今年もキハ281系3両編成が苗穂にやってきた!!
キハ281系 - 2021年09月08日 (水)
一昨年、昨年と続き、キハ281系の3両編成が今年も苗穂運転所(札ナホ)で待機している様子を確認します。


どうやら、9月2日に函館から苗穂へ回送されたようです。


今回も旧扇形庫付近い置かれました。
前回苗穂にやってきた際は、昨年のダイヤ改正への準備のためでした。2運用中1運用で従来は札幌運転所(札サウ)滞泊でしたが、昨年のダイヤ改正を機に苗穂運転所(札ナホ)へ滞泊先が変更となりました。
理由はおそらく、快速「エアポート」等増発に伴い、乗務員及び出発前作業が札幌運転所(札サウ)ではできなくなったため、キハ281系を苗穂滞泊に変更したものと思われます。そのため、キハ281系入出区に伴う車両整備や清掃などの研修を実施する必要があり、昨年のダイヤ改正まで2度にわたって苗穂に送り込まれたものと推測します。
前回の3両編成と異なるのが中間がグリーン車から普通車に変更されていることです。それ以外は大きな変更点はなく、苗穂で数日間留置されて函館へと戻るでしょう。
今回の件に関しては定かではありませんが、前回と同じく研修が目的と思われます。何の研修かは定かではありませんが、例えば編成変更など、来春のダイヤ改正でキハ281系の運用で何らかの変更が生じる可能性もありそうです。
ほかにも別の見方もあります。それは転用の可能性です。
転用されるとすれば、石北特急で使用するキハ183系置き換え用となるでしょう。グリーン車や車いす対応設備を持つ車両は4両あります。石北特急の運用は3運用ですから、対応することは可能です。
しかし、キハ281系は道南方面で使用されることを考慮した設計となっています。釧路方面へ後継となるキハ283系を投入した際はキハ281系から耐寒・耐雪構造を強化しました。よって、釧路方面よりも冬季は豪雪且つ外気温が下がる石北特急に使用することは難しいでしょう。
また、振り子式車両は、これまで日本全国においても他線区へ転用された例がほとんどありません。唯一381系が「こうのとり」などへ後継車登場までのつなぎとして使用されていましたが、期間はごく僅かなものでした。それ以外については、後継車両へ置き換えられており、他線区転用はいずれも実現していません。なので、そのままの形で転用することはこれまでの状況から判断しても難しいです。
石北本線は振り子式車両を営業列車として投入した実績がありません。路線も高速化工事を実施しておらず、振り子式車両を投入するメリットもありません。仮に振り子機構の使用を取り止めて投入したとしても、上記のような構造上の問題や、製造から20年以上を経過していることもあり、故障した際の部品供給が難しい状況にあります。
となれば、機関などの一部をキハ261系と共通化したキハ183系の方が車両メンテナンスを考慮しても残すメリットがあります。一部車両の解体を実施しており、故障の際に必要な主要パーツは確保しているでしょう。いずれにしても、転用される可能性も低いと判断せざるを得ません。
あとは編成変更ぐらいですが、コロナ禍ということもあり、思い切って4両編成にしてしまう等、管理者は考えています。キハ281系の運用で本当に利用者が確保できる運用といえば、特急「北斗7号」と特急「北斗16号」ぐらいしかありません。
キハ281系充当列車は3往復ありますが、残りの2往復について、特急「北斗2号」と特急「北斗21号」は早朝及び深夜の設定で利用が限られる&利用者が少ないこと、特急「北斗5号」と特急「北斗14号」は閑散期における曜日運休対象列車になっていることから、こちらも利用が必ずしも確保しているとは言えない状況です。
そして、グリーン車も以前から比べると空席が目立つようになってきています。10年ぐらい前までは特に釧路方面はグリーン車から席が埋まるという大変珍しいJR一強状態が続いていましたが、現在はそのようなこともなく、コロナ禍もあってグリーン席、指定席ともに寂しい状況になっています。
自由席については、区間利用も多く、昨年のコロナ禍で途中で両数を増やしていますから、そこそこ利用はありますよ。
ということで、ここまでダラダラと書いてきましたが、果たして、本当の目的は何なのか?上記以外にも、毎年今時期に実施される火災事故を想定した避難訓練で使用されるのか?そのような車両をわざわざ函館から回送させる必要があるのか?
いずれにしても、疑問が多く残るこのキハ281系3両編成。今後の動向が気になります。
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どうやら、9月2日に函館から苗穂へ回送されたようです。


今回も旧扇形庫付近い置かれました。
前回苗穂にやってきた際は、昨年のダイヤ改正への準備のためでした。2運用中1運用で従来は札幌運転所(札サウ)滞泊でしたが、昨年のダイヤ改正を機に苗穂運転所(札ナホ)へ滞泊先が変更となりました。
理由はおそらく、快速「エアポート」等増発に伴い、乗務員及び出発前作業が札幌運転所(札サウ)ではできなくなったため、キハ281系を苗穂滞泊に変更したものと思われます。そのため、キハ281系入出区に伴う車両整備や清掃などの研修を実施する必要があり、昨年のダイヤ改正まで2度にわたって苗穂に送り込まれたものと推測します。
前回の3両編成と異なるのが中間がグリーン車から普通車に変更されていることです。それ以外は大きな変更点はなく、苗穂で数日間留置されて函館へと戻るでしょう。
今回の件に関しては定かではありませんが、前回と同じく研修が目的と思われます。何の研修かは定かではありませんが、例えば編成変更など、来春のダイヤ改正でキハ281系の運用で何らかの変更が生じる可能性もありそうです。
ほかにも別の見方もあります。それは転用の可能性です。
転用されるとすれば、石北特急で使用するキハ183系置き換え用となるでしょう。グリーン車や車いす対応設備を持つ車両は4両あります。石北特急の運用は3運用ですから、対応することは可能です。
しかし、キハ281系は道南方面で使用されることを考慮した設計となっています。釧路方面へ後継となるキハ283系を投入した際はキハ281系から耐寒・耐雪構造を強化しました。よって、釧路方面よりも冬季は豪雪且つ外気温が下がる石北特急に使用することは難しいでしょう。
また、振り子式車両は、これまで日本全国においても他線区へ転用された例がほとんどありません。唯一381系が「こうのとり」などへ後継車登場までのつなぎとして使用されていましたが、期間はごく僅かなものでした。それ以外については、後継車両へ置き換えられており、他線区転用はいずれも実現していません。なので、そのままの形で転用することはこれまでの状況から判断しても難しいです。
石北本線は振り子式車両を営業列車として投入した実績がありません。路線も高速化工事を実施しておらず、振り子式車両を投入するメリットもありません。仮に振り子機構の使用を取り止めて投入したとしても、上記のような構造上の問題や、製造から20年以上を経過していることもあり、故障した際の部品供給が難しい状況にあります。
となれば、機関などの一部をキハ261系と共通化したキハ183系の方が車両メンテナンスを考慮しても残すメリットがあります。一部車両の解体を実施しており、故障の際に必要な主要パーツは確保しているでしょう。いずれにしても、転用される可能性も低いと判断せざるを得ません。
あとは編成変更ぐらいですが、コロナ禍ということもあり、思い切って4両編成にしてしまう等、管理者は考えています。キハ281系の運用で本当に利用者が確保できる運用といえば、特急「北斗7号」と特急「北斗16号」ぐらいしかありません。
キハ281系充当列車は3往復ありますが、残りの2往復について、特急「北斗2号」と特急「北斗21号」は早朝及び深夜の設定で利用が限られる&利用者が少ないこと、特急「北斗5号」と特急「北斗14号」は閑散期における曜日運休対象列車になっていることから、こちらも利用が必ずしも確保しているとは言えない状況です。
そして、グリーン車も以前から比べると空席が目立つようになってきています。10年ぐらい前までは特に釧路方面はグリーン車から席が埋まるという大変珍しいJR一強状態が続いていましたが、現在はそのようなこともなく、コロナ禍もあってグリーン席、指定席ともに寂しい状況になっています。
自由席については、区間利用も多く、昨年のコロナ禍で途中で両数を増やしていますから、そこそこ利用はありますよ。
ということで、ここまでダラダラと書いてきましたが、果たして、本当の目的は何なのか?上記以外にも、毎年今時期に実施される火災事故を想定した避難訓練で使用されるのか?そのような車両をわざわざ函館から回送させる必要があるのか?
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