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苗穂工場でヨンマルの解体が進む

苗穂工場でお役御免となったキハ40形気動車の解体が進んでいます。





先週から紹介している「優駿浪漫カラー」の350番台については、今週中にも完全に消滅するでしょう。次に、「キハ40-819」や「キハ40-823」の姿もあります。こちらも順次解体されることでしょう。

これら2両の最終配置は苗穂運転所(札ナホ)で、晩年は923Dなど、函館本線の電化区間の普通列車で主に使用されました。写真の「キハ40-819」については、種別が「普通」となっており、これはこれで北海道では珍しいのです。

通常は「ワンマン」と表示されますが、この「普通」と表示されるのは、キハ40形気動車の普通列車で、且つ車掌が乗務した際にしか見られません。現在だと、早朝の旭川方面へ向かう923Dの札幌~滝川間や、岩見沢~滝川間の普通列車でキハ40形気動車が充当する際にしか見られないはずです。

車番は800番台ですが、キハ40形気動車では700番台に部類される車両です。従来はキハ40形100番台でしたが、北海道でワンマン運転対応工事を実施したものが改番されました。ここから、用途によって機関換装されて300番台、350番台、400番台などへと改番されています。

この700番台で長期使用を見越して延命化を実施したのが1700番台です。旧車号から+1000番としています。こちらは原則としてまだ活躍している番台区分です。しかし、H100形の投入により、釧路方面で活躍する車両については、来春ダイヤ見直しを機に置き換えられる可能性が高く、状態の良い車両は他部署へ転属、中には廃車となる車両が出ることも予想されます。

700番台は故障が酷く、修繕もままならない状態で放置されたままの個体が存在していたようです。それらの車両から順次廃車とし、一部がまだ生き残って活躍しているような状況です。いずれにしても先は長くないでしょう。

外見上はあまりくたびれた様子はありませんが、中は錆びで腐食だらけなんでしょうね。


H100形が猛烈な勢いで増備されており、その玉突きで老朽・劣化したキハ40形気動車の引退・廃車が進んでいます。来春のダイヤ見直しでは、根室本線の新得~釧路間、石北本線の旭川~上川間で充当車両が大幅に増えます。それによって、キハ40形気動車の置き換えもさらに進み、これまでお役御免としなかった延命化を実施した1700番台についても、置き換えられる可能性が出てきそうです。

北海道では引き続き、ハイペースでヨンマルの置き換えが進みそうですね。











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コメント
10777:最後に残るのはいさりび鉄道に譲渡した9両か by 特別快速ダッフィー on 2021/09/21 at 16:13:23

これまでに2014年策定の5カ年計画において、
・キハ40
・キハ143
・キハ183
・キハ283
・キハ281
・785系
の置き換えることを表記し、これまでにおよそ半分近い実績かと思いますが確かに一番の最優先はキハ40とキハ183で今は特急形気動車の置き換えがまもなく終盤へ、そして一気にキハ40の置き換えをスタートしました。
問題は第三セクター鉄道となった道南いさりび鉄道を走るキハ40です。
JR撤退してしばらくは運行するのか、それともキハ150あたりに置き換えるのかは分かりませんけど、、、

10782: by 管理人 on 2021/09/23 at 19:36:26

>>「特別快速ダッフィー」さん、コメントありがとうございます。

2014年の発表時点から計画変更で置き換え対象外になった車両もありますよね。現在は785系も一部が残り、キハ143形も残っています。記載されていない721系エアポート編成の置き換え計画が出てきましたね。

いさ鉄の車両は置き換え計画も発表されていないので、今のところは最後まで残ることが有力だと思います。譲渡の際も比較的程度のよい車両が選ばれているはずですからね。

検査はJR北海道に委託しているはずなので、そこで修繕が難しい状況となれば、置き換えざるを得ない場合も出てきます。後継車両としてキハ150形などが次に有力になってくるのではないでしょうか?

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

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