定期運用離脱後のキハ283系
キハ283系 - 2022年03月14日 (月)
ダイヤ改正を前に、定期営業運転を終了したキハ283系。日に日にその後の動向について注目されています。

一部車両は既に苗穂工場に入場している一方で・・・

おそらく今まで配置されたことのない苗穂運転所(札ナホ)にもその姿が確認されています。
ちなみに、ダイヤ改正前日の特急「おおぞら6号」運行終了後、充当されたキハ283系はそのまま苗穂運転所(札ナホ)入りし、当日の特急「おおぞら12号」に使用された編成も、一旦は札幌運転所(札サウ)入りしたものの、翌日の深夜に苗穂運転所(札ナホ)に向けて回送されたようです。
苗穂運転所(札ナホ)に出入りする様子はダイヤ改正前に度々確認されており、その動向に注目が集まっていました。今回も一旦苗穂運転所(札ナホ)に集められているわけですが、何の目的であるかは不明で、結局1枚目の写真の車両のように、その後苗穂工場へ移動する車両もあります。
おそらく苗穂工場で現在待機している車両については、お役御免になったとみて予想していいでしょう。
前回の記事でも記載していますが、石北特急への転用説もささやかれています。何故そのような話題で盛り上がっているかというと、中期経営計画において、キハ261系1000番台の投入予定線区から石北特急は外れており、同時に先日のラベンダー編成をみてもわかるとおり、ヘッドマークや行先表示はステッカー対応、車内のインフォメーションボードも表示されないということで、これは現時点で石北特急への投入予定はないことを意味しています。
はまなす編成やラベンダー編成といった道内各方面で使用できる車両ですら用意されていないとすると、定期列車で使用する1000番台で用意されていない可能性が高いことは言うまでもありません。
しかし、中期経営計画において、来年度までにキハ183系を老朽取替予定としており、現状の運行体制を維持し続けるには、キハ183系とは別の車両が必要となります。
キハ261系でもないとすれば・・・となると、現在使用している車両の大半が2001年に登場し、経年が比較的浅いキハ283系を転用するのではないか、というのが話の流れです。
しかし、そのキハ283系もキハ183系と同じタイミングの来年度までに老朽取替を実施する予定としています。また、振り子式車両ゆえ、装備も特殊であり、車両メンテナンスにおいては通常の車両と比べると過大であり、整備に時間を要します。仮に車体傾斜をやめたとしても、保守整備を大きく省略することにはつながらないまま、維持し続けることになります。
前回の記事でも記載しましたが、社員数も減り、即戦力になる人材を必要としているJR北海道では、こうしたメンテナンスの過大な車両はもはや維持し続けることが難しく、後継車両に置き換えた方が効率が良いのです。
とはいえ、計画が変更になることはよくある話。日が経てば徐々に動向について明らかになってくるでしょう。臨時列車用として残すという意見もありますが、果たして・・・。
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一部車両は既に苗穂工場に入場している一方で・・・

おそらく今まで配置されたことのない苗穂運転所(札ナホ)にもその姿が確認されています。
ちなみに、ダイヤ改正前日の特急「おおぞら6号」運行終了後、充当されたキハ283系はそのまま苗穂運転所(札ナホ)入りし、当日の特急「おおぞら12号」に使用された編成も、一旦は札幌運転所(札サウ)入りしたものの、翌日の深夜に苗穂運転所(札ナホ)に向けて回送されたようです。
苗穂運転所(札ナホ)に出入りする様子はダイヤ改正前に度々確認されており、その動向に注目が集まっていました。今回も一旦苗穂運転所(札ナホ)に集められているわけですが、何の目的であるかは不明で、結局1枚目の写真の車両のように、その後苗穂工場へ移動する車両もあります。
おそらく苗穂工場で現在待機している車両については、お役御免になったとみて予想していいでしょう。
前回の記事でも記載していますが、石北特急への転用説もささやかれています。何故そのような話題で盛り上がっているかというと、中期経営計画において、キハ261系1000番台の投入予定線区から石北特急は外れており、同時に先日のラベンダー編成をみてもわかるとおり、ヘッドマークや行先表示はステッカー対応、車内のインフォメーションボードも表示されないということで、これは現時点で石北特急への投入予定はないことを意味しています。
はまなす編成やラベンダー編成といった道内各方面で使用できる車両ですら用意されていないとすると、定期列車で使用する1000番台で用意されていない可能性が高いことは言うまでもありません。
しかし、中期経営計画において、来年度までにキハ183系を老朽取替予定としており、現状の運行体制を維持し続けるには、キハ183系とは別の車両が必要となります。
キハ261系でもないとすれば・・・となると、現在使用している車両の大半が2001年に登場し、経年が比較的浅いキハ283系を転用するのではないか、というのが話の流れです。
しかし、そのキハ283系もキハ183系と同じタイミングの来年度までに老朽取替を実施する予定としています。また、振り子式車両ゆえ、装備も特殊であり、車両メンテナンスにおいては通常の車両と比べると過大であり、整備に時間を要します。仮に車体傾斜をやめたとしても、保守整備を大きく省略することにはつながらないまま、維持し続けることになります。
前回の記事でも記載しましたが、社員数も減り、即戦力になる人材を必要としているJR北海道では、こうしたメンテナンスの過大な車両はもはや維持し続けることが難しく、後継車両に置き換えた方が効率が良いのです。
とはいえ、計画が変更になることはよくある話。日が経てば徐々に動向について明らかになってくるでしょう。臨時列車用として残すという意見もありますが、果たして・・・。
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