日高本線の鵡川~様似間廃止に伴って廃止された日高本線・新冠駅
駅 - 2021年12月01日 (水)
今回は予約投稿記事です。
今年の6月まで、日高本線の廃止された区間の駅について順次紹介していましたが、記事作成の時間が確保できず、節婦駅までで一旦中断していました。
およそ半年ぶりになりますが、また新冠駅から再開していきます。今年中には紹介を終わらせる予定です。よろしくお願いします。

ということで、新冠駅から紹介していきたいと思います。「にいかっぷ」と読みます。北海道では「冠」の漢字で「かっぷ」と読む地名が複数あります。「愛冠」は足寄町と厚岸町の愛冠岬が有名です。前者はかつて北海道ちほく高原鉄道(ふるさと銀河線)の駅として設置されていました。
また、石勝線にも「占冠駅」(しむかっぷえき)があります。北海道の難読駅名の1つに含まれることがあり、管理者が最初に読み方を知ったのは小学校3年生でした。最初はちんぷんかんぷんでしたけどね。
話題は戻りますが、日高本線の沿線で主要というか、大きなエリアというのは、新冠、静内、浦河です。その中でも新冠と静内は隣接しており、殺風景だった日高本線に急に巨大都市が現れたような、そんな雰囲気になります。
日本全国からしたら規模としてそこまで大きくありませんが、いかんせん周辺に何もないので、そのように感じてしまいます。


規模の大きそうな駅ですが、実は1980年代の時点で既に無人化されていました。駅ホームもかつては1面2線の交換可能駅で、転轍機なども残っていたようですが、それら設備も既に撤去されており、棒線駅となっていました。
駅舎は1999年に改築されており、同時に苫小牧方に移転され、「出会いと憩いのセンター」と名付けられた町の施設となっており、バリアフリートイレも設置されています。


駅周辺は国道から少し離れているため、住宅街の中に設置されているような感じです。廃止前から踏切設備が撤去されており、こうした様子をみると、たとえ現役の鉄道路線だったとしても、復活は閉ざされたと感じてしまいますよね。
やはり、何年も放置されたあたり、たとえ存続を表明していた自治体だったとしても、その本気度は微塵も感じませんでした。残したとしても結果は既にわかりきっており、どの方面からも結局は「誰が金を出すか」になるわけです。
どの方面からもそれが「NO」であれば、諦めざるを得ませんでした。本来であれば、道や国がこの問題に介入し、早急に方針を決定するようリーダーシップを執るのが筋だと思いますが、結局はこちらも責任逃れで、話題に触れるだけで、結局結論はJR北海道と沿線自治体に委ねるような方法しか執らなかったのです。
自家用車も増え、日高道も延伸が進んでおり、利用状況からみても、鉄道が本当に必要だったかどうかを問うレベルです。今後日高本線のような問題は日本全国で起こってくると思いますが、決して日高本線のように長期間置き去りにすることなく、方針を執り決めて判断してほしいと思います。
昨今だったら九州の肥薩線でしょうか?ほぼ新しく線路を敷設するようなものですが、それも早急な判断が必要です。
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ということで、新冠駅から紹介していきたいと思います。「にいかっぷ」と読みます。北海道では「冠」の漢字で「かっぷ」と読む地名が複数あります。「愛冠」は足寄町と厚岸町の愛冠岬が有名です。前者はかつて北海道ちほく高原鉄道(ふるさと銀河線)の駅として設置されていました。
また、石勝線にも「占冠駅」(しむかっぷえき)があります。北海道の難読駅名の1つに含まれることがあり、管理者が最初に読み方を知ったのは小学校3年生でした。最初はちんぷんかんぷんでしたけどね。
話題は戻りますが、日高本線の沿線で主要というか、大きなエリアというのは、新冠、静内、浦河です。その中でも新冠と静内は隣接しており、殺風景だった日高本線に急に巨大都市が現れたような、そんな雰囲気になります。
日本全国からしたら規模としてそこまで大きくありませんが、いかんせん周辺に何もないので、そのように感じてしまいます。


規模の大きそうな駅ですが、実は1980年代の時点で既に無人化されていました。駅ホームもかつては1面2線の交換可能駅で、転轍機なども残っていたようですが、それら設備も既に撤去されており、棒線駅となっていました。
駅舎は1999年に改築されており、同時に苫小牧方に移転され、「出会いと憩いのセンター」と名付けられた町の施設となっており、バリアフリートイレも設置されています。


駅周辺は国道から少し離れているため、住宅街の中に設置されているような感じです。廃止前から踏切設備が撤去されており、こうした様子をみると、たとえ現役の鉄道路線だったとしても、復活は閉ざされたと感じてしまいますよね。
やはり、何年も放置されたあたり、たとえ存続を表明していた自治体だったとしても、その本気度は微塵も感じませんでした。残したとしても結果は既にわかりきっており、どの方面からも結局は「誰が金を出すか」になるわけです。
どの方面からもそれが「NO」であれば、諦めざるを得ませんでした。本来であれば、道や国がこの問題に介入し、早急に方針を決定するようリーダーシップを執るのが筋だと思いますが、結局はこちらも責任逃れで、話題に触れるだけで、結局結論はJR北海道と沿線自治体に委ねるような方法しか執らなかったのです。
自家用車も増え、日高道も延伸が進んでおり、利用状況からみても、鉄道が本当に必要だったかどうかを問うレベルです。今後日高本線のような問題は日本全国で起こってくると思いますが、決して日高本線のように長期間置き去りにすることなく、方針を執り決めて判断してほしいと思います。
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