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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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4番線ホームが廃止された千歳線・島松駅

千歳線の島松駅。

実は6月18日をもって4番線が廃止されています。





島松駅は札幌方面・千歳方面ともに待避設備のある駅でした。4番線ホームは主に札幌方面の列車を待避するために使用されていました。出発信号機は既に使用を停止しています。



現役で使用されていた頃の写真をたまたま見つけましたが、733系が停車している横を快速エアポートなり、特急列車なりが通過していました。普通列車は主に1つ札幌寄りの北広島駅で待避するので、使用頻度は低かったです。



4番線廃止に伴い、札幌方面の列車の待避がなくなったわけではなく、千歳方面の列車の待避に使用していた2番線を札幌方面の列車の待避にも使用することになりました。

快速エアポート大増発の影響で普通列車が大幅に削減された影響もありますが、現在は上下8本の列車しか使用しません。時間帯も被らず、待避は主に1つ札幌寄りの北広島駅で実施されていることから、この状況では、待避線を1つに集約しても問題なさそうです。







ホーム自体はまだ残っていますが、4番線ホームへの通路は塞がれていました。





島松駅全景です。右が駅舎側で1番線(千歳方面)、順に2番線、3番線です。

4番線は6両対応ホームで、屋根は3両分しか設置されていませんでした。







ちょうど普通列車がやってきました。2番線に千歳方面から入線するのは、4番線廃止以前までほぼ見られなかったと思います。


今回の4番線廃止は、今年1月に島松駅のバリアフリー化計画が変更されたようで、当初はエレベーターの新設が3基予定されていたようですが、2基に変更されたようです。理由は、JR北海道が第3乗降場(4番線ホーム)を撤去するという意向により、エレベーターを新設しない計画に変更されたため、基数を減らしたようです。

ちなみに、駅ホームの通路ではエレベーターの設置工事が実施されており、一部通路が狭くなっていましたよ。

今後はこうした、待避設備の集約化が全道で実施されていくことになると思います。使用頻度の少ない待避設備は今後撤去されていくでしょう。

ですが撤去しすぎると、留萌本線や宗谷本線、晩年の夕張支線のように列車の増発やダイヤ調整を難しくしてしまう場合もあるので、極端に減らすのも列車の運行に支障をきたしてしまいます。なかなか難しい問題です。
















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コメント
10691:投稿内容について by 沿岸ライン on 2021/08/21 at 22:02:54

本文中に誤解を招く部分がありますね。1つ目は、快速エアポート増発に伴い「普通列車大幅削減」ではなく、島松駅での「待避」が大幅削減です。快速増発の引き換えに普通が削減されたように思われますよ。
2つ目は、ホーム使用停止とエレベーター設置計画の変更の順序です。恵庭市の計画書には「JRからホーム使用停止の意向があり計画を変更」となっています。JRが経費削減の一環で使用頻度の低い待避線の使用停止を計画したため、すぐに使わなくなるホームにエレベーターを設置する必要がなくなったということです。駅構内の工事は鉄道会社に工事施工を委託する形となるので、JR側から自治体へ早めに情報提供したということでしょう。
確認の上、修正されてはいかがでしょうか。

10692: by ナナッシー on 2021/08/22 at 18:44:44

こんばんは
新千歳空港開業に伴い快速エアポート大幅増発による千歳線輸送力増強のために1992年に4番線が設置されました。
この当時は711系が一部列車に充当されていたことと貨物列車(DD51)の最高速度が95km/hに設定されていたため、退避できる停車場を増やした経緯があります。(この他にも西の里信号場とサッポロビール庭園駅がこれに該当します。)
今は車両性能が大幅に向上したので、北広島駅とサッポロビール庭園駅での通過待ちが基本となっています。後者は貨物列車の通過待ちも行われていますね。

この他島松駅では跨線橋の更新工事によりエレベーター新設、トイレの更新などバリアフリー工事が今現在行われています。

10696: by 管理人 on 2021/08/23 at 21:34:59

>>「沿岸ライン」さん、コメントありがとうございます。

設置計画の変更の順序について、管理者が調べた資料と市の資料で異なっているので、今後記事を修正して対応します。ご指摘ありがとうございます。

「普通列車大幅削減」は誤りではありませんよ。快速エアポート大増発のため、乗務員をそれまで以上に多く確保する必要がありました。そこで、いしかりライナーを含めて普通列車を削減して乗務員を確保せざるを得なくなったのです。

待避については、エアポート増発以降でむしろ増えているはずです。管理者の把握する限りでは、千歳方面は2本から4本に増えているはずです。全て快速待避に使うわけではありませんが、快速増発で待避する特急の時刻変更が生じているので、少なからず快速増発が影響していますよ。

10697: by 管理人 on 2021/08/23 at 21:40:36

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

4番線は新千歳空港開業とともに使用開始になったと思います。その頃はまだ711系も多く充当されており、最高運転速度や加減速性能が低く、待避施設を多く設ける必要がありました。これを解消したのが721系ですね。

現在はビール庭園、北広島、白石が待避として多く使用されています。調べてみたら、島松駅周辺ではかなり大規模なバリアフリー工事が行われるようです。学生利用も多いので、さらなる利便性向上が期待されます。

10698:管理人様 by 沿岸ライン on 2021/08/23 at 23:36:16

早速の修正ありがとうございます。普通列車の大幅削減は札幌圏全体ということですね。文章の読み込みが足りず失礼しました。

10700: by 管理人 on 2021/08/25 at 19:41:48

>>「沿岸ライン」さん、再度コメントありがとうございます。

恵庭市のホームページから辿っていくと、詳細も載っていて把握しやすかったです。ありがとうございます。

札幌圏の普通列車の大幅削減は快速エアポート増発による乗務員確保のためです。千歳線は削減しずぎて不便になった時間帯もあります。快速増発ダイヤ改正の際に何も事前に発表がなかったのが残念です。

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