fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

【コラム】いまだに不可解な点が多いキハ283系~あらゆるノウハウが新形式に採用されなかった理由とは?

今回はキハ283系について。

今でもカッコいい特急気動車ですよね!!







ですが・・・













昨年には、大量の廃車が発生してしまいました。先に登場したキハ281系よりも速いペースで引退へと向かっています。最新の情報では、29両が釧路運輸車両所(釧クシ)に所属しています。

ただし、同所ではキハ261系1000番台の配置も始まりました。残る29両についても、活躍はそう遠くないと思われます。

キハ283系は、減速・減便措置が実施されるまでは、北海道の主力特急気動車でした。当初は急カーブが連続する釧路方面用により強化した耐寒・耐雪構造、リンク式自己操舵台車を装備するなど、従来のキハ281系を上回る性能を手に入れました。

その後増備が進み、「スーパー北斗」や「スーパーとかち」にも投入されていくことになります。昨今では両数も減り、勢力を拡大しているキハ261系1000番台にその任を譲りつつありますが、高速化一本で貫いていた時代は、キハ283系の勢力は凄まじいものがありました。

一方、コスト低減や振り子式車両に代わる車体傾斜装置の投入などの影響もあり、振り子式車両が新たにデビューすることが少なくなりましたが、それでも、キハ283系のノウハウを量産車に取り入れた車両というのが、それ以降登場していないというのは不思議な話です。

まず、過去にキハ283系はレーシングカーに似た車両構造を持っていると記事に掲載しました。それは、重心を下げることにあります。カーブを高速で走る振り子式車両にとっては必要なことですよね。

重心を下げる理由は、急曲線時の乗り心地を維持するためです。一定の速度向上を図りながら、乗り心地も維持するといった方がいいかもしれません。

列車がカーブに進入する際、車両の重心を起点にして外側に遠心力が発生しています。遠心力は重量が重い車や車両ほど大きくなります。そのために、車体を軽量化し、それを打ち消すために車体を最大6°まで傾斜させて高速でカーブに進入しながらも、一定の乗り心地を維持しています。

例えば、普通自動車で100km/hでカーブに進入した場合と、高速バスで100km/hでカーブに進入した場合、乗り心地や安定性の差は一目瞭然です。

また、車両の重心を起点にして外側に遠心力が発生するということは、軽量化だけしても重心が高ければ意味がありません。それも遠心力が多く働いてしまう理由になります。

そこでキハ283系では・・・



本来屋根上に設置される機器も全て床下に搭載されているのです。既に廃車・解体されたキハ285系試作車も屋根には一切機器がありませんでした。これが1つ目のノウハウです。

車両上部を軽量化することで重心は下がります。自動車の分野においては、ボンネットやルーフ、トランク素材をアルミやカーボンに変えて軽量化することで低重心化を図っているスポーツタイプの自動車も存在します。軽量且つ重心が低ければカーブを通過する際も遠心力が少なくなり、高速走行且つ乗り心地に貢献できるというわけです。これは自動車でも同じです。

屋根上に機器を搭載しない方法は、別に車体傾斜装置を搭載した車両でもいいわけです。ですが、キハ285系試作車を除いてその後、量産された鉄道車両において、そのノウハウ用いて製造された車両というのはないはずです。一番の理由は製造コストが高くなるというのが理由でしょう。

キハ283系の製造費用を調べてみると、1両あたり2.2億円でした。現在となればキハ261系1000番台の方が高額ですが、当時の気動車の製造費用としては高額なはずです。現在新車で製造するとしたら、3億円などでは済まないかもしれません。そのあたりも採用されない理由かもしれませんね。

あと、管理者として気になる点があります。

確かに、高い位置から重量物を取り払ったり、下げたりすることで重心は下がります。床下に重い機器を配置しているという点においても、低重心化に大きく貢献しているでしょう。そうしてカーブを高速で通過することができると思われがちな反面、重量物を下方に集中配置すれば、運動性能が落ちるはずなんです。

我々人間で例えると、体重を1kgや2kg増やしても、短距離走や長距離走などといった項目で大きくタイムは変化しないはずです。しかし、足に1kgや2kgのおもりを装着した場合はどうでしょうか?体に大きく負担がかかりますよね。

自動車の領域においても、足回りの軽量化はスポーツカーやスーパーカーにとっては必須項目の時代です。昨今は安全性の強化、車体剛性の向上などを理由に、スポーツカーやスーパーカーでも車両の重量が決して軽いとは言い切れません。そこで、ブレーキをカーボン製にしたり、ホイールやサスペンションをアルミ化して軽量化を図る手法が当たり前の時代になりつつあります。足回りを軽量化することで、たった数kgでも車体の軽量化の何倍もの効果が得られるようなことも耳にしますね。

これに加えて、頭の良い電子制御を使って強制的に向きを変えたりしてその重さをカバーしているのです。

確かに、キハ283系はレーシングカーのようなノウハウで製造されてはいますが、下回りについては、ただただ重量物を下に持ってきただけで、重心を下げる以外何ら工夫はされていないんですよね。レーシングカーも重量物を下に持ってくるとはいえ、極端に重いモノなんて最初から搭載するわけがありませんから、同じノウハウでも条件が全然違います。

しかも、鉄道車両は大きな改造を経ることもなく、何十年にもわたって全力で走り続ける。

これもレーシングカーとは違いますよね。こちらはある短い時間内で全力を出せばいいわけですが、鉄道車両はオールシーズン全開です。幾度となく耐久レースをやっているようなものですよね。このあたりも、この構造が長年にわたって使用され続けるとどう影響するのか管理者も調べていますが、未知数な点が多いんですよね。


2つ目のノウハウは、車体傾斜角度が大きいことです。

これまで量産化した振り子式車両では、車体の傾斜角度が最大5°です。それよりも1°多い6°としているのは、量産車としてはキハ283系だけで、キハ283系登場以降の車両については、5°までになっています。

たかが1°の違いですが、ではその後の新形式で採用されなかった理由は一体何でしょうか?このあたりも非常に不思議な点ですよね。特に四国なんかは急曲線が多いですから、2700系で傾斜角度を6°としても問題はなかったはずです。

後継となるはずだったキハ285系。その試作車がキハ283系の振り子角度6°に、キハ261系の車体傾斜装置2°を合わせて最大8°の車体傾斜を実現する計画でした。場所によって札幌~函館間のカーブで140km/hで走行可能なように開発されていたようですから、それはそれで凄いですよね。

しかし、量産化されるには至らず、後継車はキハ261系となり、車体傾斜装置の使用も取り止められました。この話は幻に終わったわけですが、実際に量産化されて実現していた場合、今頃どのような結末になっていたのでしょうか?

車体の傾斜角度が増えることによる台車や車体への負荷が大きくなるのか?

メンテナンスが過大になるのか?

さまざまな問題が浮上してきます。


このあたりもあまり解明されておらず、キハ283系以降もキハ187系やキハ261系、2600系、2700系といった高性能特急気動車が誕生しましたが、機関の出力を向上や変速段を2段にしたり、そういった進歩に留まっています。

一方、新しい特急気動車が登場する度に自重というのは増え続けています。キハ189系や2700系などは車両によって自重が50t弱有する車両もあります。逆になぜそこまで自重が増えてしまったのか?

その1つが、運転士保護のための先頭部の衝突対策でしょう。ほかにも公表されていませんが、車体の補強などで自重が増えている可能性があります。

よくキハ283系で走行中に不快な揺れが発生しますが、理由は車体の強度が不足している可能性が高いからです。最高運転速度を110km/hまで落としている理由としては、高速走行時において振動が他の車両よりも多く発生してしまうからです。利用者に対しては、さらに乗り心地も考慮しなければなりません。その振動が発生する許容範囲のレベルが最高運転速度110km/hになります。

車体剛性が不足している理由としては、車体が軽量であることが上げられます。車体という高い位置の部位の重量を削ることも重心を下げるのに一役買います。軽量化がされている根拠は、部品数が多い特殊なリンク式自己操舵台車を履いているにも関わらず、先に登場したキハ281系と自重が大きく違わないんですね。

変速機も性能を上げ、耐寒・耐雪構造も強化しています。重量が増える要因がいくつもあるにも関わらず、自重が大きく変わりません。ということは、重心を下げる目的も含め、車体の方で軽量化している可能性が高いわけです。

そのために、それ以降の車両というのは補強を重点的に行い、自重が増加しているのかもしれません。2700系などが数十年使用して2000系やキハ283系のように同じような症状が出るのかは、これから長期間にわたって使用してみないとわかりませんよね。この結果でキハ283系の車体についてある程度判断できると思います。

今回は2点ほど取り上げさせていただきました。いずれも問題点があり、その後の車両で採用が難しかったか、コストの兼ね合いから現実的ではなかったの2択に絞られてくると思います。キハ283系のノウハウを投入すれば、2700系なんかはもっともっと凄い特急気動車になっていたでしょう。その代わり、1両あたりの製造費用は5億とか6億になっていたかもしれません。

そんな素晴らしいノウハウがあるにも関わらず、課題を解決してその後の鉄道車両に生かされないというのはとても残念であり、もっともっと素晴らしい性能を秘めた鉄道車両が生まれていたのかもしれませんね。


以前、コメントで閲覧者の方とやりとりしていて、昔から特に気動車というのは技術開発が遅れていたことを教えていただきました。北海道でもその影響を受けている点があり、北海道の鉄道において大きく貢献したキハ183系も、先に登場したキハ181系の大出力機関搭載によるオーバーヒートの懸念から、キハ40形気動車と同型のエンジンを初期車では搭載していました。技術の進歩が追いつかず、保守的に動いていた時期もあったんですよね。

現代ではコストやメンテナンスも考慮される時代です。メンテナンスコストが過大な振り子式車両は敬遠されがちですが、四国のように車体傾斜装置だけでは性能上問題があるため、従来の振り子式車両を引き続き製造するに至ることもあります。機関出力や車内の快適性はもちろん向上していますが、30年前と技術力は大差なく、昨今では特に鉄道においては、技術力がある程度向上し切ってしまい、停滞気味であることは言うまでもありません。

ディーゼルエレクトリック方式やハイブリッド方式なども登場していますが、特急列車用としてはまだまだ開発や性能確認が続いており、特急用として高速化に大きく貢献できるのか、車体傾斜関連装置と合わせて使用できるものなのかどうかも未知数です。

このあたりは徐々に改善されていくと思いますが、避けては通れない道です。キハ261系の後継車もおそらくそうした方式による新時代の鉄道車両になるでしょう。

北海道ではさらに極寒地における使用も条件として加えられるため、より技術の進歩を難しくします。現在は余裕がなく、既存の車両の置き換えに留まるJR北海道ですが、いずれ再びキハ285系試作車のような最先端のドキドキワクワクするような車両が登場することを期待しています。











↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村


人気ブログランキング

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
10610:承認待ちコメント by on 2021/06/28 at 18:56:41

このコメントは管理者の承認待ちです

10611:技術より快適性へ! by ピカチュウ親方 on 2021/06/28 at 19:47:35

鐵道の技術開発は一段落した感はありますね。
抜本的な高速化には車両だけではどうにもならず、大規模な線路改良も結局必要なのだと、JR東日本関係者の父親が言っていましたね。
また技術開発は一般人には見えにくく技術開発よりコンセント設置やWi-Fiの整備が求められるのも一因でしょうね。
その状況下でコンセントやWi-Fi設置を優先し、車両技術開発を後回しにするのは当然の結果なんでしょうね。
また北海道は何とか新幹線の札幌延伸の目処もたち、そこまでの高速化も必要無くなったから、キハ283系の技術後継される可能性は低いでしょうね。
鐵ヲタとしては寂しい限りですが、鐵道が無くなっては元も子も無いので、時代のせいにして諦めています。
まあ何だかんだ言って、私もコンセント付きを享受してますがね(笑)。

10615: by こうさい on 2021/06/29 at 23:41:24

屋根上に冷房等の機器を載せていない車両はJR東日本のE257系なんかもありますね(パンタグラフは付いてますが)。気動車と電車にどれほどの違いがあるのかははっきりとわかりませんが、こちらは2001年から製造されているのでキハ283系よりは後になって設計された車両かと思います。機器を床下に設置することは必ずしも特別なことではないように思いますね。

10617: by 90年代を知りすぎた男 on 2021/06/30 at 21:31:17

お久しぶりでございます。

キハ283の甲高いモンスターエンジンの音は病みつきになりますね。確か140㎞/h走行対応の車両が一部存在したり、2006年あたりにハイブリット複合台車をはいたり重要度の高いプロジェクトにキハ283系が選ばれているのを見るとJR東日本のE2系的存在だと思います。石勝線の脱線事故は人員削減によるメンテ不足で起こった事故であり、やはりキハ283は未だにJRにとってもなかなか捨てがたい車両であるかもしれません。

E2系も一部車両は360㎞/h対応だったりドイツ鉄道との技術交流でICE2形式の台車を履いて380㎞/hを記録したりかっこよく魅力があり信頼度が高い車両です。

オタクとしてはっきり言いますがE5系よりE2系のデザインの方が洗練されています。(笑)
http://b747sr100.blog33.fc2.com/blog-entry-1052.html

キハ283系とキハ285どちらがかっこいいか?
もちろん283ですね。

キハ285系がデビューしていたとしたら「時速140キロ」の世界感なんて広告してそうですね。

一昔前を見るとJRのスーパー特急デビューの広告の仕方はなかなかいいと思います。

SWAの広告 http://b747sr100.blog33.fc2.com/blog-entry-253.html

そして運悪く不景気になり始めた頃にデビューすることになった283スーパーおおぞら
http://b747sr100.blog33.fc2.com/blog-entry-265.html

話は変わりますが管理人さんのFacebookやインスタグラムを使った情報発信は時代の先を行ってますね。

最近のYouTubeとユーチューバーは再生回数狙いの偽笑い破壊行為と広告地獄で見るに耐えられなくなり音楽を聞く目的で広告なしのプレミアム会員になりましたが音楽のダウンロードさえ完了させればYouTubeの利用もやめようと思ってます。

あのYouTube動画の広告地獄と嘘つきや破壊行為のユーチューバーに大金を渡してるようであればYouTubeの信用も失墜して2ちゃんねると同じ衰退の道を辿ると思います。

これからはFacebookとTiktokの圧勝ですな。
だから管理人さんはブログの鉄道ジャーナリズム記事もインスタの使い方に関しては才能溢れてると感じます。

札幌市電や札幌交通機械のリリートレイン、国の遺産?になっている丸瀬布の木材鉄道、あと青函トンネル資料館のケーブルカーなどのマイナーな鉄道の特集も楽しみにしています。


10618: by 管理人 on 2021/06/30 at 21:54:58

>>「>>コメントNo,10610の方へ

日本でカーボンブレーキ搭載車両が初めてやってきたのはポルシェでした。2002年んぐらいだったと思います。当時はバネ下重量が第一で効きはその次でした。

それから20年弱が経過していますので、現在は効き重視になっているのかもしれませんね。

下回りを軽くしれば、軌道への負担も軽減されるのではないかと考えています。下回りを軽量化している鉄道車両なんてほぼありませんが、次世代を考慮するのであれば、検討してみてもいいと思っています。

低重心化は運動性能向上にいいことですが、逆に下回りを重くし過ぎても運動性能が落ちる気がします。そこが調べてもイマイチ出てこないんですよね。

それにしても、バネ下の定義がいまだになされていないはずです。いつどこからどこまでと決められるのか知りたいですね。


最後に、当ブログでは名前(ニックネーム)のないコメントは非公開とさせていただいております。 万が一、当ブログにコメントを投稿していただく際は、名前(ニックネーム)の記入をお願いします。

10619: by 管理人 on 2021/06/30 at 22:00:31

>>「ピカチュウ親方」さん、コメントありがとうございます。

線路改良は必要ですよね。このあたりもキハ283系は寿命を早めた原因かなと思っています。

一昔前の根室本線なんて、軌道が強化されたのはカーブぐらいで、直線なんてフツーのマクラギだったんですよね。前面展望しながら驚いた記憶があります。

現在は速達化よりも、スマホという暇つぶしアイテムができたので、それを快適に操作できる環境があればよいのです。時間がかかってもスマホやタブレットがあれば、時間なんてある程度は許容のうちだと思います。

今後はどの鉄道会社も既存の技術を用いて一定の高速化は図っていきますが、莫大な資金をかけて技術を開発することはほとんどないと思います。今後は各座席にコンセントつきの特急車両が求められる時代です。

速達化は新幹線に担ってもらうしかなさそうです。

10620: by 管理人 on 2021/06/30 at 22:07:52

>>「こうさい」さん、コメントありがとうございます。

そういえばE257系も屋根に機器を搭載していなかったですね。

特別なことの意味の範囲にもよりますが、元々は中央本線の183系や189系を置き換える目的で登場した車両です。振り子式のE351系が使用されていましたから、少しでも低重心化を図ってカーブに強い構造としたかった表れだと思います。

そういう構造は採用するにも関わらず、東日本は本当に振り子式車両の投入に積極的ではありませんでしたね。

後継のE353系にそうした構造が採用されなかったのは残念です。

10622: by 管理人 on 2021/07/01 at 22:02:31

>>「90年代を知りすぎた男」さん、コメントありがとうございます。

本来であれば維持できるはずの車両ですが、徐々に人が減らされていき、メンテナンス体制が整っていなかった以上、維持し続けることは困難になったと思います。

昔の新幹線車両の方がデザインは素晴らしいと思います。現在は空気抵抗や騒音の関係などで、形状を優先しつつ、デザインしなければなりません。昔は新幹線も現在のような性能は持っていなかったので、まだデザイン重視だったと思います。

キハ283系の投入目的は、ちょうどバブル崩壊で世間の意識が変わり始めたときでした。トマムなどのリゾート地への輸送などで豪華・ゴージャスな車両で移動するのが主目的でしたが、それが段々と高速化へとシフトする時代でした。それに合わせてキハ283系が投入され、「スーパーとかち」も振り子式車両になったんですよね。

そして、現在は速達性が必ずしも重要視される時代ではなくなり、その役目は新幹線になりつつあります。移動時にコンセントが設置され、ある程度速達性を維持しつつ、移動時間をスマホなりタブレットなりを操作して快適に移動できる方向に変わりつつあります。


管理者の発信の仕方は時代の先端は行ってませんが、極力ブログを宣伝しつつ、内容を変えるようにしています。Facebookなんかも本当は違う話題の方がいいですが、そこまで手が回らないので、ブログの宣伝とInstagramとの連携に抑えています。

YouTubeはしようとは思いません。どんどんユーチューバ―が増えてきて、いずれは大物ユーチューバーも儲からなくなる時代が来るはずです。管理者は趣味でやっているので、あまり「儲け」は考えたくないです。好きなときに好きに投稿できなくなってしまうんですよね。

あとは管理者もここまで手を広げることが限界なのと、やはりブログで始まったので、当初から閲覧している方々は大事にやり取りしていきたいと思っています。中には、知らない情報まで教えてくれる方もいて有難いです。それはYouTubeではできないですよね。

これからもマイペースに更新していきたいと思います。

10632: by 若潮 on 2021/07/04 at 13:25:30 (コメント編集)

こんにちは。
私もYouTubeのアカウントはありますが、制約が多く編集に時間が割かれる事や銭儲け目的と思われるのが嫌なので、動画はInstagramやFC2にしか上げてません。管理人様のように上手くはないですが。
屋根上に空調がない車両というとハイパーサルーンも最初はそうでしたね。あれも低重心化目的だったと記憶しています。目詰まりが酷いとかで変更されましたが。
そのハイパーサルーンも再来年の西九州新幹線開業で全廃だとか。同じ年登場の651系や1年違いで登場の785系はまだ全廃にはならなそうですが。

10636:281+283 by 自分は自分です on 2021/07/05 at 21:40:26

その昔、S北斗に増結車として283系が間にはいっていました。先頭車もあいだにはいっていましたが、281+283の混結編成では先頭や最後尾になることはありませんでした。なぜなんでしょうかね?

10640: by 管理人 on 2021/07/06 at 22:59:26

>>「若潮」さん、コメントありがとうございます。

今からYouTubeを一から学ぶとすると、もう他の媒体と両立できません。やはり、既存の展開してきた媒体で上手くやっていく方法を考えた方がいいです。

どれもこれも手をつけて結局全て中途半端というのが一番よくないですよね。だったら、ある程度的を絞ってやっていったほうがいいです。

ハイパーサルーンもカーブが多い区間を走行する列車に投入されました。当時はまだ制御付き自然振り子は開発段階だったと思いますから、既存の最大限の技術だったと思います。

いよいよ783系もカウントダウンが始まるんですね。ハウステンボス編成は再リニューアルして数年しか経過していないのに何だか勿体ない気がします。

佐世保線へ振り子式車両の投入とあり、上下10本程度ずつ確保されるようですね。「かもめ」の余剰となる885系を使うのか、「ソニック」を885系化して883系を佐世保線へ回すのか。管理者も九州の鉄道が好きなので気になっています。

10644: by 管理人 on 2021/07/06 at 23:28:45

>>「自分は自分です」さん、コメントありがとうございます。

キハ283系が登場時は最後尾に連結する等やっていましたよ。途中からグレードアップ指定席というのが一部で設置されるようになりました。キハ281系の編成に増結するわけですから、指定席の位置に連結せざるを得ません。そのために途中から中間に連結されるのが主流になりました。

昔みたいに指定席と自由席で座席形状を問わないのであれば、最後尾に連結するスタイルでもよかったんですけどね。

10656:終焉に向かうキハ283系 by 龍 on 2021/07/18 at 10:55:09 (コメント編集)

川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)で製造されていた、キハ261系1000番台の2021年度増備分(ST-1120/1220編成・ST-1121/1221編成、キハ260-1344・1345の10両)が甲種輸送のための発送準備に入りました。「釧クシ」の表記も確認されており、釧路運輸車両所に新製配置され、2020年度に配置されたST-1119/1219編成と共にキハ283系の置き換えに回るようです。

10659: by 管理人 on 2021/07/19 at 22:23:17

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

それと既存の札サウからの釧クシへの一部転出でキハ283系を全て置き換えられるような勢いですよね。来春のダイヤ改正でいよいよキハ283系も終わりそうですよね。渡道が楽しみです。

10682:重心と床下重量とばね下重量の関係性 by karu on 2021/08/11 at 21:42:08 (コメント編集)

振り子車両で床下に機器を集めるのは重心を下げるためでありますが、これは高い位置に重心があると左右動が発生し、最悪は転覆します。それを抑える方法として重量物を下方=床下に配置する、または床下に死重を搭載し重心を下げて例えば横風による転覆を抑制している車両(E129系)もあります。

そしてばね下重量なのですが、言わずもがな車両のバネ=サスペンションよりも下の重量の事です。鉄道車両なら台車が、人間なら靴がそれに当てはまります。人間も靴を軽くすれば運動性能が上がりますよね。ばね下重量を軽量化することにより自動車ならハンドリングが軽くなる、またサスが動きやすくなるので乗り心地の向上にもつながります。一般的にはばね上とばね下の重量差があるほど乗り心地が良くなると言われています。ただし、何事もバランスが大事なので軽くすればいいとも限りませんが。

そして、床下重量の軽量化についてですが、これも一概にいいとは言えません。パワーを求めると必然的に重くなるからです。1エンジンから2エンジンにすることによって機関重量は単純に倍です。これはパワーを求めると重くなる。軽くするってことはパワーがダウンします。人間に置き換えても同じです。例えば陸上選手に対して単純に体重を軽くしてくれ、アスリートにはほとんど脂肪がありませんから、筋肉を減らすしかありません。そうするとパワーはどうなるか。パワーは確実に落ちます。

あと、軽量化が軌道への負担が軽減されるかというと、そうとも限らないと思います。確かに高速度運行による横方向の軌道変位は減りますが、今度は床下軽量化による重心上昇への対応が必要になります。カントやカーブ曲線の変更等々莫大な費用が掛かる、そして車両に対してもそれ相応のバランス調整が必要になります。

何事もバランスが大事。そのバランスを追い求めるのがとても大変なのですが・・・。

10693: by 管理人 on 2021/08/23 at 20:53:57

>>「karu」さん、コメントありがとうございます。

高い位置に重心があると大きく横Gがかかれば転覆しますよね。普通乗用車とバスなどで比べたらはっきりします。

ばね下重量について、ばね下の意味は大体わかりますが、ネット上で調べても明確な定義が定まっていないということでした。ばね下重量軽減によって、自動車の場合、車体側で軽量化するよりも何十倍もの効果が得られるようです。人間でも同じです。体重数キロ増えるのと、足に数キロの重りをつけるのでは、どちらに負担がかかるかというと後者ですよね。あと自動車の場合はタイヤやサスペンションのセッティングなどで適正な乗り心地としています。4輪で異なるセッティングを施している車両もありますよね。

重量については、あとはバランスや配分が大事ですよね。高速特急気動車の場合、パワーを上げるために2エンジンにしていますが、今度は重量バランスが悪くなります。乗り心地等に影響してきますから、エンジンの配置を対称にしたり、座席の配置を中間で対称にしたりして、重量バランスを良くしています。重くしても軽くしてもいいですが、やはりバランスがとれていないと人間にしても機械にしても性能向上は難しいですよね。

軽量化が軌道への負担が軽減することは、若干効果があるにしても、ハイスピードで走行しているとなれば、いずれにしても大きな負荷がかかることは言うまでもありません。その影響を減らすためにキハ283系は自己操舵台車を採用しています。ただ長年高速運転を実施してきたので、同台車の採用が大きな意味をもたらしたのかどうかは不明です。キハ183系やキハ281系よりも早期に置き換えが進められているとなれば、あまり意味がなかったとも読み取れます。

詳しい情報ありがとうございました。コメントを見落としていました。申し訳ありませんでした。

▼このエントリーにコメントを残す