔を出し、検測作業を実施するようです。
しかし、使用しているキハ40形気動車も定期運用で使用されていないとはいえ、老朽化と向き合う時期に差しかかっており、延命化も実施されていません。
そこで、将来的には自走式の電気検測車を導入し、総合検測車として運用する計画のようです。


これは、JR北海道の車内誌「未来(あした)へつなぐVol135」で紹介されていました。
総合検測車といえば、ドクターWESTなどの愛称で親しまれているJR西日本のキヤ141系などがあります。しかし、マヤ35形を活用するとなると、現在のように動力車で挟めた3両編成で使用されることになるでしょう。イメージとしては、キヤE193系「East i-D」のような感じになると予想します。
先日まで北海道に乗り入れていましたね。
明確な総合検測車化の時期は不明なものの、検測車として使用している専用のキハ40形にも置き換え計画が浮上していることは言うまでもありません。従来のように旅客用の気動車を前後に連結して使用するのではなく、専用の電気検測車を導入する予定です。H100形やキハ150形などに挟んで使用される予定はないようです。
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