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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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日高本線の鵡川~様似間廃止に伴って廃止された日高本線・様似駅

今回は予約投稿記事です。

日高本線の終着様似駅について。今回で廃線区間の駅紹介は終わりになります。なんとか12月中までに終わらせることができました。







前回の記事の最後で記載しましたが、ローカル路線バス乗継旅で様似駅が出ていて、一度行ってみたいと思っていた駅です。



様似駅の向こうは行き止まりです。かつては広尾線と結ぶ計画があったようですが、結局実現せずに行き止まりとなってしまいました。



ホームは1面1線の地上駅で側線もありました。

静内駅管理の簡易委託駅で、駅の隣に様似町の観光案内所が併設されています。始発列車運行のため、夜間滞泊も設定されていました。





駅舎内や駅前はこのような感じ。駅前は少し賑やかですが、まだ列車が乗り入れていた頃から、1日における平均乗車人員は8人で、代行バスになって以降はさらに減り、4~5人程度となっていたようです。路線バスが充実しており、鉄道利用は少なかったようです。

例えば、えりも岬へ行くにしても、鉄道に乗って行く利点はなく、自家用車か路線バスになります。様似止まりというのも中途半端で、例えば観光として鉄道を利用するにも難しかったと思います。



ということで、日高本線の廃止になった区間の駅を全てお伝えしました。元々赤字のローカル線でしたが、日高本線の一部区間が不通になるまでは、一応JR北海道も存続の意志はありました。しかし、台風という自然災害の影響で鉄路は寸断されてしまい、復旧には莫大な費用がかかることから、復旧を断念し、影響が少なく、且つ拠点である苫小牧~鵡川間だけ存続した形となりました。

九州でも近年自然災害に見舞われ、現在も一部路線が不通となっています。中には、復旧するためには、線路を新たに敷設するような大規模な復旧工事・費用が必要とも報道などで確認しました。観光路線が含まれているとはいえ、果たして、莫大な費用を充ててまで復旧する必要があるのか難しいところです。

九州の場合は北海道と状況が似ており、もっと県や沿線がもっとこの問題について介入すべきだと思いますが、やはり利用に見合う採算という障害があります。解決策としては、やはりお金ですよね。

日高本線もお金があれば復旧できたんです。最終的にはやはりお金なんです。お金があれば全て解決できたんです。日高本線をみても、「やはり金か!」と報道が出る度に管理者は思っていました。

お金はJRと道と沿線自治体の関係をも悪化させる魔物のようなものです。我々はそれに踊らされず、対等に適切な判断ができることが大切です。










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コメント
11000:お金がない割に。 by 天寧 on 2021/12/27 at 19:54:57 (コメント編集)

こんばんは。
私は現在品川に住んでいるのでJR北海道の懐事情には少し疎いのですが、そんなにお金がないのでしょうか?その割には高価なキハ261系やH100形の大量生産が景気良く行なわれていたり、かつての好調だったインバウンド需要に目を付けてもうすぐJRじゃなくなってしまう函館駅近くにホテルJRインを経営したりして理解に苦しみます。大赤字であろう留萌本線の廃止の話も東京ではほとんど聞こえてきませんし、根室本線の一部区間もおそらくはもう復旧の見込みや意思がないと思われるのに代行バスで持続しているし・・。私の情報が不足しているだけなのかもしれませんがJR北海道は本当に窮地に陥っているのでしょうか。国や道に援助をこぎつけ、261系やH100を買ってもらっている?と勘繰りたくなるようなよく分からない経営をしているように感じます。スミマセン、様似駅と関係のない話題で・・。

11005: by 管理人 on 2021/12/29 at 23:32:36

>>「天寧」さん、コメントありがとうございます。

一見潤っているように見えますが、ほとんどが国からの支援です。車両費と維持可能な路線の設備の修繕などはこちらから賄います。一方で、単独で維持不可な路線は、支援対象外となっています。JR北海道が維持費を支出していたはずです。

支援金がなければ、車両も買えず、古い車両を使い続けるだけです。但し、維持費がかかり、場合によっては部品調達が困難になりますから、本数をどんどん減らしていき、やがては列車を運行することができなくなります。

本数を減らすことはコスト削減につながるかもしれませんが、逆に収益も減少することを意味します。極端に本数を減らしてもマズいので、列車を運行させなければならないのです。そのためには新しい車両を投入しなければならず、古い車両を使い続ける場合となれば、反って維持費がかかる場合もあるのです。

留萌本線の話題は、道民でも関心が薄く、存廃問題はホントに地元だけで行われている感じです。不通となっている区間も保留状態です。まず、北海道の問題として取り上げなければならないのに、関心もなければ、存廃問題について大きく取り上げられることもありません。本来であれば、国や道がもっと介入すべきなのに、それすらもないんです。結果はわかりきっているのに、沿線自治体がごねているだけなのです。

留萌本線の問題は、深川市なんかは「残しても、残さなくても・・・」っていう感じのはずですよ。どちらにしても深川市にメリットはありませんからね。

自治体はごねる、かといって廃止の強行策を出せば、マスコミが煽り立て、国交相からも注意を受けて以前のように社長が報道機関を通じて謝罪するという公開処刑が待っています。この流れを何とかしなければ、JR北海道に先はないです。

要はどこも責任転嫁なのです。その最終的な責任がほぼ全てJR北海道になるのです。この流れがなければ、もっと不採算路線の整理はできるだろうし、こんなにも国が支援することはないと思いますよ。

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