「SL冬の湿原号」の牽引機が復帰できず、2月いっぱいもディーゼル機関車牽引へ
臨時列車 - 2022年01月31日 (月)
皆さまに残念なお知らせ。


本日付でJR北海道から発表されましたが、牽引機の不具合でディーゼル機関車牽引となっていた「SL冬の湿原号」ですが、今後も当面の間は復帰できず、2月いっぱいの運転日もディーゼル機関車牽引になるようです。
不具合箇所はピストンリングということで、1月15日の試験運転時、釧路運輸車両所(釧クシ)から釧路駅へ出発する際に不規則な排気音が発生していたことから、直ちに運転を中止しました。先日の全般検査において新しく製作した部品でした。
その後再度ピストンリングを新規製作し、試運転を実施したところ、再びピストンリングが割損しました。ということで、解体・分解整備を実施する必要があり、2月いっぱいの運転がディーゼル機関車牽引となります。
今回新たにわかったことは、直接の原因はピストンリングではないということ。今回はピストンリングを新たに製造して交換しただけなので、不具合箇所も絞られてくるはずです。
これは以前記載したことですが、ピストンリングが破損すれば、基本的にシリンダーやピストンの劣化なども視野に入れないといけません。そのため、ピストンリングの交換作業のみならず、分解整備という大がかりな作業を実施した方がよいです。
分解整備となれば時間を要します。しかも、車齢80年を超えるSLであり、熟練の整備士によって丁寧に実施しなければなりません。原因が判明されたり、復帰のめどがついたらホームページのニュースリリースで発表されるはずですが、昨日までその様子もありませんでした。
最低でも分解整備は実施する必要があると思い、そうなれば復帰までに時間を要します。2月以降も一部日程はディーゼル機関車牽引になるとほぼわかりきっていたんですけどね。
2月の運転もディーゼル機関車牽引になるということで、JR北海道から今後の対応についても発表されています。
・2月27日(日)までの指定席券は明日の5時から発売開始となります。ただし、指定席券売機やえきねっとでは対応していないので、みどりの窓口での対応となります。
・3月4日(金)以降の運転日の指定席券の発売も見合わせており、決まり次第お知らせする予定です。
・ディーゼル機関車牽引の場合は指定席料金は530円となります。
・ディーゼル機関車牽引を理由に、乗車を中止する場合は手数料無料で払い戻しが可能です。
・購入済みの指定席券でディーゼル機関車で牽引運転の場合は乗車終了後に差額が払い戻しとなります。
・運行区間や運行時刻、車内販売や乗車証明書の配布などの車内サービスの変更はありません。
SL冬の湿原号は2月が一番盛り上がります。理由は2月上旬から中旬にかけて平日でも運転され、鉄道ファンはそこをめがけて釧路エリアで数日間滞在します。管理者も昨年それを実施して流氷物語号とともに冬の道東を楽しんできました。
今年は3月以降も週末を中心に運転計画がありますが、逆に3月のように春が近くなってくると、雪融けなどの影響で釧網本線の一部区間が水没して列車の運転ができなくなるケースもあります。釧路川の名スポットも氷が張らない写真になってしまうでしょう。ですが昨年は2月でも氷が張らずに「あちゃー↴↴」って感じでしたけどね。
逆に水面に浮かぶSL冬の湿原号を撮影できたり、釧路川で復路を撮影した後、日没が繰り下がっている関係で幣舞橋の夕日も眺めることができるので、それはそれで3月も楽しめるはずです。
まん延防止等重点措置の影響もあり、管理者は今年は3月に計画しています。管理者としてはディーゼル機関車牽引の方が珍しいので、今シーズン全ての日程でディーゼル機関車牽引で運転してくれたら有難いです。
ディーゼル機関車牽引だと、人気のない復路も撮影者でいっぱいとのことなので、それはそれで「嫌だなぁ~」って感じもあります。
今年はコロナの感染拡大に続き、SL冬の湿原号も半ばコロナにかかったようなものでダウンしていますが、行かれる方は感染対策を十分に実施したうえで楽しんでください。
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本日付でJR北海道から発表されましたが、牽引機の不具合でディーゼル機関車牽引となっていた「SL冬の湿原号」ですが、今後も当面の間は復帰できず、2月いっぱいの運転日もディーゼル機関車牽引になるようです。
不具合箇所はピストンリングということで、1月15日の試験運転時、釧路運輸車両所(釧クシ)から釧路駅へ出発する際に不規則な排気音が発生していたことから、直ちに運転を中止しました。先日の全般検査において新しく製作した部品でした。
その後再度ピストンリングを新規製作し、試運転を実施したところ、再びピストンリングが割損しました。ということで、解体・分解整備を実施する必要があり、2月いっぱいの運転がディーゼル機関車牽引となります。
今回新たにわかったことは、直接の原因はピストンリングではないということ。今回はピストンリングを新たに製造して交換しただけなので、不具合箇所も絞られてくるはずです。
これは以前記載したことですが、ピストンリングが破損すれば、基本的にシリンダーやピストンの劣化なども視野に入れないといけません。そのため、ピストンリングの交換作業のみならず、分解整備という大がかりな作業を実施した方がよいです。
分解整備となれば時間を要します。しかも、車齢80年を超えるSLであり、熟練の整備士によって丁寧に実施しなければなりません。原因が判明されたり、復帰のめどがついたらホームページのニュースリリースで発表されるはずですが、昨日までその様子もありませんでした。
最低でも分解整備は実施する必要があると思い、そうなれば復帰までに時間を要します。2月以降も一部日程はディーゼル機関車牽引になるとほぼわかりきっていたんですけどね。
2月の運転もディーゼル機関車牽引になるということで、JR北海道から今後の対応についても発表されています。
・2月27日(日)までの指定席券は明日の5時から発売開始となります。ただし、指定席券売機やえきねっとでは対応していないので、みどりの窓口での対応となります。
・3月4日(金)以降の運転日の指定席券の発売も見合わせており、決まり次第お知らせする予定です。
・ディーゼル機関車牽引の場合は指定席料金は530円となります。
・ディーゼル機関車牽引を理由に、乗車を中止する場合は手数料無料で払い戻しが可能です。
・購入済みの指定席券でディーゼル機関車で牽引運転の場合は乗車終了後に差額が払い戻しとなります。
・運行区間や運行時刻、車内販売や乗車証明書の配布などの車内サービスの変更はありません。
SL冬の湿原号は2月が一番盛り上がります。理由は2月上旬から中旬にかけて平日でも運転され、鉄道ファンはそこをめがけて釧路エリアで数日間滞在します。管理者も昨年それを実施して流氷物語号とともに冬の道東を楽しんできました。
今年は3月以降も週末を中心に運転計画がありますが、逆に3月のように春が近くなってくると、雪融けなどの影響で釧網本線の一部区間が水没して列車の運転ができなくなるケースもあります。釧路川の名スポットも氷が張らない写真になってしまうでしょう。ですが昨年は2月でも氷が張らずに「あちゃー↴↴」って感じでしたけどね。
逆に水面に浮かぶSL冬の湿原号を撮影できたり、釧路川で復路を撮影した後、日没が繰り下がっている関係で幣舞橋の夕日も眺めることができるので、それはそれで3月も楽しめるはずです。
まん延防止等重点措置の影響もあり、管理者は今年は3月に計画しています。管理者としてはディーゼル機関車牽引の方が珍しいので、今シーズン全ての日程でディーゼル機関車牽引で運転してくれたら有難いです。
ディーゼル機関車牽引だと、人気のない復路も撮影者でいっぱいとのことなので、それはそれで「嫌だなぁ~」って感じもあります。
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