【コラム】JR北海道のコロナ「慣れ」
コラム - 2021年09月02日 (木)
北海道では緊急事態宣言が発令中です。9月12日(日)まで続きます。
感染者が減らないようであれば、期間が延長されるかもしれません。本日も北海道で314人、札幌市で189人の感染が拡大されました。
緊急事態宣言発令に伴い、北海道の鉄道の話題で気になったのが、運行中の臨時列車、あるいはこれから運行を予定している臨時列車についてです。JR北海道のホームページのニュースリリースで以下のとおり発表されました。


今回は緊急事態宣言下にも関わらず、臨時列車の運行を中止することなく、当初の予定どおり運行するようです。追加対策として乗車証明書の配布を取り止めたり、車内販売における酒類の販売の取り止め、フリースペースにクリアパーテーションを設置して感染拡大防止に努めるというものです。
これから運行を予定している特急「ニセコ号」についても、当初の予定どおり運行することが決まりました。
北海道で緊急事態宣言は3度目です。1度目も2度目も定期列車や臨時列車に大きな動きがありました。特に臨時列車については、緊急事態宣言が発令されると判明した直後には、運行中止等を決定し、感染拡大防止に努めました。
ですが3度目となる今回は、臨時列車の運行を中止せず、そのまま運行を継続します。3日目にして初めての試みです。果たして、運行継続は感染拡大に影響しないものなのでしょうか?
このあたりも、徐々にJR北海道が新型コロナウィルスへの「慣れ」を感じてしまう部分です。
定期特急列車については、当初は運休する列車を多く設定していました。しかし、以前記事を掲載したとおり、運賃の値上げで中には旧Sきっぷユーザーを重宝する列車まで削減しました。それは主に特急「すずらん」ですが、前回も今回も運行削減対象とはならず、全ての列車が通常運行しています。ダイヤ改正を機に、本数削減等もありませんでした。削減し過ぎてしまうと、利用する列車が限られてしまい、逆に利用客が1つの列車に集中してしまい、感染リスクが増えてしまいます。上述のとおり、旧Sきっぷユーザーなど、以前と比較して料金が据え置かれていることもあり、減便することを難しくしている現状もあります。リモートなどで移動を少なくするよう各々で工夫する取り組みが増えていますが、やはり移動を限りなくゼロにすることはとても難しいです。そのためにも、ある程度は列車を設定せざるを得ないのです。
定期列車についてはある程度許容できるにしても、北海道で夏から秋にかけて運行される臨時列車というのは、目的地まで時間をかけたり、列車に乗って旅を、移動を楽しむことが目的の列車ばかりです。本州で多く設定しているように、定期列車の需要増に伴ってそれをカバーする臨時列車ではないのです。
当初から計画していることなので、それをいきなり中止するというのは難しい判断ですが、いわゆるこれらの列車は「不要不急」の列車たちです。運行に際し、人が集まることは言うまでもありませんから、感染拡大の「原因」になり得る可能性があることは言うまでもありません。
管理者としては、緊急事態宣言が発令中は少なくとも運行を中止してほしかったというのが正直なところです。
今後もコロナ終息の見通しは立ちません。まささらに変異株が出てきたようで、今後はそれがさらに増え続けることでしょう。
ウィルスに対応するワクチンが開発される
↓
新たな変異株が出る
↓
その変異株に対応するワクチンが開発される
↓
またさらに新たな変異株が出る
:
:
これの繰り返しになると思います。また・・・
緊急事態宣言が解除される
↓
外出が増えて感染者数が増える
↓
再び緊急事態宣言が発令される
↓
緊急事態宣言が解除される
:
:
こちらもこの繰り返しだと思います。人出が増えれば変異株の感染者も増えてくるでしょう。この無限ループから抜け出さない限り、世界全体で新型コロナウィルスを終息することはできないと思います。
よく「コロナはただの風邪」みたいなのをSNSなどで見かけますが、だったら「なぜ、ただの風邪で人はこんなに死ぬの??」という疑問が管理者にはあります。ただの風邪なら人が死ぬ可能性は限りなく低いはずですからね。医療関係者からしても、この新型コロナウィルスは恐ろしい病気だと思います。一時期、志村けんが亡くなった際に我々は新型コロナウィルスが本気で怖いものだと実感させられたことと思います。
著名な方々がバタバタと倒れていったら、ようやく新型コロナウィルスがいかに恐ろしいものかを改めて認識すると思います。やはり、昨今は気が抜けているんですよね。
当ブログにおいても、管理者が仕事以外の外出を極力控えているので、昨今の話題はつまらない内容ばかりになっています。申し訳ありません。趣味でもあるので、状況を見ながら楽しい話題をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いします。
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感染者が減らないようであれば、期間が延長されるかもしれません。本日も北海道で314人、札幌市で189人の感染が拡大されました。
緊急事態宣言発令に伴い、北海道の鉄道の話題で気になったのが、運行中の臨時列車、あるいはこれから運行を予定している臨時列車についてです。JR北海道のホームページのニュースリリースで以下のとおり発表されました。


今回は緊急事態宣言下にも関わらず、臨時列車の運行を中止することなく、当初の予定どおり運行するようです。追加対策として乗車証明書の配布を取り止めたり、車内販売における酒類の販売の取り止め、フリースペースにクリアパーテーションを設置して感染拡大防止に努めるというものです。
これから運行を予定している特急「ニセコ号」についても、当初の予定どおり運行することが決まりました。
北海道で緊急事態宣言は3度目です。1度目も2度目も定期列車や臨時列車に大きな動きがありました。特に臨時列車については、緊急事態宣言が発令されると判明した直後には、運行中止等を決定し、感染拡大防止に努めました。
ですが3度目となる今回は、臨時列車の運行を中止せず、そのまま運行を継続します。3日目にして初めての試みです。果たして、運行継続は感染拡大に影響しないものなのでしょうか?
このあたりも、徐々にJR北海道が新型コロナウィルスへの「慣れ」を感じてしまう部分です。
定期特急列車については、当初は運休する列車を多く設定していました。しかし、以前記事を掲載したとおり、運賃の値上げで中には旧Sきっぷユーザーを重宝する列車まで削減しました。それは主に特急「すずらん」ですが、前回も今回も運行削減対象とはならず、全ての列車が通常運行しています。ダイヤ改正を機に、本数削減等もありませんでした。削減し過ぎてしまうと、利用する列車が限られてしまい、逆に利用客が1つの列車に集中してしまい、感染リスクが増えてしまいます。上述のとおり、旧Sきっぷユーザーなど、以前と比較して料金が据え置かれていることもあり、減便することを難しくしている現状もあります。リモートなどで移動を少なくするよう各々で工夫する取り組みが増えていますが、やはり移動を限りなくゼロにすることはとても難しいです。そのためにも、ある程度は列車を設定せざるを得ないのです。
定期列車についてはある程度許容できるにしても、北海道で夏から秋にかけて運行される臨時列車というのは、目的地まで時間をかけたり、列車に乗って旅を、移動を楽しむことが目的の列車ばかりです。本州で多く設定しているように、定期列車の需要増に伴ってそれをカバーする臨時列車ではないのです。
当初から計画していることなので、それをいきなり中止するというのは難しい判断ですが、いわゆるこれらの列車は「不要不急」の列車たちです。運行に際し、人が集まることは言うまでもありませんから、感染拡大の「原因」になり得る可能性があることは言うまでもありません。
管理者としては、緊急事態宣言が発令中は少なくとも運行を中止してほしかったというのが正直なところです。
今後もコロナ終息の見通しは立ちません。まささらに変異株が出てきたようで、今後はそれがさらに増え続けることでしょう。
ウィルスに対応するワクチンが開発される
↓
新たな変異株が出る
↓
その変異株に対応するワクチンが開発される
↓
またさらに新たな変異株が出る
:
:
これの繰り返しになると思います。また・・・
緊急事態宣言が解除される
↓
外出が増えて感染者数が増える
↓
再び緊急事態宣言が発令される
↓
緊急事態宣言が解除される
:
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こちらもこの繰り返しだと思います。人出が増えれば変異株の感染者も増えてくるでしょう。この無限ループから抜け出さない限り、世界全体で新型コロナウィルスを終息することはできないと思います。
よく「コロナはただの風邪」みたいなのをSNSなどで見かけますが、だったら「なぜ、ただの風邪で人はこんなに死ぬの??」という疑問が管理者にはあります。ただの風邪なら人が死ぬ可能性は限りなく低いはずですからね。医療関係者からしても、この新型コロナウィルスは恐ろしい病気だと思います。一時期、志村けんが亡くなった際に我々は新型コロナウィルスが本気で怖いものだと実感させられたことと思います。
著名な方々がバタバタと倒れていったら、ようやく新型コロナウィルスがいかに恐ろしいものかを改めて認識すると思います。やはり、昨今は気が抜けているんですよね。
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