いよいよ明日から運行開始!!特急「ニセコ号」
臨時列車 - 2021年09月03日 (金)
いよいよ明日から札幌と函館を函館本線山線経由(小樽・倶知安・ニセコ経由)で結ぶ特急「ニセコ号」の運転が始まります。
詳細は以下のとおりです。
【運転日】
2020年9月4日(土)~6日(月)・9日(木)~20日(日)・23日(木・祝) 計16日間
【車両】
<札幌⇔函館:キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス>
【運行時刻】
上記のとおりとなります。
昨年と比べて、運行日は倍の16日となり、一部停車駅で発車時刻が数分前後しています。利用する際はご注意ください。
今年は初となるノースレインボーエクスプレスでの運転となります。今となっては貴重な床が高いハイデッカー車両で、函館本線山線の景色をお楽しみください。
ノースレインボーエクスプレスが函館本線山線に入線する機会はあまりありませんでした。ノースレインボーエクスプレスに限らず、床が高いハイデッカー車両が入線することは稀です。北海道のリゾート気動車は、ニセコ方面で使用していたニセコエクスプレスを除いてハイデッカー構造でした。
ニセコエクスプレスだけ低床化した理由は、曲線の多い函館本線の山線での使用を考慮したためとされ、一般的車両と比較して床面の嵩上げは200mmに抑えられました。しかし、屋根の高い車体構造は維持されたために、広い室内空間が確保されていました。
そう考えると、キハ261系5000番台などの方が床が低いので特急「ニセコ号」充当に適していると言えるでしょう。しかし、同車でも敵わないのが1編成あたりの定員数です。昨年までの運行をみていると、自由席は函館へ向かう際は軒並み混雑し、ソーシャルディスタンスの確保が難しい状況にありました。また、今年は指定席の両数が2両から3両に増えていますが、全ての座席を使用するわけではなく、一定の間隔・距離をとって座席を発売しているはずです。そのためには、定員数の多いノースレインボーエクスプレスとすることで、一定の間隔・距離を保ちつつ、ある程度座席を確保できる体制になっています。
自由席についてはそうした制限はありませんが、1両で満席だった状況から2両へ増車することで座席の間隔を各々で空けることが可能になりやすくなります。
特急「ニセコ号」の運転に合わせて、余市駅においてアップルパイの購入、車内販売で飲むヨーグルトやかぼちゃクッキーなどが販売され、函館行き限定で長万部駅停車中にホームで「かなやのかにめし」を購入することができます。
販売方法は、事前に利用者自身で電話で予約をし、その際に特急「ニセコ号」に乗車する旨を伝えてください。代金及び受け渡しは、長万部駅停車中の10分間で行います。停車時間及び、混雑を考慮し、お釣りが発生しないように事前にお金を用意しましょう。
注文者は長万部駅到着後、ホーム上の自動販売機付近へ移動してください。予約は乗車日前日の9時から17時までで、電話番号は01377-2-2007『(有)かにめし本舗 かなや』へお問い合わせください。
札幌行きについては、倶知安駅停車中に2019年G20観光大臣会合の昼食で提供した「倶知安じゃがいも弁当」を販売します。540日間熟成させた地元ブランド「倶知安じゃが540」を使ったポテトサラダなど、後志管内の食材にこだわった弁当です。
販売方法は、こちらも事前に利用者自身で電話で予約をし、その際に特急「ニセコ号」に乗車する旨を伝えてください。代金及び受け渡しは、倶知安駅駅停車中の10分間で行います。停車時間及び、混雑を考慮し、お釣りが発生しないように事前にお金を用意しましょう。
注文者は倶知安駅到着後、1号車・2号車付近へ移動してください。予約は乗車日前日の10時から17時までですが、乗車翌日分の予約については、前日の13時までとなります。当日予約はできません。電話番号は0136-22-3388『炉ばたにせこ浪花亭』へお問い合わせください。
そのほか、余市駅、倶知安駅、ニセコ駅、長万部駅でご当地キャラクターによるお出迎えがあります。
北海道では緊急事態宣言下です。これまで同宣言時は運行を取り止めていた臨時列車ですが、今回は予定どおり運行する運びとなりました。
前回の記事のとおり、JR北海道の新型コロナウィルスの「慣れ」なのか、コロナの状況下での試行錯誤の一環なのかは不明です。今回こうした状況下で臨時列車を運行させる実績をつくった以上、他の臨時列車についても逆に事前に運行を予定しているのであれば、余程のことがない限り走らせなければならない状況になってしまったということになります。今回の運転で感染拡大が確認されなければ、昨年と今年と2度にわたって運行を取り止めた急行「花たび そうや号」は、来年は運行される可能性が高いという見方ができ、その他臨時列車についても、緊急事態宣言になろうが、ほぼ予定どおり運行するとみていいでしょう。
定期列車のサポート的な役割で設定される臨時列車については、今後も引き続きしばらく設定されないにしても、特急「ニセコ号」のような観光目的の臨時列車については、コロナ禍でも設定される可能性が高く、緊急事態宣言が発令されても運行を取り止めない、中止しないという1つの見方が、今回の様子から判断できると思います。
また違う見方をすれば、今夏の臨時列車は比較的換気のよいノロッコ号などであり、特急「フラノラベンダーエクスプレス」についても、確認している限りでは、決して利用が多くない状況です。そうした換気やソーシャルディスタンスが保てるという条件が揃っているからこそ、今回だけ特別に運行すると決めた可能性もあります。
いずれにしても、3度目の緊急事態宣言下で臨時列車も予定どおり運行される運びとなりました。利用状況が変化してくるのか不明ですが、乗車される際は感染等にご注意ください。
緊急事態宣言も今月12日で終了するのか不明ですが、そのとおりに終了するのであれば、遠出して特急「ニセコ号」を撮影したいと思います。同列車には乗りません。日頃から利用の少ないほかの列車で移動を考えたいと思います。

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詳細は以下のとおりです。
【運転日】
2020年9月4日(土)~6日(月)・9日(木)~20日(日)・23日(木・祝) 計16日間
【車両】
<札幌⇔函館:キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス>
1号車:指定席 | 2号車:自由席 | 3号車:自由席/ラウンジ | 4号車:指定席 | 5号車:指定席 |
【運行時刻】
函館行き | 札幌行き | ||
札幌 | 7:57 | 函館 | 13:58 |
手稲 | 8:10 | 五稜郭 | 14:03 |
小樽築港 | レ | 新函館北斗 | 14:22 |
小樽 | 8:44 | 大沼公園 | レ |
余市 | 9:16 | 鹿部 | ll |
倶知安 | 10:04 | 森 | 14:57 |
ニセコ | 10:18 | 八雲 | レ |
昆布 | 10:29 | 長万部 | 15:58 |
黒松内 | 11:07 | 黒松内 | 16:18 |
長万部 | 11:37 | 昆布 | 16:55 |
八雲 | レ | ニセコ | 17:11 |
森 | 12:21 | 倶知安 | 17:35 |
鹿部 | ll | 余市 | 18:20 |
大沼公園 | レ | 小樽 | 18:43 |
新函館北斗 | 13:24 | 小樽築港 | レ |
五稜郭 | 13:36 | 手稲 | 19:15 |
函館(着) | 13:40 | 札幌(着) | 19:29 |
上記のとおりとなります。
昨年と比べて、運行日は倍の16日となり、一部停車駅で発車時刻が数分前後しています。利用する際はご注意ください。
今年は初となるノースレインボーエクスプレスでの運転となります。今となっては貴重な床が高いハイデッカー車両で、函館本線山線の景色をお楽しみください。
ノースレインボーエクスプレスが函館本線山線に入線する機会はあまりありませんでした。ノースレインボーエクスプレスに限らず、床が高いハイデッカー車両が入線することは稀です。北海道のリゾート気動車は、ニセコ方面で使用していたニセコエクスプレスを除いてハイデッカー構造でした。
ニセコエクスプレスだけ低床化した理由は、曲線の多い函館本線の山線での使用を考慮したためとされ、一般的車両と比較して床面の嵩上げは200mmに抑えられました。しかし、屋根の高い車体構造は維持されたために、広い室内空間が確保されていました。
そう考えると、キハ261系5000番台などの方が床が低いので特急「ニセコ号」充当に適していると言えるでしょう。しかし、同車でも敵わないのが1編成あたりの定員数です。昨年までの運行をみていると、自由席は函館へ向かう際は軒並み混雑し、ソーシャルディスタンスの確保が難しい状況にありました。また、今年は指定席の両数が2両から3両に増えていますが、全ての座席を使用するわけではなく、一定の間隔・距離をとって座席を発売しているはずです。そのためには、定員数の多いノースレインボーエクスプレスとすることで、一定の間隔・距離を保ちつつ、ある程度座席を確保できる体制になっています。
自由席についてはそうした制限はありませんが、1両で満席だった状況から2両へ増車することで座席の間隔を各々で空けることが可能になりやすくなります。
特急「ニセコ号」の運転に合わせて、余市駅においてアップルパイの購入、車内販売で飲むヨーグルトやかぼちゃクッキーなどが販売され、函館行き限定で長万部駅停車中にホームで「かなやのかにめし」を購入することができます。
販売方法は、事前に利用者自身で電話で予約をし、その際に特急「ニセコ号」に乗車する旨を伝えてください。代金及び受け渡しは、長万部駅停車中の10分間で行います。停車時間及び、混雑を考慮し、お釣りが発生しないように事前にお金を用意しましょう。
注文者は長万部駅到着後、ホーム上の自動販売機付近へ移動してください。予約は乗車日前日の9時から17時までで、電話番号は01377-2-2007『(有)かにめし本舗 かなや』へお問い合わせください。
札幌行きについては、倶知安駅停車中に2019年G20観光大臣会合の昼食で提供した「倶知安じゃがいも弁当」を販売します。540日間熟成させた地元ブランド「倶知安じゃが540」を使ったポテトサラダなど、後志管内の食材にこだわった弁当です。
販売方法は、こちらも事前に利用者自身で電話で予約をし、その際に特急「ニセコ号」に乗車する旨を伝えてください。代金及び受け渡しは、倶知安駅駅停車中の10分間で行います。停車時間及び、混雑を考慮し、お釣りが発生しないように事前にお金を用意しましょう。
注文者は倶知安駅到着後、1号車・2号車付近へ移動してください。予約は乗車日前日の10時から17時までですが、乗車翌日分の予約については、前日の13時までとなります。当日予約はできません。電話番号は0136-22-3388『炉ばたにせこ浪花亭』へお問い合わせください。
そのほか、余市駅、倶知安駅、ニセコ駅、長万部駅でご当地キャラクターによるお出迎えがあります。
北海道では緊急事態宣言下です。これまで同宣言時は運行を取り止めていた臨時列車ですが、今回は予定どおり運行する運びとなりました。
前回の記事のとおり、JR北海道の新型コロナウィルスの「慣れ」なのか、コロナの状況下での試行錯誤の一環なのかは不明です。今回こうした状況下で臨時列車を運行させる実績をつくった以上、他の臨時列車についても逆に事前に運行を予定しているのであれば、余程のことがない限り走らせなければならない状況になってしまったということになります。今回の運転で感染拡大が確認されなければ、昨年と今年と2度にわたって運行を取り止めた急行「花たび そうや号」は、来年は運行される可能性が高いという見方ができ、その他臨時列車についても、緊急事態宣言になろうが、ほぼ予定どおり運行するとみていいでしょう。
定期列車のサポート的な役割で設定される臨時列車については、今後も引き続きしばらく設定されないにしても、特急「ニセコ号」のような観光目的の臨時列車については、コロナ禍でも設定される可能性が高く、緊急事態宣言が発令されても運行を取り止めない、中止しないという1つの見方が、今回の様子から判断できると思います。
また違う見方をすれば、今夏の臨時列車は比較的換気のよいノロッコ号などであり、特急「フラノラベンダーエクスプレス」についても、確認している限りでは、決して利用が多くない状況です。そうした換気やソーシャルディスタンスが保てるという条件が揃っているからこそ、今回だけ特別に運行すると決めた可能性もあります。
いずれにしても、3度目の緊急事態宣言下で臨時列車も予定どおり運行される運びとなりました。利用状況が変化してくるのか不明ですが、乗車される際は感染等にご注意ください。
緊急事態宣言も今月12日で終了するのか不明ですが、そのとおりに終了するのであれば、遠出して特急「ニセコ号」を撮影したいと思います。同列車には乗りません。日頃から利用の少ないほかの列車で移動を考えたいと思います。

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