fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

キハ183系復刻塗装車への準備が進む

先日確認した車体をパテで補修中のキロ182形のハイデッカーグリーン車。



夕刻で日陰で雪もパラパラ降っていましたが、その様子を確認できました。車体の凸凹を埋める作業です。

車体の窓枠の周りやドアの下部などを中心にパテを塗っていきます。乾燥させて紙やすりで研磨してを4~5回ほど繰り返します。そしてようやく車体の表面が平らに滑らかになります。1両仕上げるのに2日前後かかるようです。

なかなかこうした車体補修中の様子を確認することはありません。

この車体の補修は全般検査だったり、車両の外装を大きく変えたりする際によく見られます。

実は・・・



「いまこそ輝け!北の大地のキハ183系」キャンペーンが実施されています。そのキャンペーンの1つとして現在活躍しているキハ183系の一部車両をデビュー当時の塗装に復刻させます。

キハ183系初期車は、道の駅「あびらD51ステーション」で展示されているように、最初は国鉄色でしたが、1986年デビューの後期型では、初期は白とオレンジのラインを基調とした塗装でした。その塗装へ先頭車1両、グリーン車1両の計2両を復刻させます。

苗穂工場に入場している時期的にも、写真のハイデッカーグリーン車が復刻塗装対象車両になると予想しています。転落防止幌が設置されていないので、ハイデッカーグリーン車については500番台から1両ということになるのでしょう。

登場時期は2月から3月にかけて。この様子だと、早くても2月下旬からのデビューになりそうです。撮影日の2月3日にキハ183系の先頭車が2両ほど苗穂工場に入場したので、おそらくその中からもう1両復刻塗装車が誕生すると予想しています。

なので、ハイデッカーグリーン車の方が先に営業運転に入るかもしれませんね。


「オホーツク」の復刻ヘッドマーク同様、こちらもいつまで復刻塗装が見られるかは未定です。本州方面では、こうした復刻塗装イベントは引退の予兆とされており、キハ183系も初期車や車齢を考慮すると、引退の時期が迫っていることは言うまでもありません。3月のダイヤ改正では、唯一定期運用がある石北特急には変化がないので、少なくとももう1年はキハ183系の活躍が見られそうです。

札幌圏大雪の影響で網走方面の特急にも、流氷観光シーズン真っただ中でラベンダー編成も応援に入っているにも関わらず、運休で大きな影響が出てしまいました。流氷観光シーズンに間に合うかどうか不明ですが、早く復刻塗装車を見てみたいですね。











↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
11098:はじめまして by キハ143 on 2022/02/14 at 15:59:40

全ての塗装を剥がして塗り直す訳では無いのですね。確かに昔、今の塗装の下にオリジナルの塗装の跡がハッキリ判る車両がありました。塗装全剥がしは全般検査の時なんですね。

11100:キハ183のNから1両でしょうか by 千葉日台 on 2022/02/14 at 22:49:04

NNは1990年に新製なので復刻塗装で登場していないと思われます。復活させるとなるとNでしょうか。サロベツ崩れになるか北斗からの転籍組になるのかは解りませんが。

キハ183、そしてキハ40はそんなに長くはないでしょう。キハ54も路線自体が減ればお役が無くなる事も考えられます。もう1年と暫くすると北海道の車両配置はがらりとかわるのでしょうね。

11105: by 管理人 on 2022/02/16 at 23:09:22

>>「キハ143」さん、コメントありがとうございます。

はじめまして。

基本的には部分補修だと思います。ただ、381系の「やくも」で国鉄色へ復刻塗装されることになりました。ニュースをみていると、ほぼ全面にパテを塗っていたので、そうした特別の催しの際は、やはり車体全体を補修するのだと思います。

キハ183系も昔の塗装が見えるときがありますよね。そういうのは基本的には部分補修が実施されてきたのだと思います。逆に復刻塗装車で塗膜劣化で剥がれれば、HET色が出てくることになりますよ。

下に隠れてしまえば、古い塗装があってもなくてもどうでもいいということなんでしょう。その方が作業工程が省かれて時間も短縮されるのでいいことばかりですよね。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

11107: by 管理人 on 2022/02/16 at 23:28:15

>>「千葉日台」さん、コメントありがとうございます。

先頭車が8550番台で原番が1550番台なので、先頭車はNN車です。グリーン車は500番台から1両のはずなので、こちらは本当の意味での復刻塗装が実現します。

キハ40とキハ183は将来的にそう長くはないと思います。H100形が釧路に大量に配備されれば、状態の良いものは転属となり、1700番台から初めて老朽廃車が出そうです。

キハ54形の場合、車体がステンレスでメンテナンスしやすいのと、台車や機関は換装しており、おそらくこちらも長期使用を想定したものだと思います。キハ40形がなくならない限りは、キハ54形の廃車はないと思います。逆にキハ150形は冷房非搭載車両もあって、こちらの方が気になります。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

▼このエントリーにコメントを残す