新たにH100形12両が釧路へ
気動車 - 2021年10月29日 (金)
本日の早朝、H100形の甲種輸送列車が本州からやってきました。

6時台から7時台にかけて札幌圏に入り・・・

一旦札幌貨物ターミナルに出入りした後、10時過ぎに配置先の釧路に向けて再度旅立ちました。大雨の中でしたが、その様子を確認でき嬉しかったです。
車番は「H100-58」から「H100-69」までの12両です。12両が一度に連結されるのは、こうした甲種輸送ぐらいで、その姿はまさに圧巻。前日は深夜札幌駅で撮影して夜遅く帰ってきて眠かったですが、早起きして撮影した甲斐がありました。
正式に発表されましたが、来春のダイヤ見直しで根室本線の新得~釧路間の54本の普通列車全てがH100形に置き換えられます。同区間では、釧路側の一部の区間及び列車を除き、原則キハ40形気動車の独断場。H100形投入によって、列車によって現行から最大10分から20分程度時間を短縮する列車もあるようで、利便性の向上とともに、速達性も確保されるようになります。
H100形のスペックを確認すると、そこまで驚くような数値ではありませんが、動力源がモーターの車両というのは、自動車を含めて数値以上の動力性能があります。現に、宗谷本線に投入された際は一部ローカル駅廃止の効果もあり、大幅な所要時分短縮を実現しています。
同車の投入によって、釧路運輸車両所(釧クシ)所属のキハ40形気動車は置き換えられることになるでしょう。これまでとは違い、現在使用されてるのは主に、延命化を実施した1700番台です。これまでは、延命化を実施していない350番台や700番台を置き換えてきましたが、1700番台の本格的な置き換えに着手するのは今回が初めてです。
比較的状態の良い車両については、他部署への転属が予想されますが、大半が廃車となるでしょう。初めて1700番台から大規模な廃車が発生しそうです。
釧路の場合、海霧が発生し、その影響で車両が錆びやすくなる傾向にあることを過去にコメントにて教えていただきました。確かに、数年前まで解体されずに残っていた初代「スーパーとかち」に使用されていたキサロハ182形550番台も晩年は車体の劣化が酷い状況でした。
また、過去に所属していたキハ183系も数年前まで苗穂に所属していた同時期の初期車に含まれる車両たちが2007年のダイヤ改正を機に営業運転からほぼ撤退&後に廃車ということを考慮すると、鋼製車体の車両は早期に廃車になる傾向があり、延命化した1700番台といえど、同グループの中でやはり早い段階で廃車となる可能性もありそうです。
H100形が投入されるのは嬉しいですが、一方でキハ283系が特急「おおぞら」から撤退してしまうことで根室本線で両者の共演シーンを確認することは厳しそうです。ですが、新得~釧路間では、特急列車はキハ261系に、普通列車はH100形の主力車両にそれぞれ全て置き換わります。現在のように車種やカラーバリエーションのパターンは限りなく絞られてしまうことになりますが、新生となる根室本線で、活躍するその姿を早く見てみたいですね。
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一旦札幌貨物ターミナルに出入りした後、10時過ぎに配置先の釧路に向けて再度旅立ちました。大雨の中でしたが、その様子を確認でき嬉しかったです。
車番は「H100-58」から「H100-69」までの12両です。12両が一度に連結されるのは、こうした甲種輸送ぐらいで、その姿はまさに圧巻。前日は深夜札幌駅で撮影して夜遅く帰ってきて眠かったですが、早起きして撮影した甲斐がありました。
正式に発表されましたが、来春のダイヤ見直しで根室本線の新得~釧路間の54本の普通列車全てがH100形に置き換えられます。同区間では、釧路側の一部の区間及び列車を除き、原則キハ40形気動車の独断場。H100形投入によって、列車によって現行から最大10分から20分程度時間を短縮する列車もあるようで、利便性の向上とともに、速達性も確保されるようになります。
H100形のスペックを確認すると、そこまで驚くような数値ではありませんが、動力源がモーターの車両というのは、自動車を含めて数値以上の動力性能があります。現に、宗谷本線に投入された際は一部ローカル駅廃止の効果もあり、大幅な所要時分短縮を実現しています。
同車の投入によって、釧路運輸車両所(釧クシ)所属のキハ40形気動車は置き換えられることになるでしょう。これまでとは違い、現在使用されてるのは主に、延命化を実施した1700番台です。これまでは、延命化を実施していない350番台や700番台を置き換えてきましたが、1700番台の本格的な置き換えに着手するのは今回が初めてです。
比較的状態の良い車両については、他部署への転属が予想されますが、大半が廃車となるでしょう。初めて1700番台から大規模な廃車が発生しそうです。
釧路の場合、海霧が発生し、その影響で車両が錆びやすくなる傾向にあることを過去にコメントにて教えていただきました。確かに、数年前まで解体されずに残っていた初代「スーパーとかち」に使用されていたキサロハ182形550番台も晩年は車体の劣化が酷い状況でした。
また、過去に所属していたキハ183系も数年前まで苗穂に所属していた同時期の初期車に含まれる車両たちが2007年のダイヤ改正を機に営業運転からほぼ撤退&後に廃車ということを考慮すると、鋼製車体の車両は早期に廃車になる傾向があり、延命化した1700番台といえど、同グループの中でやはり早い段階で廃車となる可能性もありそうです。
H100形が投入されるのは嬉しいですが、一方でキハ283系が特急「おおぞら」から撤退してしまうことで根室本線で両者の共演シーンを確認することは厳しそうです。ですが、新得~釧路間では、特急列車はキハ261系に、普通列車はH100形の主力車両にそれぞれ全て置き換わります。現在のように車種やカラーバリエーションのパターンは限りなく絞られてしまうことになりますが、新生となる根室本線で、活躍するその姿を早く見てみたいですね。
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