まだ残っている札沼線末端区間用のヨンマル
気動車 - 2021年07月28日 (水)
札沼線の末端区間の専用の車両として活躍していたキハ40形400番台。

日高色の350番台が順次解体されていった一方で、実はまだ所属先の苗穂運転所(札ナホ)に留置され続けています。こちらも札沼線の末端区間の廃線跡と同様、月日が経過しても残っています。


旧扇形庫付近に2両とも留置されていました。実は予備車がなく、検査などの際は同所所属の700番台や1700番台が代走で入っていました。
キハ40形400番台は1700番台のように延命化を実施していないものの、豪雪地帯で使用するため、その際に1両運行実現と降雪時の排雪抵抗増に対応できる車両です。札沼線においては、特に石狩川より北側において降雪量が増えるため、末端区間への直通列車については、排雪抵抗増に対応できるディーゼル車両が必要でした。
札沼線の末端区間においては、国鉄分割民営化前後でキハ54形500番台が使用されていたことや、2000年代に入る前には、キハ53形500番台が使用されているなど、これまで使用されてきた車両をみても、出力が大きい車両が充当されてきた経緯があります。
キハ40形400番台の搭載機関はN-DMF13HZD (450 PS / 2,000 rpm) で、変速機も交換、台車は未交換ながら、出力増大に伴い2軸駆動に改造されています。700番台と比べて2倍以上の出力が得られ、徹底した排雪対策が実施されています。外観は客用扉を萌黄色として区別しています。
最新のデータでも除籍になっていません。しかし、札沼線廃止後は全く活用されておらず、1700番台のように延命化も実施されていないため、このまま活用されずに廃車される可能性が高いでしょう。
今後の動向が気になります。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

日高色の350番台が順次解体されていった一方で、実はまだ所属先の苗穂運転所(札ナホ)に留置され続けています。こちらも札沼線の末端区間の廃線跡と同様、月日が経過しても残っています。


旧扇形庫付近に2両とも留置されていました。実は予備車がなく、検査などの際は同所所属の700番台や1700番台が代走で入っていました。
キハ40形400番台は1700番台のように延命化を実施していないものの、豪雪地帯で使用するため、その際に1両運行実現と降雪時の排雪抵抗増に対応できる車両です。札沼線においては、特に石狩川より北側において降雪量が増えるため、末端区間への直通列車については、排雪抵抗増に対応できるディーゼル車両が必要でした。
札沼線の末端区間においては、国鉄分割民営化前後でキハ54形500番台が使用されていたことや、2000年代に入る前には、キハ53形500番台が使用されているなど、これまで使用されてきた車両をみても、出力が大きい車両が充当されてきた経緯があります。
キハ40形400番台の搭載機関はN-DMF13HZD (450 PS / 2,000 rpm) で、変速機も交換、台車は未交換ながら、出力増大に伴い2軸駆動に改造されています。700番台と比べて2倍以上の出力が得られ、徹底した排雪対策が実施されています。外観は客用扉を萌黄色として区別しています。
最新のデータでも除籍になっていません。しかし、札沼線廃止後は全く活用されておらず、1700番台のように延命化も実施されていないため、このまま活用されずに廃車される可能性が高いでしょう。
今後の動向が気になります。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
「キハ40-777」が解体へ 2021/07/29
-
まだ残っている札沼線末端区間用のヨンマル 2021/07/28
-
旭川地区で営業運転を開始しているH100形 2021/07/22
-