徐々に復旧してきた札幌圏~今シーズンの輸送障害は来年度以降の課題へ
輸送障害 - 2022年02月10日 (木)
札幌圏も大幅に本数を減らして運行していますが、徐々に復旧した路線が増えてきました。
本日18時頃より、学園都市線の札幌~北海道医療大学間が運転再開となりました。一部列車は途中のあいの里公園などで折り返し運転を行っています。1時間に1本程度の運転で、こちらも完全復旧とはならず、大幅に本数を減らして運行しています。
予想以上の積雪で、限度を超えてしまえば、JR北海道も対応することが困難な場合があります。それでも冬季における雪対策は実施しなければなりません。1月と2月のドカ雪を踏まえて、JR北海道は来年度以降の雪対策について、さらに多くを盛り込まなければならなくなりそうです。
今回のようなドカ雪は国鉄分割民営化から昨今まで何度もありました。その困難な状況でも最終的に運転再開・復旧させてきたのです。
しかし、昔とは異なり、社員数は半分以下になり、DE15形などの大型のラッセル車も国鉄分割民営化直後から徐々に減り続け、現在は継承した両数が半分になってしまいました。老朽化が著しく、ついには除雪機が確保できなくなったため、この影響が「流氷ノロッコ号」の廃止につながり、牽引機がラッセル車に回されるという形になりました。
代替機というのは製造されておらず、正確にはモーターカーなどが配備されており、それが事実上の代替機となっています。より細かいエリアまで除雪ができるという点では、モーターカーなどが優れているでしょう。しかし、やはり大型の除雪車というのは、モーターカーとは威力が違い、豪雪を伴う路線ではやはり古くても大型のラッセル車が現在も稼働しています。
JR北海道が冬季になると、毎年のように除雪作業員を募集します。7日は1100人を動員して除雪作業を実施しましたが、昔はこれが社員で実施されていたとなると、1100人いてもやはり足りないわけです。
かといって、体力を伴う重労働なので、誰しもができる作業ではないのです。人集めにも苦労しますよね。
最後に2月11日(金)の運転計画です。以下のとおりです。
【JR北海道の明日2月11日(金)の運転計画 札幌圏】
函館本線、千歳線、学園都市線では、通常の5割程度の本数で運転となります。学園都市線は、除雪作業が本日中に終了する見込みとなったため、明日は6時30分頃から全線での再開となります。
【JR北海道の明日2月11日(金)の運転計画 東室蘭・函館方面の特急列車】
運行する特急北斗・特急すずらんは以下のとおりです。
【札幌発→東室蘭・函館方面】
・特急北斗12号
・特急すずらん6号
・特急すずらん12号
【函館・東室蘭発→札幌方面】
・特急北斗3号
・特急すずらん11号
・特急北斗21号
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する帯広・釧路方面の特急列車】
【札幌発→帯広・釧路方面】
・特急おおぞら3号
・特急おおぞら7号
・特急とかち7号
【釧路・帯広発→札幌方面】
・特急とかち4号
・特急おおぞら4号
・特急おおぞら10号
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する稚内・網走方面の特急列車】
全ての特急列車が運行されます。但し、特急オホーツク2号と特急オホーツク3号は、札幌〜旭川間が運休となります。また、特急サロベツ、特急大雪に接続する特急ライラックの一部が運休となりますのでご注意ください。
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する特急カムイ・特急ライラック】
【札幌→旭川】
1号、3号、11号、15号、19号、27号、33号、41号、45号
【旭川→札幌】
4号、10号、16号、22号、26号、32号、40号、46号、48号
明日から一部で特急列車の運転も再開されます。しかし、函館方面の列車は本数が少ないです。特急サロベツ、特急大雪については、通常は旭川駅で特急ライラックとの接続を図りますが、特急ライラックの運休で同一ホームで乗り換えができない場合がありますのでご注意ください。
少しづつ運転が戻ってきたJR北海道。この様子だと、週明けには通常運転に戻れそうです。
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本日18時頃より、学園都市線の札幌~北海道医療大学間が運転再開となりました。一部列車は途中のあいの里公園などで折り返し運転を行っています。1時間に1本程度の運転で、こちらも完全復旧とはならず、大幅に本数を減らして運行しています。
予想以上の積雪で、限度を超えてしまえば、JR北海道も対応することが困難な場合があります。それでも冬季における雪対策は実施しなければなりません。1月と2月のドカ雪を踏まえて、JR北海道は来年度以降の雪対策について、さらに多くを盛り込まなければならなくなりそうです。
今回のようなドカ雪は国鉄分割民営化から昨今まで何度もありました。その困難な状況でも最終的に運転再開・復旧させてきたのです。
しかし、昔とは異なり、社員数は半分以下になり、DE15形などの大型のラッセル車も国鉄分割民営化直後から徐々に減り続け、現在は継承した両数が半分になってしまいました。老朽化が著しく、ついには除雪機が確保できなくなったため、この影響が「流氷ノロッコ号」の廃止につながり、牽引機がラッセル車に回されるという形になりました。
代替機というのは製造されておらず、正確にはモーターカーなどが配備されており、それが事実上の代替機となっています。より細かいエリアまで除雪ができるという点では、モーターカーなどが優れているでしょう。しかし、やはり大型の除雪車というのは、モーターカーとは威力が違い、豪雪を伴う路線ではやはり古くても大型のラッセル車が現在も稼働しています。
JR北海道が冬季になると、毎年のように除雪作業員を募集します。7日は1100人を動員して除雪作業を実施しましたが、昔はこれが社員で実施されていたとなると、1100人いてもやはり足りないわけです。
かといって、体力を伴う重労働なので、誰しもができる作業ではないのです。人集めにも苦労しますよね。
最後に2月11日(金)の運転計画です。以下のとおりです。
【JR北海道の明日2月11日(金)の運転計画 札幌圏】
函館本線、千歳線、学園都市線では、通常の5割程度の本数で運転となります。学園都市線は、除雪作業が本日中に終了する見込みとなったため、明日は6時30分頃から全線での再開となります。
【JR北海道の明日2月11日(金)の運転計画 東室蘭・函館方面の特急列車】
運行する特急北斗・特急すずらんは以下のとおりです。
【札幌発→東室蘭・函館方面】
・特急北斗12号
・特急すずらん6号
・特急すずらん12号
【函館・東室蘭発→札幌方面】
・特急北斗3号
・特急すずらん11号
・特急北斗21号
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する帯広・釧路方面の特急列車】
【札幌発→帯広・釧路方面】
・特急おおぞら3号
・特急おおぞら7号
・特急とかち7号
【釧路・帯広発→札幌方面】
・特急とかち4号
・特急おおぞら4号
・特急おおぞら10号
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する稚内・網走方面の特急列車】
全ての特急列車が運行されます。但し、特急オホーツク2号と特急オホーツク3号は、札幌〜旭川間が運休となります。また、特急サロベツ、特急大雪に接続する特急ライラックの一部が運休となりますのでご注意ください。
【JR北海道の明日2月11日(金)に運行する特急カムイ・特急ライラック】
【札幌→旭川】
1号、3号、11号、15号、19号、27号、33号、41号、45号
【旭川→札幌】
4号、10号、16号、22号、26号、32号、40号、46号、48号
明日から一部で特急列車の運転も再開されます。しかし、函館方面の列車は本数が少ないです。特急サロベツ、特急大雪については、通常は旭川駅で特急ライラックとの接続を図りますが、特急ライラックの運休で同一ホームで乗り換えができない場合がありますのでご注意ください。
少しづつ運転が戻ってきたJR北海道。この様子だと、週明けには通常運転に戻れそうです。
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