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新たに釧路に配置されたH100形(DECMO)

先日釧路に行った際、釧路運輸車両所(釧クシ)を覗いてみると、新しく配置されたH100形(DECMO)の姿がありました。



既存車に混じってH100形(DECMO)の姿がありました。キハ261系1000番台の姿もあります。おそらく新たに釧路に配置になった車両だと思われます。





これらH100形は6月17日に甲種輸送されました。「H100-46」から「H100-57」の12両が新たに釧路運輸車両所(釧クシ)配置になるようです。

参考記事:6月17日の甲種輸送!!H100形12両が釧路へ向けて輸送される(2021年6月17日更新)




これまでのH100形の運用範囲を確認してみると、いずれもJR北海道が単独で維持することが困難な路線以外の路線・線区へ主に投入されています。例外として石北本線の普通列車(旭川~上川間)にも2本だけ充当されていますが、おそらく旭川~名寄間の運用の間合いということを考慮すれば、単独で維持することが困難な路線への充当列車が一部で生じてしまうのは致し方ないです。

釧路エリアでは、単独で維持することが困難な釧網本線や根室本線の釧路~根室間(花咲線)があります。新得~帯広間については、JR北海道が単独で維持することが可能で、帯広~釧路間については、当面JR北海道が維持・管理を継続していくものの、地上設備の管理は第三セクター・北海道高速鉄道開発(株)が行っており、両者で検討を進めていくとしています。

よって、これまでの投入先や投入背景、そして苫小牧運転所(札トマ)所属車を使ってこれまでに多く根室本線で試運転を実施していることから、来春のダイヤ改正あたりから、根室本線の新得~釧路間で使用されると予想されます。これら新製配置車を使った試運転も順次実施されることでしょう。

但し、H100形の営業運転開始以降もキハ54形気動車についても引き続き活躍すると思われ、同車は大楽毛発着や音別発着の区間便にも充当されています。なので、これらの運用についてはキハ54形などの既存車が引き続き担い、キハ40形気動車を使用している新得~釧路間の列車に充当していくことになると予想しています。

コメントで情報をいただきましたが、H100形の速度種別はC4で、従来のキハ40形気動車がF8ということから、おそらく根室本線に投入されても所要時間の短縮が図られると予想します。営業運転開始が楽しみですね。








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10699: by オオゼキ on 2021/08/24 at 11:02:18

久しぶりに投稿させていただきます。
H100系が今年は釧路運輸車両所に配備され来年から配備されます。H100系は既存のキハ40や54と行った車両と併結できないため、H100系を導入する際ほぼすべての車両運用を一気にH100系にする必要があります。そのため、釧路運輸車両所に配備されている、H100系とキハ40系の車両数を考慮すると今年度中にH100系がもう12両ほど配備され、来年は僕の予想ですが函館運輸所あたりに既存のキハ40系の運用をすべて置き換えるために20両ほど配備されると思います。そうして、そう遠くない未来に自社単独では維持できない線区においても地元の方との協議の末、国からの援助などをもとにH100 系が投入されるでしょう。
H100系は民営化以降、通勤電車や特急車両や観光車両の導入に力を注いでいたJR北海道にとって初めて、地域輸送用の気動車の本格的な大規模導入になります。僕もH100 系には何回も乗ったことがありますが従来のキハ40や54系と比べ非常に快適で速く驚きました。(ちなみに地元の会社の所有する、GVE400系よりもH100 系の方に先に乗っています。)また、今年のダイヤ改正で宗谷本線の旭川口の普通列車や快速列車の所要時間が飛躍的に伸びたことが話題になりました。私は、H100 系は地域輸送の普通列車や快速列車においても、速くて快適であると言うことを地元に十分にアピールできる車両であると思います。僕個人も、剣淵の地元の方とお話しした際に、H100 系のことを話したところH100系の快適さや速達性に興味を持っていただき、久しぶりに汽車に乗りたいと仰っていただいたことがありました。また、車両はそれますが函館運輸所の運転士の方に、733系について地元の方も喜んでいますかと伺ったところ”そりゃ速くなりって快適になったんで地元の方は喜ぶでしょうね笑”と非常に嬉しそうに語ってくれました。
このことから、私はH100系は特にキハ40や54系が活躍している路線の、地域輸送において地元の方の利便性を大きく向上されるとともに、JR北海道に対するイメージも大きく向上される力を大いに秘めている車両であると思います。僕も、既存の車両や新型のH100系を含めて、JR北海道の運転士としてどのようにすればより多くの方に鉄道の利便性つまり汽車の恩を伝え利用を促せるかを考えています。鉄道唱歌の作者の大和田さんが東京から神戸に着いた時に鉄道の威力に大感動し、人に翼に汽車の恩と言ったようにです。

10701: by 管理人 on 2021/08/25 at 20:53:40

>>「オオゼキ」さん、コメントありがとうございます。

新車効果は大きいですよね。旧車のままでいいというのは、鉄道ファンとかよほど思い出がある一般人しかないと思います。運転するにも操作が楽だったりして、乗務員からも受け入れられやすいと思います。「はこだてライナー」なんかはワンマン運転ではなく、車掌が乗務しますから、運転士の負担も減り、確認作業も人任せではありませんが、見落としを防ぐことにもつながりますよね。

やはり利用の多い大都市圏から集中して新車が投入される傾向があります。どうしても地方は転用車や中古車が大半を占め、なかなか新車は投入が難しいです。北海道でも不採算路線は難しいですが、単独で維持可能な路線におけるワンマン運転列車は今後H100形が主流になるでしょう。

運転士として利用向上や注目度を上げるのであれば、ほかの方がやっていないことをやることでしょう。それも主に利用者に対してです。列車待ちの際や途中停車駅で利用者と多少なりとも交流したり、床が汚れていたら掃除をしたり、窓を拭いたりするのもよいでしょう。一見それは乗務員の仕事ではないですが、「愛着のある車両だから」「鉄道が好きだから」という理由で欠かさず実施していれば、人は必ず見ていますから、いずれは注目されると思いますよ。

その1つでJR北海道の乗務員のイメージが変わるかもしれません。大変な状況下で働いていても、やりがいを持って働いている人間もいると世間が認識してくれるはずです。

但し、すぐに効果は出ません。何十年とかかる場合もあります。何ごとも一からやると時間がかかります。軌道に乗ればそこまで時間はかからないんですけどね。とにかく、乗務員視点であれば、ほかの人とは違うことをすることです。利用者の目に焼き付けることです。印象を残せば、必ずやそれが何らかの形で返ってきますよ。

10749:さらに12両を追加増備 by 龍 on 2021/09/15 at 00:15:19 (コメント編集)

川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)では、今年度分のH100形の製造が続いています。車番は58〜69(67を除く11両を確認)で、66には「釧クシ」の表記も確認できます。

10753: by 管理人 on 2021/09/16 at 21:46:27

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

昨日JR北海道から発表がありましたね。根室本線の新得~釧路間の普通列車は全てH100形になるようです。

所要時間も短縮されるそうで、沿線利用者にとっては利便性の向上が期待できます。帯広駅の長時間停車は少し改善してほしいところです。

石北本線の旭川~上川間の列車にも多く充当されるようになります。こちらは、既存の車両数でやり繰りできるのか、増備車の一部が旭川にも配置になるのか気になりますね。

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