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道央圏の主力特急電車も早や14歳

道央圏の主力特急電車といえば・・・



789系1000番台ですよね。札幌~旭川間のみならず、札幌~室蘭間でも使用されています。ほかにも、特急「ライラック」の代走も担うなど、北海道における主力特急電車にふさわしい存在です。

昨日10月1日でデビューから14年経ちました。まだ「新車」の感覚があるのは管理者だけでしょうか??

写真は特急「すずらん」。デビュー当時は室蘭方面には乗り入れておらず、785系のみが入線していました。





最初にこのシルバーの789系の存在を知ったのが、2006年から2007年にかけての冬の朝刊でした。当時管理者は中学生。眠い目をこすりながら、この写真のイラストを見て目が覚めましたよ。

「何コレ!!」

今でもあの感動は忘れられません。

これは、鉄道技術館に展示されている初期スケッチだと思いますが、もうこの時点でカッコいいんですよね。

その記事の内容は、秋に特急「ライラック」で使用している781系を、このシルバーの新型車両で置き換えるというもの。当時のJR北海道はイケイケ絶好調状態。管理者としては、2007年~2009年にかけてが、一番の黄金期だと思っています。その黄金期への第一歩の際に晴れて投入されました。

後に789系1000番台ということで、投入とともに札幌~旭川間の電車特急の名称を「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」から新たな列車名に統一する方針であることも明らかになりました。

その日の学校は、授業中でもこの内容から頭が離れず、今でも忘れられない1日となりました。実車はキハ261系1000番台の方が鉄道雑誌でいち早く紹介されていたものの、明確な記載内容はありませんでしたが、「キロ261‐1101」が写真で紹介された際に「帯広方先頭車」と記載されていたことで、「スーパーとかち」としてデビューする車両なんだな、ということはわかっていました。

ですが、当時の「スーパーとかち」は、管理者で言う黄金期の時代で、2往復全てが2時間20分台で走破。最強のキハ283系が充当されており、そのような中で、出力は向上しているものの、車体傾斜装置搭載で車体傾斜角が従来よりも制限される分、キハ283系を超える性能は秘めていないと結論づけて、あまり乗り気ではなかったのです。


ということで、新しい名称に統一されることもあり、札幌~旭川間でデビューするシルバーの789系に一目ぼれしたのでした。



名称は一般公募から選ばれ、「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」の2列車体制から「スーパーカムイ」へ。実は管理者も候補の1つに入っていた名称でした。

管理者は「スーパーかむい」、「スーパーライラック」があり、それか「スーパーホワイトアロー」1本に絞るという予想をしていました。「スーパーかむい」はカッコいい名称でしたが、当時は「かむい」をカタカナにするという発想はなく、発表された際に「スーパーカムイ」に決定した際は、ひらがなのカッコ悪さが払拭されて嬉しかったのを覚えています。

ヘッドマークの2本のラインは、大雪山を表す白いライン、石狩川を表す青いラインで、その下に名称の「スーパーカムイ」が入ります。





従来は、新千歳空港に直通するか否かで列車の愛称を分けていましたが、統一されたことで2種類のヘッドマークが用意されました。札幌駅発着の「スーパーカムイ」は上記の写真のとおりですが、新千歳空港駅発着の「スーパーカムイ」は、札幌~新千歳空港間は快速「エアポート」として運行するため、「スーパーカムイ」の下に「エアポート」の表示が加えられました。その分、2本のラインのスペースが狭くなり、窮屈な表示になってしまいましたね。

1編成が事故廃車になってしまいましたが、現在も5両編成×6本の計30両が現役です。その製造時も既存の785系と共通運用を組むことから、形式は異なりながら、785系のNE-1編成~NE-5編成をベースに編成が構成されているのもポイントで、既存車に合わせて車両を新規製作するという例はあまりないと思います。

フツーは逆で、既存車が新車に合わせて改造する例が多いと思います。


785系の場合は、登場から15年を経過した際に車内のリニューアルやヘッドマークのフルカラーLED化などを実施しました。789系1000番台についてはそのような情報もなく、リニューアルを経ずに今後も使用されていくことでしょう。



最後に、先日紹介したパンタグラフを損傷して苗穂工場に長期入場中のHL-1004編成。先週確認したところ、編成を組んで留置されていました。パンタグラフも綺麗になっていることから、近々ようやく苗穂工場を出場できるのではないでしょうか?

半年以上ぶりに全編成が揃います。冬季の代走など、これで準備はOKですね。











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コメント
10826: by ナナッシー on 2021/10/03 at 13:24:14

こんばんは
HL-1004編成は全般検査を実施しました。全般検査は最大で96ヶ月周期ですが、この編成は2回目の全般検査ですので、他の編成と比べて走行距離数が多いのかあるいは検査する期間を前倒ししたのでしょう。

HL-1005は残念ながら事故廃車になりましたが、代替新造はなぜか行われず、2011年3月に789系0代が新造されましたので、新しい1000代よりも0代の方が最終増備された珍しい例です。

北海道新幹線が札幌まで延伸する2031年時点での車齢は24年です。新幹線の設備投資により今よりも資金力が無い可能性を踏まえると2035年位までは現状維持でしょうかね。

北斗星2往復の時にデビューし、引退時は新幹線車両を横目にして走行する姿を想像すると何とも感慨深いです。

10827: by オオゼキ on 2021/10/03 at 14:02:04

789系1000番台は、僕の憧れの特急列車でした。とても速くて、しかも車両もかっこいい。当時小学生だった僕が、鉄道ジャーナルを見て憧れ、いつか北海道に行ってみたいなぁと思ったきっかけとなった車両でした。

特に時刻表を読むようになった、中学生の頃、特急カムイ号の789系1000番台は、最高速度130キロ運転で札幌を出ると旭川まで136キロ距離があります。しかし途中、岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川という多くの停車駅にもかかわらずだった80分で結んでいることの凄さが分かった時は衝撃でした。だって、とても速いと思っていた、地元の直線主体で重軌条レールの東北本線や常磐線を走る快速なんかよりも特急カムイ号の方が遥かに速いので。

現在では、789系1000番台も最高速度が120キロに落とされ特急カムイ号でも札幌 旭川間を85分で結んでいますがこれでもめちゃくちゃ速いですよね。

僕が、789系1000番台に初めて乗ったのはちょうど1年ほど前にすずらん9号で苫小牧から札幌だったと記憶しています。789系1000番台は、0番台ほど静粛性はなかったと思ったものの、加速性能や車内の清潔感は0番台よりもいいと思いました。また、特急カムイにおいては同時期に乗ったカムイ47号が初めてだったと記憶しています。高速で夜の函館本線を駆け抜けるとてもかっこいい789系1000番台は、小さい頃からの予想通りの車両だと感じました。


今後も789系1000番台には沢山お世話になりたいので、今後とも末永く活躍してほしいです。

10829: by スーパー白鳥98号 on 2021/10/03 at 15:53:42

かつてモハ789-1000(旭川方から2両目)の札幌方に自動販売機がありましたが、撤去後はどのようになっているのでしょう?機器自体は残っているのか、機器はなくなってしまっているのか、気になっているところです。

10832:HL-1004編成について by ゆあと 北海道てーつ on 2021/10/04 at 10:15:19

HL-1005編成は,事故による廃車でしたがHL-1004は編成は事故と言えるのでしょうか…?
パンタの故障に機器の故障もあいまってますしもしかしたら廃車もあり得るのかも… 

10834: by 管理人 on 2021/10/05 at 18:13:56

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

大規模修繕を伴う場合、検査サイクルが早くても前倒しして実施することも、ほかの車両で過去にもあったはずです。その方が効率はよいですよね。先日の721系も検査時期だったのか知りませんが、復帰に際してやはり全般検査を実施して出場しています。

1000番台は1編成が事故廃車になりました。その年の12月には減便を実施しています。加えて、編成数も785系を含めて多くありました。なので、代替新造せずに済んだと思います。0番台の最終増備は予備車確保と札幌圏転用を視野に入れていたものだと、当時話を聞いたことがあります。

電車特急の寿命は、現存する785系を除けば30年弱です。なので、2035年あたりまでは活躍できるはずです。その頃になれば、とっくに785系はいなくなっているでしょう。コロナ禍が長引き、「カムイ」や「すずらん」がさらに減便になっているかもしれませんね。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

10835: by 管理人 on 2021/10/05 at 18:18:09

>>「オオゼキ」さん、コメントありがとうございます。

カッコよくて、自動車に負けないような加速性能が789系の魅力です。

130km/h運転時代は、表定速度102.6km/hでした。100km/hを超えていた列車は、少ないです。5本の指に入るか、入らないかぐらいのレベルですよ。

停車駅が多く、距離も比較的短いのにこの数値は驚きです。在来線の中でも高速特急として紹介されていたので、全国の中でも速さはずば抜けていたと思います。

0番台は青函トンネルで使用する関係で、気密性などを高くした構造としています。静粛性は0番台の方があると思いますよ。

0番台、1000番台ともに長く活躍してほしいですね。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

10837: by 管理人 on 2021/10/05 at 18:31:49

>>「スーパー白鳥98号」さん、コメントありがとうございます。

機器は撤去されてただの空間になっているのではないでしょうか?けっこう利用しますが、そこまで確認したことがありませんでした。今度乗車した際に見てみますね。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

10843: by 管理人 on 2021/10/06 at 20:51:02

>>「ゆあと 北海道てーつ」さん、コメントありがとうございます。

事故ではなく、車両故障に入ると思います。修繕不可であれば、車両は廃車にして、必要な部品だけ確保するだけになります。今回はその領域には達していないので、冬を前に営業運転に復帰するでしょう。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

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