またキハ281系の3両編成が苗穂にやってきた!
キハ281系 - 2021年10月11日 (月)
10月2日に再び函館から苗穂に向けてキハ281系の3両編成が送り込まれたようです。


先日確認すると、今回も苗穂運転所(札ナホ)構内の旧扇形庫付近に留置されていました。構内でこれといった動きは確認されず、数日後には函館に戻るスケジュールです。
一昨年から昨年にかけて苗穂にやってきた際は、昨年のダイヤ改正への準備のためでした。2運用中1運用で従来は札幌運転所(札サウ)滞泊でしたが、昨年のダイヤ改正を機に苗穂運転所(札ナホ)へ滞泊先が変更となりました。
理由はおそらく、快速「エアポート」等増発に伴い、乗務員及び出発前作業が札幌運転所(札サウ)ではできなくなったため、キハ281系を苗穂滞泊に変更したものと思われます。そのため、キハ281系入出区に伴う車両整備や清掃などの研修を実施する必要があり、昨年のダイヤ改正まで2度にわたって苗穂に送り込まれたものと推測します。
前回の3両編成と異なるのが中間がグリーン車から普通車に変更されていることです。それ以外は大きな変更点はなく、前回苗穂入りした際は、警笛を何回か鳴らす様子は確認したものの、依然として苗穂に輸送されてもほとんど動きが見られないというのが現状です。
中間がグリーン車から普通車に変更されているということは、来春のダイヤ改正で編成変更等が実施されるかもしれません。例えば、グリーン車なしのモノクラス4両編成にさらに減車される可能性です。
キハ281系の運用について、特急「北斗2号」と特急「北斗21号」の1往復は早朝と深夜に設定され、特急「北斗5号」と特急「北斗14号」は日中の運転ですが、シーズンによって閑散期における曜日運休対象列車です。なので、時間帯によって利用が限られず、閑散期における曜日運休の対象とはならない列車は、特急「北斗7号」と特急「北斗16号」の1往復しかないのです。
コロナ禍という昨今の状況を考えれば、むしろ4両編成でも十分です。方面は違いますが、来春のダイヤ見直し以降は、閑散期において特急「おおぞら」も4両編成になることが決まりました。
グリーン車の有無で異なってくるのは、乗降扉の扱いだったり、自動放送も取り扱えなくなります。これは、キハ283系が「スーパーとかち」で使用されていた末期、脱線火災事故で6両が焼失して予備車両が確保されなかったことから、繁忙期等を除いてモノクラス編成に変更されましたが、その際は自動放送は使用されず、乗降扉を扱う際も最後尾の車両で、最後尾の運転席が乗務員室とされ、車掌はそこで勤務する体制となりました。
2022年度末までに札幌~函館間の特急列車はキハ261系に統一されることが既に発表されており、さらにキハ261系1000番台の増備も来年度で終了することから、いずれにしてもキハ281系は来年度末までの活躍が有力で、仮に編成変更があるとしても、それはかなり貴重な末期の姿になることでしょう。
キハ281系によるモノクラス4両編成が実現すれば、管理者は有珠山噴火の際、札幌~東室蘭間の「臨時特急」以来となります。後にそれは函館本線山線を使って迂回する臨時の「北斗」に車両を回したため、まもなくして781系に置き換えられたと聞いています。
ただ、これを実現するには難しい点もあり、キハ283系の場合、運転席下に乗降扉とは別に小窓が用意されており、上記の「スーパーとかち」モノクラス時代はそこで車掌が停車駅の前後を含めて確認作業を実施していました。キハ281系にはそれがついていません。
但し、キハ281系の場合は先頭車で片側2ヶ所に乗降扉がありますが、運転席側の構造やデザインが編成側と異なっており、もしかすると、客扱いをやめて乗務員の確認作業で使用できるような仕組みになっているのかもしれません。このあたりは過去の資料を含めて多くを語られていない部分です。
対してキハ283系では、前後で乗降扉の構造やデザインに大きな変更点はないので、このあたりが気になるところです。
いずれにしても、来年度末までに営業運転から撤退するであろうキハ281系。今回の動向が気になりますね。
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先日確認すると、今回も苗穂運転所(札ナホ)構内の旧扇形庫付近に留置されていました。構内でこれといった動きは確認されず、数日後には函館に戻るスケジュールです。
一昨年から昨年にかけて苗穂にやってきた際は、昨年のダイヤ改正への準備のためでした。2運用中1運用で従来は札幌運転所(札サウ)滞泊でしたが、昨年のダイヤ改正を機に苗穂運転所(札ナホ)へ滞泊先が変更となりました。
理由はおそらく、快速「エアポート」等増発に伴い、乗務員及び出発前作業が札幌運転所(札サウ)ではできなくなったため、キハ281系を苗穂滞泊に変更したものと思われます。そのため、キハ281系入出区に伴う車両整備や清掃などの研修を実施する必要があり、昨年のダイヤ改正まで2度にわたって苗穂に送り込まれたものと推測します。
前回の3両編成と異なるのが中間がグリーン車から普通車に変更されていることです。それ以外は大きな変更点はなく、前回苗穂入りした際は、警笛を何回か鳴らす様子は確認したものの、依然として苗穂に輸送されてもほとんど動きが見られないというのが現状です。
中間がグリーン車から普通車に変更されているということは、来春のダイヤ改正で編成変更等が実施されるかもしれません。例えば、グリーン車なしのモノクラス4両編成にさらに減車される可能性です。
キハ281系の運用について、特急「北斗2号」と特急「北斗21号」の1往復は早朝と深夜に設定され、特急「北斗5号」と特急「北斗14号」は日中の運転ですが、シーズンによって閑散期における曜日運休対象列車です。なので、時間帯によって利用が限られず、閑散期における曜日運休の対象とはならない列車は、特急「北斗7号」と特急「北斗16号」の1往復しかないのです。
コロナ禍という昨今の状況を考えれば、むしろ4両編成でも十分です。方面は違いますが、来春のダイヤ見直し以降は、閑散期において特急「おおぞら」も4両編成になることが決まりました。
グリーン車の有無で異なってくるのは、乗降扉の扱いだったり、自動放送も取り扱えなくなります。これは、キハ283系が「スーパーとかち」で使用されていた末期、脱線火災事故で6両が焼失して予備車両が確保されなかったことから、繁忙期等を除いてモノクラス編成に変更されましたが、その際は自動放送は使用されず、乗降扉を扱う際も最後尾の車両で、最後尾の運転席が乗務員室とされ、車掌はそこで勤務する体制となりました。
2022年度末までに札幌~函館間の特急列車はキハ261系に統一されることが既に発表されており、さらにキハ261系1000番台の増備も来年度で終了することから、いずれにしてもキハ281系は来年度末までの活躍が有力で、仮に編成変更があるとしても、それはかなり貴重な末期の姿になることでしょう。
キハ281系によるモノクラス4両編成が実現すれば、管理者は有珠山噴火の際、札幌~東室蘭間の「臨時特急」以来となります。後にそれは函館本線山線を使って迂回する臨時の「北斗」に車両を回したため、まもなくして781系に置き換えられたと聞いています。
ただ、これを実現するには難しい点もあり、キハ283系の場合、運転席下に乗降扉とは別に小窓が用意されており、上記の「スーパーとかち」モノクラス時代はそこで車掌が停車駅の前後を含めて確認作業を実施していました。キハ281系にはそれがついていません。
但し、キハ281系の場合は先頭車で片側2ヶ所に乗降扉がありますが、運転席側の構造やデザインが編成側と異なっており、もしかすると、客扱いをやめて乗務員の確認作業で使用できるような仕組みになっているのかもしれません。このあたりは過去の資料を含めて多くを語られていない部分です。
対してキハ283系では、前後で乗降扉の構造やデザインに大きな変更点はないので、このあたりが気になるところです。
いずれにしても、来年度末までに営業運転から撤退するであろうキハ281系。今回の動向が気になりますね。
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