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日高本線の鵡川~様似間廃止に伴って廃止された日高本線・日高東別駅

今回は日高本線の日高東別駅についてです。

海岸線を走るイメージの多い日高本線ですが、その中でも数少ない山側というか、内陸の駅です。







ホームは1面1線ですが、待合室はありました。ただ、ドアがついていないので、強風の際は列車が来るまで大変そうでした。

日高本線の場合、交換設備を有していた駅が多いですが、日高東別駅については、当初から棒線駅だったようです。1990年頃は1日40人程度利用があったそうですが、晩年の特定の平日における平均乗車人員は2~3名ほどになっていました。

晩年は代行バスは上下1往復は当駅を通過したようです。



駅周辺は小集落となっており、特に何もありません。



駅裏の牧草地が広がり、こちらも特に何もありません。



廃止された日高本線の駅の中で、特に印象的だったのが日高東別駅で、近所のおばあちゃんだと思いますが、駅舎の掃除の際と遭遇しました。

列車は来ることはなく、代行バスはやってくるものの、待合室として活用するのも年に数回レベルなのに、こうやってほぼ毎日だと思いますが、駅舎の手入れをしてくれる。管理者にとってはとても印象に残る出来事でした。

管理者としては、廃止になるのだから、そこまで手入れする必要がないという、今どきの合理的な考え方を持っていますが、こういう人情ある方というのはなかなかいないものです。

誰も見ているわけでもなく、褒められることでもないですが、こういう1つ1つの積み重ねが愛される人間になるのだと思います。こういう方の後ろ姿を見て生きて行こうと感じる次第でした。


続きます。












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コメント
10973: by 龍 on 2021/12/13 at 01:49:19 (コメント編集)

日高本線に並行して建設が進む日高自動車道は、2018年4月21日時点で苫小牧東IC〜日高厚賀IC間が開通しています。苫小牧東ICが道央自動車道と接続するジャンクション(JCT)と本線料金所(TB)を兼ねており、苫小牧東IC〜沼ノ端西IC間がNEXCO東日本管轄の有料区間、それ以外は北海道開発局管轄の無料区間となっています。現時点では日高厚賀IC〜静内IC(仮称)間が事業化されており、そのうち日高厚賀IC〜新冠IC(仮称)間が2025年度に開通する予定です。

事業化されていない区間については、静内IC(仮称)〜新ひだか町三石間の概略ルートおよび構造の検討(計画段階評価を進めるための調査)及び計画段階評価が2019年度から実施されており、2021年度中に計画段階評価が完了する予定です。2021年11月には3つの整備案が提示され、現道(国道235号)や各市街地からのアクセス性を重視し、なおかつ津波浸水予測区域を回避するという観点から、現道やかつての日高本線よりも内陸部に別線で建設することが決定しました。ICの位置は静内・東静内・三石の各市街地付近に3ヶ所が検討されています。

この他、新ひだか町三石〜浦河町間についても、2021年度から概略ルートおよび構造の検討を実施しており、事業化に向けての動きは着実に進んでいます。

10977: by 管理人 on 2021/12/15 at 00:10:53

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

節婦駅で、路線が廃止されるにも関わらず、日高道が延伸工事中の不思議な様子を見ました。

高波・津波対策で国道や日高本線よりも内陸で建設が進められ、節婦駅周辺では地上からかなり高い位置に設けられるようです。日高道が延伸されれば、より利用者が増え、延伸開業区間までの国道離れも進みそうです。

日高道は一度利用したことがありますが、けっこう利用が多いのには驚きました。道北方面では無料通行区間が多いですが、人口そのものが少ないので車の往来は少ないです。管理者の中では、北海道の地方の高速道路やバイパスはほぼ意味のないものと思っていますが、物流も多いせいか、高速道路の必要性が道北方面と比べて非常に大きいことがわかりました。

最終的には浦河あたりまで延びると思いますが、たとえ日高本線が残っていたとしても、高速道路ができてしまっては、現在の石勝線や根室本線のように窮地に立たされることは言うまでもないので、いずれにしても時間の問題でしたね。

詳しい情報ありがとうございました。

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