自治体管理に移行した駅で来春で早くも脱落する駅が出る!!
駅 - 2021年08月30日 (月)
今年3月に実施したダイヤ改正で利用僅少の旅客駅を大量に廃止したJR北海道。そのほかに今年度から18駅が自治体管理の駅に移行しました。
参考URL:町管理になってわずか1年で JR宗谷線歌内駅、来春で廃止 中川
その中でも宗谷本線の歌内駅は、先日報道があったとおり、自治体管理の駅に移行して僅か1年で廃止となるようです。「広報ナカガワ9月号」によると、令和4年3月ダイヤ改正を機に廃止とするようです。
今年度から中川町管理の駅に移行しました。JR北海道の見積もりでは、駅を維持するにあたっての年間の費用は約92万円です。
同町では、JR北海道から廃止の提案があったときから、実際に1年後に廃止することは難しいとし、歌内駅については、公共交通との連動性が確保できた際に廃止すると回答していたようです。一時的に存続していたものの、公共交通が確保でき次第、近い将来廃止する予定でした。
そして、今年の7月中旬に歌内駅を今年度いっぱいで廃止する旨をJR北海道に伝え、広報誌及び報道で歌内駅廃止が発表された形となります。実際に廃止となるのは来春のダイヤ改正になったようです。
歌内駅周辺住民に対しては、鉄道の代替として中川町によるハイヤー利用補助の対象を、歌内・国府筑在住で天塩中川駅から宗谷本線を利用する場合に、年齢を問わず利用できるように支援を拡充して対応します。
中川町では、同じく自治体管理駅となった佐久駅があります。歌内駅から2つ名寄・旭川寄りの駅です。この間に「宗谷」・「サロベツ」も停車する天塩中川駅があります。
佐久駅については、ダイヤ改正後も存続していきますが、今後の利用状況の推移等を踏まえ、地域との協議を継続していく予定です。なのでこちらも、将来的に歌内駅のように見通しが立てば廃止となる可能性が高いでしょう。
報道だけを見れば勘違いする方がいるかもしれませんが、代替交通が確保されれば廃止予定だった駅です。例えば、表面上は代替交通の見通しが立ったとし、ホンネは維持費用が莫大で中川町で維持することができなくなったという理由ではないです。
しかしながら、1日に上下合わせて6本しか停車しない小さなローカル駅ですら、年間維持費におよそ100万円かかります。そうした維持費を捻出できるのであれば、中川町、または中川町民に対してそのお金を使った方がいいということは言うまでもありません。利用僅少の駅なのにも関わらず、維持費だけが消えていく・・・。お金をドブに捨てているようなものです。
僅か1年で自治体管理に移行した駅の廃止が出始めました。歌内駅の場合は準備期間が短く、止む無しに自治体管理に移行したという特殊な見方もできますが、今後も代替交通の見通しが立ったことや、維持管理費が高額なことを理由に、廃止となる自治体管理駅が徐々に出てくるでしょう。その維持費はその自治体や町民のために使った方がいいということは言うまでもありませんからね。
とりあえず、来春ダイヤ改正でまた1つ旅客駅が消えるようです。正式なダイヤ改正発表までに旅客駅の廃止は増えるかもしれませんね。
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その中でも宗谷本線の歌内駅は、先日報道があったとおり、自治体管理の駅に移行して僅か1年で廃止となるようです。「広報ナカガワ9月号」によると、令和4年3月ダイヤ改正を機に廃止とするようです。
今年度から中川町管理の駅に移行しました。JR北海道の見積もりでは、駅を維持するにあたっての年間の費用は約92万円です。
同町では、JR北海道から廃止の提案があったときから、実際に1年後に廃止することは難しいとし、歌内駅については、公共交通との連動性が確保できた際に廃止すると回答していたようです。一時的に存続していたものの、公共交通が確保でき次第、近い将来廃止する予定でした。
そして、今年の7月中旬に歌内駅を今年度いっぱいで廃止する旨をJR北海道に伝え、広報誌及び報道で歌内駅廃止が発表された形となります。実際に廃止となるのは来春のダイヤ改正になったようです。
歌内駅周辺住民に対しては、鉄道の代替として中川町によるハイヤー利用補助の対象を、歌内・国府筑在住で天塩中川駅から宗谷本線を利用する場合に、年齢を問わず利用できるように支援を拡充して対応します。
中川町では、同じく自治体管理駅となった佐久駅があります。歌内駅から2つ名寄・旭川寄りの駅です。この間に「宗谷」・「サロベツ」も停車する天塩中川駅があります。
佐久駅については、ダイヤ改正後も存続していきますが、今後の利用状況の推移等を踏まえ、地域との協議を継続していく予定です。なのでこちらも、将来的に歌内駅のように見通しが立てば廃止となる可能性が高いでしょう。
報道だけを見れば勘違いする方がいるかもしれませんが、代替交通が確保されれば廃止予定だった駅です。例えば、表面上は代替交通の見通しが立ったとし、ホンネは維持費用が莫大で中川町で維持することができなくなったという理由ではないです。
しかしながら、1日に上下合わせて6本しか停車しない小さなローカル駅ですら、年間維持費におよそ100万円かかります。そうした維持費を捻出できるのであれば、中川町、または中川町民に対してそのお金を使った方がいいということは言うまでもありません。利用僅少の駅なのにも関わらず、維持費だけが消えていく・・・。お金をドブに捨てているようなものです。
僅か1年で自治体管理に移行した駅の廃止が出始めました。歌内駅の場合は準備期間が短く、止む無しに自治体管理に移行したという特殊な見方もできますが、今後も代替交通の見通しが立ったことや、維持管理費が高額なことを理由に、廃止となる自治体管理駅が徐々に出てくるでしょう。その維持費はその自治体や町民のために使った方がいいということは言うまでもありませんからね。
とりあえず、来春ダイヤ改正でまた1つ旅客駅が消えるようです。正式なダイヤ改正発表までに旅客駅の廃止は増えるかもしれませんね。
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