【代走レポート】11月9日の上りの特急「宗谷」をキハ183系一般車で代走
代走・編成変更 - 2021年11月10日 (水)
久々の代走レポートです。
11月9日の上りの特急「宗谷」がキハ183系一般車による代走運転となりました。


今回は久々に札幌駅での撮影。
途中まで定時運行っぽかったので、札幌駅にしました。理由は、先行して特急「オホーツク4号」が走り、札幌駅で隣同士で並ぶからです。
どちらとも10分~15分程度の遅れで実現するかと思っていましたが、昨日は千歳線の新札幌~上野幌間で信号トラブルということで深夜まで札幌圏でダイヤが乱れており、後続の列車の発着に2番線が使われてしまうようで、結果的に両者並ぶ姿は実現しませんでした。
編成は以下のとおりです。
<稚内⇔札幌・旭川:キハ183系>
上記の4両編成でした。
今回の代走は8日の下りの特急「宗谷」から始まり、昨日の上りの特急「宗谷」で札幌に帰ってきました。これ以降は代走の話題はないので、本日の下りの特急「宗谷」から所定の編成に戻っていることでしょう。
数日前も車両不具合などで、キハ54形気動車が特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」(旭川まで)の代走を担ったり、大変な状況だったようです。それでも何とか乗り切り、本日から再び所定の運用に戻っているようです。
どの車両も旧「北斗」用の機関換装車でした。これまで、宗谷線特急の代走でキハ183系一般車が登板しても500番台や1500番台で組成された編成でしたが、今回初めて機関換装車で代走の編成が組まれました。
機関換装車は、重要機器取替工事施工と同時に実施されたもので、機関換装の理由は各種部品が生産中止となり、メンテナンスに苦慮していたためです。それをキハ261系と同型のエンジンを搭載する等で乗り切っています。
対象車は22両で、苗穂運転所(札ナホ)転属後もしばらく500番台や1500番台とは同じ編成を組むことができませんでしたが、現在は同じ編成で組めるようになりました。両者の違いは、130km/h運転化に伴うブレーキ関連装置が異なるためでした。
機関換装したものの、速度種別は下がり、中間車の出力低下をカバーするために先頭車の出力が従来よりも向上していますが、それでも500番台などから比べると「もっさり感」というか、全体的に加速が鈍くなった印象を受けます。加速時のエンジン音は従来よりも静かになりました。
最高運転速度は120km/hなので、上手くいけば所定のキハ261系0番台+数分の遅延で札幌に到着できます。しかし、確認している限りでは、10分前後の遅れが発生しやすいです。稀に5分未満で札幌駅に到着することもあるので驚きますよ。
上りの特急「宗谷」の場合、旭川駅で時刻表上4分の停車時間があります。その間に宗谷本線での遅延を取り戻し、再び旭川駅発車から定時運転に戻る場合があります。それが上記のような+5分未満のケースですが、おそらく実現するには10回に1~2回ぐらいだと思います。
また、今回は代走でラベンダー編成やノースレインボーエクスプレスは登板しませんでした。はまなす編成は苗穂工場に一部車両が入場中で登板できず、有力なのはこの2編成でしたが、数を減らしつつある中で、キハ183系一般車が登板しました。500番台や1500番台といった機関換装未施工車は数を減らしており、それが今回の代走の編成にも表れていると思います。
一方、ノースレインボーエクスプレスもかつては登板機会が多かったですが、今年の苗穂工場出場後は、特急「ニセコ号」で運行したぐらいで目立った動きはありません。一部号車で冷房機器の不具合を抱えていると聞きますから、今後はニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのように最低限の多客臨に使用して長持ちさせていく方針なのかもしれませんね。




最後に、昨日のキハ183系の編成の様子を。
外装は腐食して全体的に疲れた感じがありました。運行上問題ありませんが、あまりにも酷いと一般の利用客からすれば印象は決して良くありません。函館運輸所(函ハコ)に所属し、特急「北斗」で使用されていた際は綺麗に使用されていだけに残念です。
道南方面と道北方面で気候は異なり、前者の方がアドバンテージがあることは言うまでもありませんが、使用し続けるからには、可能な限り綺麗な状態を維持してほしいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
11月9日の上りの特急「宗谷」がキハ183系一般車による代走運転となりました。


今回は久々に札幌駅での撮影。
途中まで定時運行っぽかったので、札幌駅にしました。理由は、先行して特急「オホーツク4号」が走り、札幌駅で隣同士で並ぶからです。
どちらとも10分~15分程度の遅れで実現するかと思っていましたが、昨日は千歳線の新札幌~上野幌間で信号トラブルということで深夜まで札幌圏でダイヤが乱れており、後続の列車の発着に2番線が使われてしまうようで、結果的に両者並ぶ姿は実現しませんでした。
編成は以下のとおりです。
<稚内⇔札幌・旭川:キハ183系>
キハ183-9562 | キハ182-7560 | キハ182-7557 | キハ183-8564 |
上記の4両編成でした。
今回の代走は8日の下りの特急「宗谷」から始まり、昨日の上りの特急「宗谷」で札幌に帰ってきました。これ以降は代走の話題はないので、本日の下りの特急「宗谷」から所定の編成に戻っていることでしょう。
数日前も車両不具合などで、キハ54形気動車が特急「サロベツ1号」と上りの特急「宗谷」(旭川まで)の代走を担ったり、大変な状況だったようです。それでも何とか乗り切り、本日から再び所定の運用に戻っているようです。
どの車両も旧「北斗」用の機関換装車でした。これまで、宗谷線特急の代走でキハ183系一般車が登板しても500番台や1500番台で組成された編成でしたが、今回初めて機関換装車で代走の編成が組まれました。
機関換装車は、重要機器取替工事施工と同時に実施されたもので、機関換装の理由は各種部品が生産中止となり、メンテナンスに苦慮していたためです。それをキハ261系と同型のエンジンを搭載する等で乗り切っています。
対象車は22両で、苗穂運転所(札ナホ)転属後もしばらく500番台や1500番台とは同じ編成を組むことができませんでしたが、現在は同じ編成で組めるようになりました。両者の違いは、130km/h運転化に伴うブレーキ関連装置が異なるためでした。
機関換装したものの、速度種別は下がり、中間車の出力低下をカバーするために先頭車の出力が従来よりも向上していますが、それでも500番台などから比べると「もっさり感」というか、全体的に加速が鈍くなった印象を受けます。加速時のエンジン音は従来よりも静かになりました。
最高運転速度は120km/hなので、上手くいけば所定のキハ261系0番台+数分の遅延で札幌に到着できます。しかし、確認している限りでは、10分前後の遅れが発生しやすいです。稀に5分未満で札幌駅に到着することもあるので驚きますよ。
上りの特急「宗谷」の場合、旭川駅で時刻表上4分の停車時間があります。その間に宗谷本線での遅延を取り戻し、再び旭川駅発車から定時運転に戻る場合があります。それが上記のような+5分未満のケースですが、おそらく実現するには10回に1~2回ぐらいだと思います。
また、今回は代走でラベンダー編成やノースレインボーエクスプレスは登板しませんでした。はまなす編成は苗穂工場に一部車両が入場中で登板できず、有力なのはこの2編成でしたが、数を減らしつつある中で、キハ183系一般車が登板しました。500番台や1500番台といった機関換装未施工車は数を減らしており、それが今回の代走の編成にも表れていると思います。
一方、ノースレインボーエクスプレスもかつては登板機会が多かったですが、今年の苗穂工場出場後は、特急「ニセコ号」で運行したぐらいで目立った動きはありません。一部号車で冷房機器の不具合を抱えていると聞きますから、今後はニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスのように最低限の多客臨に使用して長持ちさせていく方針なのかもしれませんね。




最後に、昨日のキハ183系の編成の様子を。
外装は腐食して全体的に疲れた感じがありました。運行上問題ありませんが、あまりにも酷いと一般の利用客からすれば印象は決して良くありません。函館運輸所(函ハコ)に所属し、特急「北斗」で使用されていた際は綺麗に使用されていだけに残念です。
道南方面と道北方面で気候は異なり、前者の方がアドバンテージがあることは言うまでもありませんが、使用し続けるからには、可能な限り綺麗な状態を維持してほしいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
明日から再び始まるはまなす編成による宗谷線特急! 2021/11/15
-
【代走レポート】11月9日の上りの特急「宗谷」をキハ183系一般車で代走 2021/11/10
-
キハ261系5000番台ラベンダー編成の宗谷線特急充当が終了 2021/11/03
-