『カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン』明日から運行開始!!
気動車 - 2021年10月01日 (金)
9月中旬に急遽発表された「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」。

9月上旬あたりに苗穂工場でその姿が確認されていたはずです。当初は何のことか不明で、情報が錯綜していましたが、外装に「むかわ竜」と記載されていたことから、日高本線用の車両として注目を浴びていました。
そしてこの度、10月2日より、日高本線の苫小牧~鵡川間で営業運転を開始するようです。
復興トレインということですが、実は今年の9月で北海道胆振東部地震から3年を迎えました。道内が暗い闇に包まれ、まさか苫東厚真発電所で、北海道のほぼ全ての電力を賄っているとは思いもしなかった次第です。
JRも影響を受け、日高本線は橋梁の桁ずれ、軌道変位などが確認され、2カ月以上列車の運転が見合わせとなりました。復旧後も補修作業を実施した区間について、マクラギを支える砂利が締め固まるまで勇払~鵡川間で徐行運転を実施し、所定より5分~10分の遅れを要しました。
ほかにも石勝線の南千歳~追分間、室蘭本線の遠浅~追分~三川間、千歳線の南千歳~沼ノ端間がしばらくの間徐行運転となり、特急列車や普通列車に最大20分程度の遅れが発生していました。
列車によっては、札幌~南千歳間で爆走するダイヤとされた列車もあり、それはそれで特急らしくて乗りごたえがありましたよ。特急「スーパー北斗13号」なんかがそうでしたね。
話題が逸れてしまいましたが、その復興を目的とし、創造的復興・創生の気運を高めていくことを目的に運行されるようです。
「むかわ竜」とは、令和元年に発表されたカムイサウルス・ジャポニクスの通称であり、むかわ町穂別にて、国内最大級の恐竜全身骨格化石として発見されています。アイヌ語で「神」を意味するカムイ、ラテン語で「トカゲ・竜」を意味するサウルス、そしてラテン語で日本の意味を示す形容詞の「ジャポニクス」からなる学名「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名されました。
鉄道と恐竜がタイアップというか、関わりを持つということは、これまでにもあまり例がないはずです。近い例でいえば、北陸特急の「ダイナスター」があり、福井県の観光資源・恐竜の英訳「ダイナソー」と地元の期待の意味を込めた「スター」を合わせて、名称が「ダイナスター」になったはずです。
当初は名称に不満のある方々が多かったですが、現在はどうなのでしょうか?管理者は運行開始当初から好きな特急名称の1つです。逆に「能登かがり火」はあまり好きな名称ではないんですよね。
ということで、明日から運行を開始するわけですが、明日の鵡川駅では、お出迎え・出発式を行います。苫小牧7時52分発の鵡川行きをお出迎えし、折り返しとなる鵡川8時37分発の苫小牧行きで出発式を行います。当日は「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」のほか、「道央 花の恵み号」を連結した2両編成とし、カラフルなヨンマル2両が残された日高本線を走ります。
特別な外装を纏っていますが、通常は日高本線の苫小牧~鵡川間で普通列車をメインに使用していく予定です。
実は、今時期にこのような車両を新たに登場させるということは、今後についての見方もできるのです。
苫小牧運転所(札トマ)から3月ダイヤ改正を機に1700番台のキハ40形気動車が多数他部署へ転属となりました。苫小牧車は残りは6両となり、主に日高本線で使用される車両として残されています。
室蘭本線や石勝線で稀に運用に入ることもあるみたいですが、原則としてキハ150形気動車が使用されていると思われ、このヨンマル6両が半ば孤立しているような状況にあるのです。
そのような状況下でこのような車両が登場したということは、今後しばらくの間は、日高本線では原則としてキハ40形気動車を使用していくことが予想されます。苫小牧エリアは雪が少なく、苫小牧~鵡川間であれば、海岸線は走行しないため、塩害腐食の進行具合もこれまでから比べると影響は少ないはずです。もしかすると、道南いさりび鉄道を含め、道内で最後までヨンマルが活躍する路線になるのかもしれません。
「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」の登場で、「道央 花の恵み号」を加えて、外装が華やかな車両が増える日高本線。キハ40形の活躍もしばらく見られそうです。
いずれに実車を紹介したいと思います。
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9月上旬あたりに苗穂工場でその姿が確認されていたはずです。当初は何のことか不明で、情報が錯綜していましたが、外装に「むかわ竜」と記載されていたことから、日高本線用の車両として注目を浴びていました。
そしてこの度、10月2日より、日高本線の苫小牧~鵡川間で営業運転を開始するようです。
復興トレインということですが、実は今年の9月で北海道胆振東部地震から3年を迎えました。道内が暗い闇に包まれ、まさか苫東厚真発電所で、北海道のほぼ全ての電力を賄っているとは思いもしなかった次第です。
JRも影響を受け、日高本線は橋梁の桁ずれ、軌道変位などが確認され、2カ月以上列車の運転が見合わせとなりました。復旧後も補修作業を実施した区間について、マクラギを支える砂利が締め固まるまで勇払~鵡川間で徐行運転を実施し、所定より5分~10分の遅れを要しました。
ほかにも石勝線の南千歳~追分間、室蘭本線の遠浅~追分~三川間、千歳線の南千歳~沼ノ端間がしばらくの間徐行運転となり、特急列車や普通列車に最大20分程度の遅れが発生していました。
列車によっては、札幌~南千歳間で爆走するダイヤとされた列車もあり、それはそれで特急らしくて乗りごたえがありましたよ。特急「スーパー北斗13号」なんかがそうでしたね。
話題が逸れてしまいましたが、その復興を目的とし、創造的復興・創生の気運を高めていくことを目的に運行されるようです。
「むかわ竜」とは、令和元年に発表されたカムイサウルス・ジャポニクスの通称であり、むかわ町穂別にて、国内最大級の恐竜全身骨格化石として発見されています。アイヌ語で「神」を意味するカムイ、ラテン語で「トカゲ・竜」を意味するサウルス、そしてラテン語で日本の意味を示す形容詞の「ジャポニクス」からなる学名「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名されました。
鉄道と恐竜がタイアップというか、関わりを持つということは、これまでにもあまり例がないはずです。近い例でいえば、北陸特急の「ダイナスター」があり、福井県の観光資源・恐竜の英訳「ダイナソー」と地元の期待の意味を込めた「スター」を合わせて、名称が「ダイナスター」になったはずです。
当初は名称に不満のある方々が多かったですが、現在はどうなのでしょうか?管理者は運行開始当初から好きな特急名称の1つです。逆に「能登かがり火」はあまり好きな名称ではないんですよね。
ということで、明日から運行を開始するわけですが、明日の鵡川駅では、お出迎え・出発式を行います。苫小牧7時52分発の鵡川行きをお出迎えし、折り返しとなる鵡川8時37分発の苫小牧行きで出発式を行います。当日は「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」のほか、「道央 花の恵み号」を連結した2両編成とし、カラフルなヨンマル2両が残された日高本線を走ります。
特別な外装を纏っていますが、通常は日高本線の苫小牧~鵡川間で普通列車をメインに使用していく予定です。
実は、今時期にこのような車両を新たに登場させるということは、今後についての見方もできるのです。
苫小牧運転所(札トマ)から3月ダイヤ改正を機に1700番台のキハ40形気動車が多数他部署へ転属となりました。苫小牧車は残りは6両となり、主に日高本線で使用される車両として残されています。
室蘭本線や石勝線で稀に運用に入ることもあるみたいですが、原則としてキハ150形気動車が使用されていると思われ、このヨンマル6両が半ば孤立しているような状況にあるのです。
そのような状況下でこのような車両が登場したということは、今後しばらくの間は、日高本線では原則としてキハ40形気動車を使用していくことが予想されます。苫小牧エリアは雪が少なく、苫小牧~鵡川間であれば、海岸線は走行しないため、塩害腐食の進行具合もこれまでから比べると影響は少ないはずです。もしかすると、道南いさりび鉄道を含め、道内で最後までヨンマルが活躍する路線になるのかもしれません。
「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」の登場で、「道央 花の恵み号」を加えて、外装が華やかな車両が増える日高本線。キハ40形の活躍もしばらく見られそうです。
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