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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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町の顔を潰しているJR北海道

以前、北海道の某ローカル駅でこのような看板を見つけました。



『いい表情(かお)してる人も、駅も~大切にしましょう。駅は町の顔です』と書かれていました。

今の状況では、そのようなことはありませんよね。むしろ町の顔を潰しています。今年3月のダイヤ改正でも18駅廃止となり、18駅が自治体による管理に移行しました。後者については、事実上JR北海道から不要と判断された駅に等しいものですから、町の顔を36個も潰したことになります。

落書きなどで看板そのものは劣化しています。なので、ここ数年で設置されたものではないでしょう。この考え方がまだ通用していた遅くても1990年代までに設置されたと予想します。

実際に利用僅少の影響でローカル駅の整理を進めており、JR北海道はコレを真逆のことを進めています。もちろんこうした看板があるわけですから、自治体側としてはその駅廃止を進めるJR北海道に対して対抗要件にもなり得るわけです。

言ってしまえば、こうした余計なことはするべきではありません。

おそらく、看板設置当時は好景気で何でもイケイケ状態。高金利で経営安定基金も将来的に安泰とみられていた時期だったかもしれません。たとえ景気が後退しても札幌と道内各地へ高速化を進めることで、こうしたローカル輸送をもカバーできるような体制とみていたのでしょう。

しかし実際は、低金利が続いて経営安定基金も減り続け、人口が減り始め、高速道路も延伸してマイカー需要は増加して・・・と、それをカバーできなくなっていきました。そこで、人件費ややってはならない安全投資を徐々に削り始めましたよね。

以前から利用が極端に少ないローカル駅というのはあったはずです。しかし、経営が徐々に苦しくなっていく中で、ローカル駅の整理を怠ってきました。その背景としては、国鉄時代、あるいは一部はJR化後になりますが、路線廃止を進めた国鉄の政策とは違うという示しをつけたかったのか、あるいは沿線自治体との間で何らかの約束や契約が結ばれていたのか、島田修社長も「第二の国鉄にしない」と過去に雑誌のインタビューで言及していますから、少なからずそうした国鉄とは違うという風潮のもとで生まれたのかもしれません。

ほかにも自治体に入る税収という問題もありますが、いずれにしても、北海道では駅の廃止や路線の廃止が思うように進みません。今回取り上げたこの看板の存在が駅を廃止しにくい理由の1つになると思います。

今後JR北海道では、1日あたりの利用が3名未満の駅については、廃止の方向で進めていくようです。それでも、存続を希望するのであれば、今回のダイヤ改正の18駅のように自治体管理への移行を検討するようです。小さな駅でも冬季の除雪費用はバカにはできず、年間数百万円計上する駅もあります。

今のところ、来春のダイヤ改正で廃止打診の駅は報道されていませんが、おそらく、戦力外通告を受ける駅は出てくるはずです。今後の発表を待ちたいと思います。











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コメント
10624: by 90年代を知りすぎた男 on 2021/07/03 at 00:48:02

前回のコメント返信ありがとうざいます。
今回はJRに対しての厳しめの記事でおもしろいです。

最近、私が思うにはこれは北海道だけの問題ではなく日本全体と他の大きな国全体の問題だと思うのです。
https://www.youtube.com/watch?v=jWaaUCKkak8&t=1090s

https://www.youtube.com/watch?v=OQAqzU1JCro&list=PLglfZgvN1ALpfjZjEXoMPWLhU3efmMy5m

1995年辺りから日本の理系人材減ったと思えば、うつ病が増えて、ニートが増えて、ガンが増えて日本はいい未来は思い描けないですね。
あっという間に平成は終わってしまいましたね。

北海道は現実的に鉄路を残すべき区間は小樽-札幌-旭川とその近郊市町村(名寄・富良野・上川)の路線、一部の貨物列車が通る岩見沢‐苫小牧、札幌ー室蘭ー長万部と北海道新幹線(札幌‐新青森)なんでしょうね。長万部‐蟹田までは貨物専用線にしてしまうとか・・

富良野‐東鹿越、留萌線、宗谷線(名寄‐稚内)、石北線(上川‐網走)、日高線はいらないですね。

これらの市町村が本当に子供にもお年寄りにも優しい町づくりや本当に衣食住の本物の農業と密着できるような制度を創造すれば、今の食糧危機とか病気が蔓延している不安定な時代では自然と人が集まってくると思います.路線維持や廃路線の復活はそれからでしょうか。沖縄在住の某ブログ運営者のように週二日はデスクワーク、週二日は農作業とか憧れます(笑)。

前にも言いましたが785系すずらんの後継はuシート付きの733系新快速電車でもいいと思います。定着すれば安いし速いし高速バスから客は奪えると思います。

「選択と集中」を経営方針にするのなら沼ノ端‐苫小牧に新駅を設置するのもアリかと思います。日高線も苫小牧東線に改称して苫小牧市内に駅数増やすのもいいですね。

愚痴と理想論が多くなってしまいました。
長文失礼しました。










10625:承認待ちコメント by on 2021/07/03 at 01:08:03

このコメントは管理者の承認待ちです

10628: by 管理人 on 2021/07/03 at 23:51:07

>>「90年代を知りすぎた男」さん、コメントありがとうございます。

今後北海道では、都市部への人口集中が進み、ローカル駅周辺というのはより過疎化していき、地域格差が大きくなっていきます。

まだまだ単独で維持することが困難な路線はいくつもあります。湿原号を走らせるということで、釧網本線は対象外になりそうですが、それ以外については、1つの路線の問題が解決されていくごとにJRと自治体で議論されていくでしょう。

お年寄りにも子どもにも優しいまちというのはなかなか難しいですよね。それに日本の伝統である農業を加える。理想ですが、実現するにはかなり難しいです。どこの自治体もコレを模索していると思いますが、答えが出せないんですよね。

かといって、公共交通をなくすことを反対することは決して正しいことではありません。自治体があって人の利用があっての公共交通です。鉄道があって自治体や人の利用があるわけではないんですよね。

まぁ、税収がなくなるのを危惧して反対と言っているだけなんですけどね。

利便性を考慮するために、新駅設置や移動はいい提案だと思います。時代とともに集落が変われば、新興住宅地、再開発エリアも出てきます。

都市部に人口が集中しても、設備更新が追いつかず、旧態依然のまま都市部に鉄道を輸しているケースが多いです。利用増進手段としてそうした駅の設置や移動は効果がありそうですよね。

10630: by 管理人 on 2021/07/04 at 00:04:17

>>コメントNo,10625の方へ

そうした意味もあると管理者の頭の中に入れておきます。

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