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キハ40形700番台の廃車・解体が進む

引き続き苗穂工場では、キハ40形気動車の解体が進められています。



1枚目の写真は先週のもの。先日紹介した「優駿浪漫カラー」の350番台は既になくなり、次は700番台が順次解体されるようになりました。北海道で100番台にワンマン化対応としたのが700番台で、ここから350番台や400番台などへ改造された車両もあります。現在も引き続き活躍する1700番台は、700番台を延命化し、機関や変速機の換装、床材の張り替え、その他付随するパーツの交換や更新を実施しています。





先週の日曜日には、函館運輸所(函ハコ)から、「キハ40‐837」と「キハ40‐734」が苗穂運転所(札ナホ)に向けて回送されました。数日後に苗穂工場に入場したようで・・・



昨日確認してみると、解体待ちでした。H100形の大量増備の裏では、老朽・劣化したヨンマルの廃車・解体もハイペースで進んでいます。

話を聞いていると、今年のダイヤ改正前から既に運用を離脱している車両もあったようです。理由は故障によって修繕されずにそのままの個体も多くあったようです。やはり予備の部品がなかったりして、修理して使い続けるのももう限界だったのでしょう。このあたりもH100形がハイペースで製造されている理由がわかります。

来春のダイヤ改正以降、石北本線の旭川~上川間、根室本線の新得~釧路間で投入され、勢力がさらに拡大します。これにより、既存の車両の動向にも変化が出てくるでしょう。延命化を実施していない車両はもう一部しか残っておらず、おそらく来春までに全て淘汰、そして延命化を実施している1700番台についても、いよいよ置き換えが始まるでしょう。日に日に北海道からヨンマルが少なくなっていきそうです。



最後に話題は逸れますが、2枚目の写真は、新札幌駅通過前の様子です。新札幌駅周辺も再開発が進んで、今後はこの写真の真正面に高層マンションと病院が設置されます。駐車場はもう出来上がり、供用開始になっています。新札幌も今後何年間でさらに生まれ変わりますよ。

いい加減、駅の2面2線構造はやめてほしいです。明らかな容量不足で、2面4線にすれば、普通列車の待避も新札幌駅でできるはず。新札幌駅も変われば、千歳線ももっとスムーズになるはずです。

いずれ実現してくれればと思います。



※たくさんのコメントありがとうございます。明日以降返信していきますので、よろしくお願いします。










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コメント
10833: by ナナッシー on 2021/10/04 at 20:56:00

こんばんは
新札幌駅の場合、一番ネックは貨物列車との行き合いがあることです。
同駅では札幌貨物ターミナル発上り方面の本州・道東行き列車が通過するため、下り列車が出発する際に通過待ちがしばしば行われます。
JR北海道の資料には快速エアポート大幅増発する際に行き合いするのに5分は必要と以前発表がありました。
快速エアポートに乗り換えする場合は北広島駅でOKです。新千歳空港を起点とする際、中間に位置します。

10839: by スーパー白鳥98号 on 2021/10/05 at 21:03:33

北海道の鉄道もどんどんつまらなくなくなっているような印象が見受けられます。特に、北斗星やトワイラ、カシオペアなどの夜行列車の廃止やキハ183系スラントノーズ車の引退が大きいと思います。ヨンマルもキハ183系のように道内中走ってますから、厳しい環境に置かれながらもよく頑張ってきたな、とキハ183と共に同じことを言いたい気になります。北海道の車両の中でも北斗星やキハ183のように色々な種類のある車両が引退していくことは非常に残念だと思います。

10840: by ゆっくり魔理沙 on 2021/10/06 at 15:39:06

千歳線をヨンマルが自走するのはとても珍しいと思います。実際に自走して走るのはマヤ検くらいしかなく、見るのは相当貴重なものになりますね。思ったのですが、なぜヨンマルは延命化されずに700番台のまま現在も使われ続けている車両がいたのでしょうか?

10844: by 管理人 on 2021/10/06 at 20:57:38

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

貨物列車行き合い解消のため、立体交差化する話もありましたが、今のところ実現するようなこともなさそうですよね。

普通列車を削ればある程度改善できるような内容で、エアポート大増発で普通列車の本数削減が実施されましたが、思ったほど影響は出ていないです。利用者も運行する時間帯の列車しか利用できないと割り切っている感がありますよね。

普通列車削減で北広島駅での乗り換え機会も大幅に減りました。普通列車は時間をかけても設定していればOKみたいな雰囲気になっているので、例えば新札幌駅で快速待避を実施して、北広島駅でも快速待避してもいいわけです。

特急が軒並み先行列車の影響や並行ダイヤを組む関係で所要時間が延びているので、この改善にもつながればと思います。

10845: by 管理人 on 2021/10/06 at 21:04:09

>>「スーパー白鳥98号」さん、コメントありがとうございます。

管理者は実はそのような雰囲気はなく、Instagramを始めて以降、新たな発見があって、新しい面白み、見方・価値の変化によってそうした寂しさはあまり感じないです。

そうした列車が打ち切られる反面、我々の知らない日常風景がまだまだあります。特に管理者もこれまであまり意識してこなかった北海道特有の四季との組み合わせ、風景など、夜行列車が走る千歳線、室蘭本線、函館本線などでは見られない鉄道風景があります。そうしたものを追い求めていきたいです。

要は、鉄道雑誌のような既に決められたアングルや旅程などをさらに各々で量産するのではなくて、全てにおいてオリジナルを追求した方がより価値や面白みが深まったりします。

キハ183系引退でキハ261系が増備され続け、アンチ261系もいることでしょう。30年後どうなると思いますか?それが現在のキハ183系と同じようになっているはずですよ。キハ183系もデビューした際はそうだったんですよね。

現在は時代が合理化。そのような中で各々でオリジナルを追求していく。それが新しい時代の鉄道の楽しみ方だと思います。それに各々で気づくか、気づかないかですね。

10846: by 管理人 on 2021/10/06 at 21:21:47

>>「ゆっくり魔理沙」さん、コメントありがとうございます。

それは不明ですが、予定車両を全車施行するのに10年以上の長期にわたって実施する計画を立てていました。

1700番台化は2003年度から施行を開始し、2014年度で施行完了予定となっていました。だいたい80両以上で改造が実施されています。改造前の700番台が140両程度ありましたから、全車両に施行するのであれば、両数的にもう10年程度は時間を要していたと思います。なので、仮に全車両を施行対象としていたとなると、まだ1700番台化を実施している最中だったと思います。まだ現時点で未施行車もあったでしょう。

ですがその最中に、老朽・劣化の激しい車両はどうなるでしょう?現在でも修繕をやめて廃車にした700番台が多数出てきていますから、いずれにしても施行前にお役御免になる車両は出てきたと思います。

1700番台化で一部機器の換装を実施していましたが、冬季において出力不足になることは言うまでもなく、それで単行の利用しかないのに、2両以上で走らなければいけないなど、運行コストの増大を招きました。H100形によって、これらの問題は徐々に改善されていくと思います。

製造時に保守系に走ったヨンマルは、延命化すれば末永く活躍できたと思います。但し北海道となると、険しい峠があり、夏は30℃以上、冬は-20℃を下回ることもあります。そのような条件下を走れば、全国で活躍できる汎用性の高いヨンマルでも必ずしも耐寒・耐雪構造が北海道向けではないので悲鳴を上げますよ。

置き換え計画をみると、一部1700番台化の方が適していたと思いますね。

10851:逆向きのキハ40 by 苗穂住民 on 2021/10/13 at 18:49:48

 こんばんは。

 キハ40 837は13日の午後に解体場所へ移動したようです。(次がキハ40 734、その次はキハ183-1507のようです。)延命化はされていない車両ですが、屋根の水タンクは撤去されています。トイレ改造のみ行われたようですね。また、他のキハ40とは逆向きで運用されていたようです。(千歳線経由で苗穂に来たので苗穂ではキハ40 837が順向き、キハ40 734が逆向き=トイレが札幌方になっています。)

 延命化されていない車両にも色々な改造があったようですね。

10856: by 管理人 on 2021/10/17 at 21:47:09

>>「苗穂住民」さん、コメントありがとうございます。

トイレ改造、水タンク撤去、タイフォンカバー撤去(電子ホーン)設置など、700番台でも車両によってさまざまな改造が実施されました。床の張り替えなどは1700番台だけだったと思います。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

10874: by 龍 on 2021/10/28 at 02:07:08 (コメント編集)

H100形の2021年度増備分は残り18両。12両(58〜69)は釧路運輸車両所への発送が始まり、残りの6両(70〜75)は「旭アサ」の表記が確認されたため、旭川運転所に配置されることが確定しました。

余談ですが、川崎重工業車両カンパニーは2021年10月1日付で川崎重工業株式会社から分社化されました。釧路への12両(58〜69)からは製造元が川崎車両株式会社に変更され、銘板が従来車と異なるものに変わります。これは、現在製造中のキハ261系1000番台も同様です。もっとも、兵庫工場で製造されることは同じなので、細かい差異ということになります。

10878: by 管理人 on 2021/10/30 at 22:54:21

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

銘板の記録をする方もいますよね。管理者はあまりそこまでしないのですが、銘板オタからしたら、今回の変更点も気になって仕方ないのでしょうね。

次回の6両は旭川配置ということで、他の方からも教えていただきました。旭川~上川間の列車のほとんどがH100形に置き換わるということで、このための新製配置になるでしょう。

残り3本が従来車での使用ということになりますが、遠軽からの普通列車と特別快速「きたみ」1往復がそれに該当すると予想します。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

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