道央圏の主力特急電車も早や14歳
785・789系 - 2021年10月02日 (土)
道央圏の主力特急電車といえば・・・

789系1000番台ですよね。札幌~旭川間のみならず、札幌~室蘭間でも使用されています。ほかにも、特急「ライラック」の代走も担うなど、北海道における主力特急電車にふさわしい存在です。
昨日10月1日でデビューから14年経ちました。まだ「新車」の感覚があるのは管理者だけでしょうか??
写真は特急「すずらん」。デビュー当時は室蘭方面には乗り入れておらず、785系のみが入線していました。


最初にこのシルバーの789系の存在を知ったのが、2006年から2007年にかけての冬の朝刊でした。当時管理者は中学生。眠い目をこすりながら、この写真のイラストを見て目が覚めましたよ。
「何コレ!!」
今でもあの感動は忘れられません。
これは、鉄道技術館に展示されている初期スケッチだと思いますが、もうこの時点でカッコいいんですよね。
その記事の内容は、秋に特急「ライラック」で使用している781系を、このシルバーの新型車両で置き換えるというもの。当時のJR北海道はイケイケ絶好調状態。管理者としては、2007年~2009年にかけてが、一番の黄金期だと思っています。その黄金期への第一歩の際に晴れて投入されました。
後に789系1000番台ということで、投入とともに札幌~旭川間の電車特急の名称を「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」から新たな列車名に統一する方針であることも明らかになりました。
その日の学校は、授業中でもこの内容から頭が離れず、今でも忘れられない1日となりました。実車はキハ261系1000番台の方が鉄道雑誌でいち早く紹介されていたものの、明確な記載内容はありませんでしたが、「キロ261‐1101」が写真で紹介された際に「帯広方先頭車」と記載されていたことで、「スーパーとかち」としてデビューする車両なんだな、ということはわかっていました。
ですが、当時の「スーパーとかち」は、管理者で言う黄金期の時代で、2往復全てが2時間20分台で走破。最強のキハ283系が充当されており、そのような中で、出力は向上しているものの、車体傾斜装置搭載で車体傾斜角が従来よりも制限される分、キハ283系を超える性能は秘めていないと結論づけて、あまり乗り気ではなかったのです。
ということで、新しい名称に統一されることもあり、札幌~旭川間でデビューするシルバーの789系に一目ぼれしたのでした。

名称は一般公募から選ばれ、「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」の2列車体制から「スーパーカムイ」へ。実は管理者も候補の1つに入っていた名称でした。
管理者は「スーパーかむい」、「スーパーライラック」があり、それか「スーパーホワイトアロー」1本に絞るという予想をしていました。「スーパーかむい」はカッコいい名称でしたが、当時は「かむい」をカタカナにするという発想はなく、発表された際に「スーパーカムイ」に決定した際は、ひらがなのカッコ悪さが払拭されて嬉しかったのを覚えています。
ヘッドマークの2本のラインは、大雪山を表す白いライン、石狩川を表す青いラインで、その下に名称の「スーパーカムイ」が入ります。


従来は、新千歳空港に直通するか否かで列車の愛称を分けていましたが、統一されたことで2種類のヘッドマークが用意されました。札幌駅発着の「スーパーカムイ」は上記の写真のとおりですが、新千歳空港駅発着の「スーパーカムイ」は、札幌~新千歳空港間は快速「エアポート」として運行するため、「スーパーカムイ」の下に「エアポート」の表示が加えられました。その分、2本のラインのスペースが狭くなり、窮屈な表示になってしまいましたね。
1編成が事故廃車になってしまいましたが、現在も5両編成×6本の計30両が現役です。その製造時も既存の785系と共通運用を組むことから、形式は異なりながら、785系のNE-1編成~NE-5編成をベースに編成が構成されているのもポイントで、既存車に合わせて車両を新規製作するという例はあまりないと思います。
フツーは逆で、既存車が新車に合わせて改造する例が多いと思います。
785系の場合は、登場から15年を経過した際に車内のリニューアルやヘッドマークのフルカラーLED化などを実施しました。789系1000番台についてはそのような情報もなく、リニューアルを経ずに今後も使用されていくことでしょう。

最後に、先日紹介したパンタグラフを損傷して苗穂工場に長期入場中のHL-1004編成。先週確認したところ、編成を組んで留置されていました。パンタグラフも綺麗になっていることから、近々ようやく苗穂工場を出場できるのではないでしょうか?
半年以上ぶりに全編成が揃います。冬季の代走など、これで準備はOKですね。
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789系1000番台ですよね。札幌~旭川間のみならず、札幌~室蘭間でも使用されています。ほかにも、特急「ライラック」の代走も担うなど、北海道における主力特急電車にふさわしい存在です。
昨日10月1日でデビューから14年経ちました。まだ「新車」の感覚があるのは管理者だけでしょうか??
写真は特急「すずらん」。デビュー当時は室蘭方面には乗り入れておらず、785系のみが入線していました。


最初にこのシルバーの789系の存在を知ったのが、2006年から2007年にかけての冬の朝刊でした。当時管理者は中学生。眠い目をこすりながら、この写真のイラストを見て目が覚めましたよ。
「何コレ!!」
今でもあの感動は忘れられません。
これは、鉄道技術館に展示されている初期スケッチだと思いますが、もうこの時点でカッコいいんですよね。
その記事の内容は、秋に特急「ライラック」で使用している781系を、このシルバーの新型車両で置き換えるというもの。当時のJR北海道はイケイケ絶好調状態。管理者としては、2007年~2009年にかけてが、一番の黄金期だと思っています。その黄金期への第一歩の際に晴れて投入されました。
後に789系1000番台ということで、投入とともに札幌~旭川間の電車特急の名称を「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」から新たな列車名に統一する方針であることも明らかになりました。
その日の学校は、授業中でもこの内容から頭が離れず、今でも忘れられない1日となりました。実車はキハ261系1000番台の方が鉄道雑誌でいち早く紹介されていたものの、明確な記載内容はありませんでしたが、「キロ261‐1101」が写真で紹介された際に「帯広方先頭車」と記載されていたことで、「スーパーとかち」としてデビューする車両なんだな、ということはわかっていました。
ですが、当時の「スーパーとかち」は、管理者で言う黄金期の時代で、2往復全てが2時間20分台で走破。最強のキハ283系が充当されており、そのような中で、出力は向上しているものの、車体傾斜装置搭載で車体傾斜角が従来よりも制限される分、キハ283系を超える性能は秘めていないと結論づけて、あまり乗り気ではなかったのです。
ということで、新しい名称に統一されることもあり、札幌~旭川間でデビューするシルバーの789系に一目ぼれしたのでした。

名称は一般公募から選ばれ、「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」の2列車体制から「スーパーカムイ」へ。実は管理者も候補の1つに入っていた名称でした。
管理者は「スーパーかむい」、「スーパーライラック」があり、それか「スーパーホワイトアロー」1本に絞るという予想をしていました。「スーパーかむい」はカッコいい名称でしたが、当時は「かむい」をカタカナにするという発想はなく、発表された際に「スーパーカムイ」に決定した際は、ひらがなのカッコ悪さが払拭されて嬉しかったのを覚えています。
ヘッドマークの2本のラインは、大雪山を表す白いライン、石狩川を表す青いラインで、その下に名称の「スーパーカムイ」が入ります。


従来は、新千歳空港に直通するか否かで列車の愛称を分けていましたが、統一されたことで2種類のヘッドマークが用意されました。札幌駅発着の「スーパーカムイ」は上記の写真のとおりですが、新千歳空港駅発着の「スーパーカムイ」は、札幌~新千歳空港間は快速「エアポート」として運行するため、「スーパーカムイ」の下に「エアポート」の表示が加えられました。その分、2本のラインのスペースが狭くなり、窮屈な表示になってしまいましたね。
1編成が事故廃車になってしまいましたが、現在も5両編成×6本の計30両が現役です。その製造時も既存の785系と共通運用を組むことから、形式は異なりながら、785系のNE-1編成~NE-5編成をベースに編成が構成されているのもポイントで、既存車に合わせて車両を新規製作するという例はあまりないと思います。
フツーは逆で、既存車が新車に合わせて改造する例が多いと思います。
785系の場合は、登場から15年を経過した際に車内のリニューアルやヘッドマークのフルカラーLED化などを実施しました。789系1000番台についてはそのような情報もなく、リニューアルを経ずに今後も使用されていくことでしょう。

最後に、先日紹介したパンタグラフを損傷して苗穂工場に長期入場中のHL-1004編成。先週確認したところ、編成を組んで留置されていました。パンタグラフも綺麗になっていることから、近々ようやく苗穂工場を出場できるのではないでしょうか?
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